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subtle  作者: 水野葵
28/46

One Way Crush

 ガラス瓶に揺れる砂糖菓子。

 (いぶか)しむキミ。ほほ笑むボク。


「友人にもらったんだ」


 可愛(かわい)いコでね、と軽口を(たた)く。

 キミはうんざりと息を吐いた。


「気持ちだってさ」


 永遠を誓う砂糖菓子。


 星屑(ほしくず)によく似た()()

 ()み砕かれるたびに

 (あま)やかな悲鳴をあげる。


「またお前は……」


 甘いだけの砂糖菓子。


 つまらない、と眉を寄せるキミに

 ボクはにこりと笑って瓶を振った。


「ひとつあげるよ」


 返事も待たずに抱き寄せる。

 舌先を使ってねじり込んだ。


「……どう?」


 甘いだけ。ただ、それだけ。


 あぁ、けれど ―――


「……口に刺さる」


 不好(まず)くはないが、とぼやくキミに

 ボクはまたにっこりとほほ笑んだ。


「甘いだけじゃつまらないでしょ?」


 ()いてくれたっていいだろうに。

日本語題:金平糖を贈る

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