表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
哲考所  作者: 歌川 詩季
21/43

第20考.袋の本質

 むかしは、ひらきっぱなしのトートバッグ、苦手だったんですが。



※noteにも転載しております。

 袋。


 透明なビニール袋に、これもビニールな白いレジ袋。

 布製のきんちゃくに、トートバッグも、袋ですね。


 ふつうの袋は、長方形(あるいは、等脚台形)をしていることと、思います。


 とじた三辺と。

 ひらいた一辺。



 そのひらいた一辺が「口」となり、そこからものをいれて。

 とじた三辺が、それをキャッチする。


 三辺がとじていなければ。

 ものをいれてはおけないし(せいぜい、はさんでいるだけ)。

 一辺がひらいていなければ。

 そもそも。ものを、そのなかにいれることすら、かないません。


 すなわち。


 閉塞(へいそく)と開放。


 袋は、相反するふたつの概念を内包しているのです。



 大切なことなので、もう一度、言いますよ。


 閉塞(へいそく)と開放。


 袋は、相反するふたつの概念を内包しているのです。



 ——袋、だけに!

 トートバッグだと、ジッパーしめないから。

 ちょっと、はみだすくらいつめこんでも、いいんですよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 閉塞と開放、相反の内包、、降参です。 何袋か、分からないっす。 私に語彙がないと思います。
[良い点] まさか、先生が、このような話を書かれているとは、驚きました。そう言えば、先生は、「法哲学」を学ばれたと言っておられましたね。 [気になる点] 無 [一言] 無
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ