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第20考.袋の本質
むかしは、ひらきっぱなしのトートバッグ、苦手だったんですが。
※noteにも転載しております。
袋。
透明なビニール袋に、これもビニールな白いレジ袋。
布製のきんちゃくに、トートバッグも、袋ですね。
ふつうの袋は、長方形(あるいは、等脚台形)をしていることと、思います。
とじた三辺と。
ひらいた一辺。
そのひらいた一辺が「口」となり、そこからものをいれて。
とじた三辺が、それをキャッチする。
三辺がとじていなければ。
ものをいれてはおけないし(せいぜい、はさんでいるだけ)。
一辺がひらいていなければ。
そもそも。ものを、そのなかにいれることすら、かないません。
すなわち。
閉塞と開放。
袋は、相反するふたつの概念を内包しているのです。
大切なことなので、もう一度、言いますよ。
閉塞と開放。
袋は、相反するふたつの概念を内包しているのです。
——袋、だけに!
トートバッグだと、ジッパーしめないから。
ちょっと、はみだすくらいつめこんでも、いいんですよね。




