第15考.漢字が好き
漢字、書けますか?
漢字って、面白いものです。
表意文字・表音文字・象形文字の特徴をもっています。
意味、発音、ものの形状を表す、文字や部位。さらにそれを組み合わせてできる、化学でいう化合物のような、複合的な漢字。
その中でも。偏で意味を、旁で音を表す漢字。
非常にオーソドックスですが、これがイオン結合に似ていると感じるのです。
例)「氵」(“水”の意味)+「包」(【ホウ】の音)
=「泡」
Na+(金属/陽イオン)+ Cl−(非金属/陰イオン)
→ NaCl(イオン性化合物)
似てませんか?
あ、でも「泡」の場合だと。「包」って音以外にも、意味も含んでそうですけど。空気を包むのが、泡ですもん。
ちょっと、脱線。
で、そんな漢字の性質が好きなんですが。個別に、とくに好きな漢字ってのが、いくつかあります。
学術的というより、感覚的な漢字論かもしませんが。
しばらくこの話題に、おつきあいいただけたらと思います。
※ 正確には、象形文字も、表意文字の一形態みたいですが。
ここでは、
「形状」を文字化したもの → 象形文字
「意味」じたいを記号化したもの →「狭義の」表意文字
として、扱っております。
もっといえば。
大半の象形文字は、文字化するプロセスで。もとの「絵」とかけ離れすぎていて。
我々にはもはや、象形的な機能を果たしていないものが、多いとさえ考えています。
文字化のプロセスが、断絶してしまえば。それは象形文字というより。
もとの「絵」から飛躍して、その「意味」のみを受け継いでいるのと変わらない。すなわちこれは、「狭義の」表意文字と同視すべき。
そんなこじつけで、しゃべらせていただいております。
読むほうはなんとか(汗)
夏休みの宿題だったり。
小テストの間違えた漢字だったり。
漢字ノートに、たっくさん書いたなぁ。




