表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】転生したけどやっぱり底辺ぽいので冒険者をやるしかなかった  作者: よぎそーと
その6 たぶん、次への一歩だと思われる何か

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

135/251

レベル115-2 下手な考えとは思いますが、無い知恵絞ってるんです

 一つ一つ考えていく。

 必要になる稼ぎと、それを為しえるために何が必要かを。

(まあ、人数とレベルは必要だよな)

 人がいなければ話しにならない。

 それも、使える人間でないとどうにもならない。

(となると、レベルの高い人間を集めるしかないよな)

 けど、そんな人間はとっくに自分達で活動している。

 わざわざトオルの所に来る必要はない。

 集められるのは、レベルの低い人間か新人しかいなくなる。

(まあ、そういうのを集めて鍛えるしかないか)

 それしかないだろう。

 もっと良い案があるかもしれないが、トオルに思いつくのはそれくらいだった。

(でもまあ、ろくでもない奴は入れないようにしないと……)

 怠け者や人間関係を悪くするような奴はいらない。

 どれほど仕事が出来ても、こういう連中がいると組織全体の効率を落とす。

 それらを入れる前段階で排除し、万が一入ってきてもすぐに追い出せるようにしないといけないだろう。

(やっぱり、規律とか規則を作らないとどうしようもないか)

 できれば自由に、和気藹々とやっていきたいものである。

 だが、越えてはいけない一線と、それを踏み外した場合の罰則が無ければ、不当な行為を押しとどめる事も出来ないだろう。

 そういうのが不要な人間もいるが、これらがないとどうしようもない人間もいる。

 世の中には性善説が適用できる人間もいれば、性悪説で対処するしかない輩も存在する。

(ま、駄目なら追い出せばいいか)

 そこは気楽に考える事にした。

 何せ先の話である。

 今はまだ細かく決めてもしょうがないかもしれないのだから。



(相手にしていくのは、もっと強力なモンスターになるかな)

 稼ぎを考えればそれは避けられない。

 安全に倒せるとはいえ、妖ネズミだけ相手にしていても限界がある。

 最初はそれだけでどうにかしていければと思っていたが。

(まあ、今の俺ならいけるかもしれないけど)

 一日で何百匹と倒す自信はある。

 レベルが上がった今ならそれも無理はない。

 もっとも、解体で人手が必要になるので、結局手取りはさほど上がらないだろう。

 倒した数を増やせば、解体に必要な人間も増えてしまう。

 解体のレベルがどれだけ上がっても、やはりかかってしまう手間と時間は発生してしまう。

 やはり、レベルを上げてもう少し上のモンスターを相手にしていかねばならないだろう。



(レベル上げで妖ネズミを相手にしてもらうか)

 最初はそこからになるだろう。

 だいたい三ヶ月余りでレベルが一つ上がるようだから、一年でレベル3くらいにはなれる。

 二年もやればレベル6にはなるだろう。

 一つの技術に集中したならであるが、目安としてそれくらいにはなれる。

 余裕を見て三年ほどは修行期間という事になるだろうか。

 そこから更に上位のモンスターを狙えるようになるなら、それだけの時間がかかっても無駄ではない。

(研修期間が長いなあ……)

 三ヶ月くらいで終わらせたいところだった。



 そうやって高いレベルの者を増やしていきたいものだった。

 欲張っても仕方ないが、稼ごうと思ったらより強いモンスターを倒さねばならない。

 そうでなくても、妖犬を楽に倒そうと思ったら、レベル6くらいの強さは必要だった。

 求めるレベルはそれくらいである。

 もっとレベルが上がれば、もっと楽が出来る。

 無理して高みを目指すつもりはないが、そのレベルに到達すれば楽が出来るのも確かだった。

 だからこそ、それくらいのレベルの人間を数多く揃えておきたかった。

 そこまで育ってもらいたいと思った。

 そういう人間が増えれば、一人当たりの負担も減るだろうから。

 そのためにも、やはり人数は必要だった。



 新人のお守りとしてサトシをつけていたように、レベルの高い人間がいれば危険性が減る。

 出来れば新人には何人かそういう人間をつけておきたかった。

 その為には、レベルの高い人間が数多く必要になる。

 安全にモンスターを相手にするには、高レベルの人間も必要になる。

 何かの拍子に、より強力なモンスターがあらわれても冷静に対応出来る。



 それに、高レベルの人間がいれば、稼ぎが増える。

 その分余裕がどこかに生まれる。

 一団の運営費として稼ぎのうちの余りを今はもらってるが、それも増えるだろう。

 そうなれば、各自の負担ではなく、一団で用いる用品を別途で揃える事も考えていける。

 基本的には各自の手取りを優先したいが、一団の運営の方も考えていきたいところだった。




 続きを19:00に投稿予定

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


_____________________

 ファンティアへのリンクはこちら↓


【よぎそーとのネグラ 】
https://fantia.jp/posts/2691457


 投げ銭・チップを弾んでくれるとありがたい。
登録が必要なので、手間だとは思うが。

これまでの活動へ。
これからの執筆のために。

お話も少しだけ置いてある。
手にとってもらえるとありがたい。


_____________________



+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ