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チートだけど宿屋はじめました。  作者: nyonnyon
第六章:宿拡充編
38/61

従業員増やします。 第2話

どうも


お久しぶりです。

いや~筆が進まない進まない。


何とか書き上げましたので投稿します。


どうぞ……

「カーラちゃん大丈夫!? 熱でもあるんじゃない!?」


 大絶叫がこだましたギルド内で失礼なことを言い出したリリカさん。


「いきなり失礼ですねリリカさん。 熱なんて久しく出ていませんよ」

「じゃあ何で従業員を募集するとか!?」


(まぁそこは気になって当然か……)


 自慢ではないが今まで家の宿屋は従業員というものを雇ったことが無い。 異世界からの"トリッパー"である私は"トリッパー"におこる【テンプレ】、"チートな能力"を持っている。(最近では持たない方も増えているそうだが、私が地球にいた頃には異世界に旅立った方はほとんど漏れなく付いてくる特典だった)

 最高神の手によって付与されたその能力は色々とあるが、その中でもステータスは群を抜いて異常だった。 簡単に言うと全能力がこの世界のMAXステータスより最低でも5倍以上はあるのだ。 さらに特殊な【スキル】も多々付与されており、現在では数え切れない数の【スキル】が付与されている。 たぶん……。

 そのスキルを駆使すればたった一人で宿を切り盛りすることなど余裕だった。


「宿の実態を盗まれたくないとか言ってなかったっけ? 技術の拡散を防ぐとか言ってたような?」


 まさにその通りである。 ここに来た当初は、異世界転生・トリップモノに良くある技術の売り込みは行わないようにしようと決意していた。 所謂技術の独占である。

 この技術を求めて様々な人が弟子入りに来たがその全てを追い返してやった。

 そんな私が従業員を募集するなどまさに驚天動地(きょうてんどうち)の出来事であろう。


「最初の頃はそんなことも思っていましたが今は別にいいかなと思ってきていますし、この前宿を拡張して少し一人ではきつくなってきたのも事実なので一人か二人一緒に働く仲間が欲しいんですよ。 一人の時間も作りたいですし……」

「まぁそれもそうか……、今まで一人でやってきてたことの方が異常だったわけだし」

「そうですね異常といえば異常でしたね」

「でもどうするの? すぐに来て働いても上手くいかないんじゃ?」

「まぁそうですね、なので一週間ほどお休みをいただきましてしっかり研修をしようかと思います」


 研修は当然行う予定である。 この世界には研修というものがほとんどなくすべてOJTオン・ザ・ジョブ・トレーニング(職場内での実業務を通しての研修)で行われているといってもいいだろう。 しかしそんなものでは当然上手くいくはずがない。 ……のだが誰もそこには突っ込まない。

 だが私の宿ではそんなことはさせない。 しっかりと教育をして誰が見ても恥ずかしくないレベルまで育てるつもりである。


 ん? 一週間でそこまでの教育が出来るのかって? ふっ、愚問ですね。 "出来る、出来ない"じゃなくて"殺るか殺らないか"ですよ……。 当然、研修を行うのならみっちりと私の持てる技術の全てを注ぎ込んで真っ当な廃人を誕生させるレベルで鍛えていくつもりですからご安心を。 たとえ魔王が客として来ても普通の対応ができるレベルにまでは育てるつもりです。 くっくっくっ……。



----



 背中から黒いオーラを出しながら(幻影ではなく実際に漏れ出た魔力がカーラちゃんの感情に反応して黒くなっているのだろう)急に黙り込んだカーラちゃん。 よし、とりあえず魔力の放出を抑えてくれるかな? カーラちゃんの魔力に当てられた空気が"死んで"いくのが目に見えて分かるから……。 しかも無表情は相変わらずだから余計に怖い。 昔任務で会った土竜王より迫力があるのではないかしら?


「……じゃ、じゃあ、研修期間も一週間設けるってことで情報を流しておくけどいいかしら?」


 そう問いかけると今までの黒いオーラをふっと消し、いつもの様子に戻った。


「そうですね。 それでお願いします。 後面接試験も行うと書いていただけるとありがたいですね。 人柄などを判断する材料にしますので。 あっ後、試験と研修期間を合わせて十日ほど宿を休むことになると思いますのでその旨も伝えていただけると……」

「はいはい、それも書いておくわね、あと採用試験はいつからにするの? すぐには人は集まらないと思うけど」


 すでに情報端末に書き込みながら話を続ける。 横ではギルドマスターがうんうん頷いている。 というかマスター、貴方はさっさと仕事に戻りなさい。


「そうですね、ちょうどいい時期ですし来月の頭からにしましょう。 後二週間もあれば流石に情報も伝わるでしょう?」

「余裕で伝わるわね。 というより二週間あれば世界各地から人が集まれるわよ」

「いい人材を手に入れるためには多くの場所から人を集めないといけませんから……」

「分かったわ。 これで作成しておくわね。 カーラちゃんも宿の方でしっかり宣伝しておいて頂戴ね?」


 そう声をかけ、情報の更新を行う私。 今から約二時間後には世界中の支部に情報が伝わり、さらにその十分後にはカードを持つ全ての人に情報が届けられるだろう。


 これから二週間後王都の一部の地域が異常な熱狂に包まれることになるとは、このときの二人の頭には一切無かった。

まぁ、なんだ、終わり方が微妙な気もするがいいだろう。


とりあえず募集します。

一人か二人入れるつもりです。

残念ですがこの従業員は人間を超越した存在に生まれ変わるかも知れません。

カーラさん直伝の教育方法により人間をやめさせられた人。 可哀相ですねぇ。

しかしそれも仕方ありません。 人間を超越しないと掃除の段階で消滅してしまう恐れがありますからねぇ。


次回は採用試験当日のお話になるかと思います。

他の二作品もそろそろ更新しないと……。

では、次話で。


4/8 誤字修正しました。

久楼様 ご報告ありがとうございます。

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