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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
ペイシェント
86/510

アンチテーゼ

誰しもがいつかは去っていく 別れの日は決して遠くはない 僕自身だってそうなんだよね その事を再確認する時 複雑以外に頭をよぎる言葉しかないのはいかなるものか


僕のばら撒いた詩篇が僕を苦しめるが 逃げるわけにはいかない 胸はいつだって棘が刺さったように痛むけれど それも生きている証拠なんだろ いつも笑っていられたら良いのにね 期待すればいつか失望するんだけど 御伽噺だろって皮肉れ まだ 終わるわけにはいかない あの娘の夢の延長線上を生きている事は重大な責任だし僕の夢だって死ぬまで見続けたいから 


いつだって向かい風 それでも引っ繰り返して追い風にするんだ 猛者の血肉を喰らってくらくら眩暈おぼえながら それでも独走していく詩道 ただ駆けていけ


堂々巡りの言葉の誤謬にAntithesis 所詮どさんぴん 自分が優れていれば他人の事など気にならないものだ 例えあなたを救ってあげますよって者がいてもそいつは銭をたんまり貯め込んでいる 信じちゃダメだよ 仕事も遅いしね 


一角を折られた聖獣はただの馬だ 死角を取られた聖者はただの人だ 惑わされずにね 君を救うのは君しかいないんだよ 辛いかもしれないけど空に唾を吐けば雨が降るだろう 君はそれくらい凄いんだよ そんな僕も疑うなら 心のロックを開かずに束の間1人泣くんだね 孤独は若さの特権だから


笑ってばかりもいられない時代に生きている僕達 身近だけ良ければ良いのかしら? 常に疑問を持ち自分の頭で考えろ 好き嫌いで動くのは正しい 君がそれ違いますよって思う事は否定しなさい

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