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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
イリュージョン
185/510

Shadow in the dark

明けて欲しくない夜なんて いくらでもある 疲れ果てて眠るなら朝日は憂鬱よ 1人踊るなら闇の中よ そういうのが大人の流儀だったりするかもしれない ペシミストって指差されるのはいつもの事


母を失った日 寝ずの番をした その時 母が火葬される 永遠に姿形が無くなる朝なんて絶対に来て欲しくないって心底思いながら 寿司を食ったり 酒を呑んだり そうやって楽しくしなければ闇の中に飲み込まれそうだったから 後追いすら頭をよぎった


今は父がいる 元気だ 父も眠れない夜を過ごしているらしい 大騒動があってからもう数年別居しているけれど無論 最愛の人でライバルかな


夜には顔は見えないから 裸の心はぶつかり合えば分かり合えるのではないか 愛は夜に育つならば僕達の罪や恐れも消え去るのかな?


自然界のルールにあらがって悲しみを殺す そんな無謀な野望も詩として残して自分を満足させる 恋よりも友 バカ騒ぎしていた昔 ずっと夜だったかな 


明けない夜は無いけれど 夜更かししていれば陰鬱も無いなんて でも夜の街できらめく光に自分の影が長く伸びて そんな日の朝は いつも泣いてた 大人になったって思う 自分で自分を癒やす その方法を探すのは冬の長い夜が良いね


白と黒 光と影 相反する要素の中に真実を見たい 美しい記憶はいつだって1人の夜に息づく でも誰も孤独では無いんだ 朝になれば世界は動き出すから 僕達は超えるしかないんだよ あらゆる全てをね


父と母と同じ墓に入る事は約束されている そうすれば永遠の暗がりさ 闇から光へと あの世とやらで あの世とやらで

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