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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
イリュージョン
157/510

トルエン

我が肉体が滅んだとしても魂は永遠に残る なんてアニメの名台詞借りパクしてみて 凄く幅広いんだなエンタメ業界は とため息ついた


シンナーで全て溶かしたあの中2の夏 俺達が組んだスクラムが大人に抵抗する唯一の砦だった 酒 タバコ ケンカ 何でもありだったよ 懐かしい


今はみんなそれぞれ別の道を歩いているけど思い出せば勇気が湧いてくる みんな孤独だったから 今は俺も含め幸せにやっている事と思う


そんな青春に憧れていたガリ勉くんが僕さってオチ でも無いか サッカーは最低11人じゃなきゃ試合出来なかったしそれなりに幸せ と言うか 夏っぽい青春だった 


また冬との戦いが始まる 積もる雪をシンナーでは溶かせないはずだけれどこの胸はアツく燃え上がり不死鳥のように炎の翼が生えてるみてえだ 旭岳の頂上の冠雪も融かしてやる


やってやれない事は無い 人はみなサタンだなんて僕の優しさで全否定してやる 死んだ奴には興味ねえ 僕は僕の道を行く 腕は2本しか無いから父と母の手を引き今こそ預言書の通り約束の地へと乗り込む


舞い上がれ金 シンナーはそのうちやるかもしれん 爆安だし非合法じゃないしな 甘い物の食べすぎで歯はボロボロだし 酒の呑みすぎで脳は萎縮してるし今更シンナーで失うものなんてねえよ 残り時間くらいさとか笑いながら昔はなんか良かったなって泣くんだ


子供と大人 害虫はどっち? 葉巻の煙が充満するキッチンにいた知らない大人の方だろうよ 誰が出入りするか分からないけど出たり入ったりするのはシンナーをキメて無くても気持ち良い やった事無いから知らんけどかわいそうなのは知能指数の低いテメェの方だ トルエンの化学式みたいに単純なテメェの事よ

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