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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
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風吹くこの街よありがとう

僕は人を信じるよ 風吹くこの街よありがとう 1人で行かねばならぬ道なんだな 大丈夫 慣れっこだからさ 夜通し考え続けたんだ 僕は 間違っていたらしい あの頃の気持ち忘れていく それでも悲しいなんて思わないのだからダメだ


きっと僕達はみんな間違っていて気づかず知らぬ間に正しい選択をしているから生きていけるんだよね 個々人の事情とか無視してなんでもありなんですよとか言えない孤独な臆病者の考える事に意味なんてないよ 無くて良いよ だって自分で選んだ道だからさ


外に出ればたくさんの命の華が咲き乱れている それを嬉しいと思う反面悲しい気持ちになる時だって頻繁にある事だけど ありがとうと繋がればみんな笑顔になれる魔法はあるのさ


見透かされた僕の怯えが震えてる 嘘吐きじゃんって罵倒されて それでも全てを隠蔽するのが僕の答えでファイトスタイルだから 恐れないでいたいよね あらゆる無常に


全然泣いてないよ そんなもんに価値無いから ひび割れた鏡に映る自分自身に告げつつ泣いている その理由とはなんだ? 知りたくて仕方ないのが人だ 明日に備えねばってそれもう今日だよ そうやって笑って泣いて年老いて死んでいく 運命? 自明の理と言った方が気持ち良いんじゃないかな 知らんけど 


くちづけの暑さに蕩けた夏も終わる 日本に生まれた事を誇りたい それでもどっかで誰かが死んで 待ってくれと叫んだ青春からの返答は何も無かったけど もう忘れたしな 


今 生きている それを信じてよ 拗ねてばかりじゃ赤ちゃんにも笑われちまう みんな必死でカルマの清算に日々励んでいる そんな人達がいる世界 まだまだこれから 今言いたいのは嫌いとか怖いとかじゃなく風吹くこの街よありがとうなんだ そう言い切れる嘘吐きの自分も信じてみるよ


いまだ満願成就せず 鼓動する者達よ呼応せよ 決起するのに最適なのはいつも今日なんだよ

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