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Grave of My Poetry  作者: 敬愛
ペイシェント
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死化粧

人生最後の集大成だ パーッとやろうぜ 朱色をさして 朱色をさして 明けるまで僕達が見送る大切な人達は花 一世一代の命の消滅は不可思議で誰も抵抗は出来ぬがそれでも踊れや 咲かせや 若い君達は明日を見ろ 僕達は飛鳥を見る 不滅のモノなどありましょうか? 


あるとすれば 心 転んで立ち上がって傷だらけになっても死なない想い それを文にしたためておけば万事が子供達の標となる いつまでもあると思うな親と金と命もね 殺されちゃったら踏みにじられたと憤れ 僕達は死に抗う 誰も死にたがらないならば平和かもしれない


苦楽は表裏一体 良い事ばかりでも悪い事ばかりでも 僕達は飽きちゃう 楽しんで死んで逝こうぞ 恋だの愛だのじゃなく まごころで思い念じなさい 神の慈悲があるかもしれない わからないのだ 生きている意味 理由 弱い僕達にはそれがいるんだけど 悲観や印鑑では証明出来ぬよ 代償は最初に支払っておくべきなんだ 禍根を遺すからね そのうずまきの中 濁流の中 泳ぎ切って生き切って 


終わり方もそれぞれ無数にあるさ 宇宙へと還れる時代だよ 乗り遅れんな 空を飛んでいこう ハードルを越えていこう 最後は皆1人ぼっちだから最初は3人も揃うのさ それを緑の紙1枚で反故にすんなよ 寂しいじゃん子供 僕の選択肢は託し 願う祈りのみ それだけでこの人生を彩って魅せましょう


ああ 父よ母よ 僕を残して逝くか 涙が止まらねえ 自分の小ささを知ろう 虎狼気取りじゃ卓も立たねえ


眠りの中に永遠の眠りがあれば良いね 楽だから 誰だって苦しいのや痛いの気持ち悪いじゃん 辛いだけの人生なんだからさ せいぜい楽して楽しく生きよ? そして僕はまた大切な人を失って途方に暮れてその頃には人生も日暮れ迎えてる 


華を咲かせよ 大輪のダーリンダンスで歌えや踊れや通夜 葬式が終われば僕達は骨壺の中だから どんな死化粧してもらおうか 期待するのはそんなんじゃないよ? 生きてこそ希望の光が僕達を照らすから 帰って来いよ死者達よって泣きながら微笑んで 雨の中で咲いているひまわりのように

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