日記 4
★月☆日 (by yoma様 シャナ視点)
今日からお料理ノートにレシピを書き入れはじめました。
これもハーレムへの布石と言うものなのです。
このノートの美味しい料理をもってすれば未来の愛人の胃袋をがっつりです!
逃しません!!
そして美味しいお菓子で美少女の心を虜にしてしまうのです!!!
…こぼれる笑顔を思い描くだけで鼻血が
みゅふふふふ
(byのな パパンは怖かったらしい…)
「むふふふふふ…みゅふふふふ…ぐふっぐふっ、あ、鼻血が出ましゅた」
何やら怪しげな笑い声が聞こえてそっと子供部屋を覗き込めば、シャナが熱心に机に向かっていた。
何を書いているのか気になったが…気になったが…
「ぐははははっ、待っておるがよいのでしゅ 我が未来の愛人達!」
ついには高笑いを始めた…
「娘の秘密を読むわけにはいかんっっ」
後ろ髪を引かれつつ、私は振り切るように足早にその場を後にした。
決して、天使のような幼い我が愛娘が怖かったわけではない…
怖かったわけではないぞ!! 断じて!!
○月×日 (by koguma009様 姉様視点 姉様はナース服で待機中♪)
今日は学校で武闘会がありました。
お兄様が参加するので、お父様とお母様も応援にいらっしゃってました。
以前は眼が視えないこともあり、剣術など関心が少なかったの
ですが兄様が剣術がお上手な為治癒が使えることもありお手伝いしてます。
ただ、シャナが入学してから私が務める救護施設に男性の方々の行列が出来なくなりました。
以前は、プレゼントを持って来たりする方々が多く来賓の方も列ばれていたのに?
お父様が、その日は異常に明るい笑顔で害虫と連呼されてましたけど。
今日はシャナが1日中鼻血を出しながら私の膝の上にいました。
たまに、シャナの友人達がシャナに何か伝えてました。
その時のシャナの嘲笑いは変でしたね。
後で聞いた話ですが、武闘会に参加した怪我人より不貞を働いた方々の怪我人が多かったそうです。
何でも、天使の微笑みと白い魔王の嘲笑いを見たとのこと。
不思議なこともあるのですね。
(byのな シャナ視点 姉様防衛隊)
シャンティ 「A班5人捕まえたそうよ」
友人オリン 「B班3人」
友人アルフレッド「なぁ、シャナのおやじさんが来賓を沈めてたけど…」
シャナ 「その辺は見なかったことでよろしくです ァィ(。・Д・)ゞ」
レオノーラ姉様 「シャナ? 何か問題でもあるの?」
シャナ 「問題無しです!」
ぷぴっと鼻血を吹き出し、その日一日、私は治療してもらうという名目で姉様に寄り添うのだった。
血が止まらなかったけどね。至福 (。-ܫ-。)ムフッ♥
黒のディアス 「問題だらけだな…」
○月×日 (by 純菜様 姉様視点)
近頃、とても寒くなってきました
メイドさん達も寒そうにしています
お母様に相談してみると、以前作った“こすちゅぅむ”が暖かいかしら、と出してきました
ひつじ服とメーど服です
どちらも可愛らしい、ふわふわでもこもこの“きぐるみ”?です
ひつじ服は羊が執事の服を着ていて、メーど服は羊がメイド服とエプロンを付けています
あなたのはこれね、とメーど服を用意されました
早速着ると、とても暖かいです
メイドさん達も着替えます
これはね、このままベッドで眠れるのよ、とお母様は言いました
なるほど、ふわふわもこもこに包まれて寝たら気持ち良いだろうなと思いました
さすがお母様です
今日はこの服を着て眠りましょう
(byのな 羊達の沈黙…)
母様 「あら、小さいと可愛いわね」
シャナ「ちっこいは余計ですよ!」
もふもふ羊衣装で本日は暖をとるということなのだけど・・・なぜ私だけ羊の着ぐるみオンリー?
メード服はどこへ!? しかしここでめげたりしない!
シャナ「さぁ、皆様。共に暖まりましょう! 心も体も愛も!」
カム・オン・羊団子!
暖炉の前で身構えると、姉様、メード羊が集まり、ついでに一部下心ありそげな執事羊もむギュギュっと固まって羊団子!
着ぐるみですからね、早々鼻血は噴きませんよ。ぬっくりほんわか気分~♪
とはいえ、ちょっと皆様押しすぎですナ…
羊団子があまりにぎゅむぎゅむくっつくので、中央にいる私と姉様は少し苦しく…
レオノーラ姉様 「きゃんっ…もう少し優しくしてくださいな」
シャナ含む羊一同 「「「「ぐはっっ!!!」」」」
羊達は赤く染まり、沈黙した…
姉様だけは血で汚さなかったのはグッジョブですよ皆様。
(おまけ)
シャナ「赤い羊になってしまいました…」
てぽてぽ歩いていると、前方からぽてぽて歩いてくるのは、タヌキです!
色は普通ですが着ている人はヘイムダール君!
シャナ「赤い羊と…緑のたぬ… ぬふふふふふふ…」
異世界人にはわからぬ笑いを響かせ、タヌキを脅えさせながら羊は部屋へと消えていった…
△月◇日 (by里桜様 姉様視点58話後)
シャナがサプライズ社交界デビューを王妃様にお話をして、見たこともない料理を作ることになったのですが……
あ、あんな恐ろしい包丁の扱い方に二度と刃物を持って欲しくないと思いました。
シェール様に刃物禁止を言い渡されたときに不思議そうな顔をされても、自分が周りを恐怖に陥れたと自覚できていないので今後がとても心配です。




