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メロンちゃん物語1 小話集3

感想欄で好評な月音様のメイド

通称メロンちゃんの物語を中心に乗せていきます

キャラクターのイメージは皆様それぞれですのでご了承ください。

(こそこそとナニカをやっているメイド) by月音様 *城にて戦闘中



たぶん、色々と凶悪なブツを仕込んでいるかと思います(笑顔)

学友1「ところであんた、学生とリンスター家のメイドで二足わらじなんでしょ。なんでシャナはあんたの顔に気付かないの」

メイド「はぁ、学校でも家でも、シャナ様は常に私の顔以外の所を見ておられるようで」

学友1「それで顔を憶えて貰えないって、いったいヤツは何を見てるのよ」

メイド「主に胸、ですかねぇ(ばゆんっ)」

学友1「…………(ペタン)」

メイド「私と逢うたびに『タイタニック…』なんて呟やいておられますし(ゆさゆさ)」

学友1「…………(ペタン)」

メイド「私としても、どうしたものかと(たゆゆん)」

学友1「…………(ペタン)」

メイド「あ、あの、どうかなさいまして?」

学友1「お前のメロンをもぎ取ってメロンパンを作ってやろうかぁあぁああぁぁぁっ!!!」

メイド「ひぃいぃいぃぃぃっ!?」

学友2「あ、学友1がキレた」

学友3「でも、メロンパンにメロンは入ってないんだよー」





(こそこそとナニカをやっているメイドそのに、あるいは乱戦時における爆発魔法そのいち)




ひゅうぅうぅ~~~~ドドーン! ドーン! ドドドーン!

学友2「たーまやー」

学友3「かーぎやー」

学友1「綺麗ねぇ、爆発してるのマーブルスライムだけど」

メイド「ふふふ、名付けて『乱戦で爆発させるのがマズいなら、空に打ち上げてから爆発させればいいじゃない』作戦です。シャナ様のおかげで天井が開きましたし」

学友1「でもスライムと床の間に爆発魔法なんて、どうやって仕込んだのよ」

メイド「私の魔力を付与した、目に見えないサイズの塵状フロギストン純結晶を空気中に散布しただけですよ。表面に付着した分をクレイモア地雷のように指向性起爆させる事で空に打ち上げ、呼吸などで体内部に侵入した分で空中爆散させます」

学友1「あの、それって私達の身体にも着いたり入り込んだりしてない?」

メイド「……さぁ、今度は十五連四尺玉ですよ! みなさん、爆発音にご注意を!」

学友1「オイコラ、こっち向け」






(メロンちゃんです!) by のな




シャナ 「・・・・あのメイドしゃんは何処かで見たことがあるのでしゅが」

シェール「ん? あぁ、あの爆発を起こして、一時巻き込まれ必死状態を作り出したあの・・?」


シャナはメイド生徒の顔を見て、首を傾げ、そして胸を見て・・・・


シャナ 「思い出しましゅた! メイドしゃん18番!メロンしゃんでしゅ!

     あのたわわに揺れるメロンしゃんがぽよんぽよんと目の前で跳ねて…ん?

     シェール? どうしましゅた?」


シェール「何でもない」


シェールは顔を赤くし、少々前傾姿勢で首を横に振るのだったwww






(メロンちゃんも平常運転♪) by 月音様




メイド「まさか胸で判別されるとは」

学友2「普通なら驚いたり呆れたりする所だけど、シャナなら平常運転よね」

メイド「それはそうと、シェール様はどうされたのでしょう。お腹でも痛くされているのでしょうか」

学友3「うん、とりあえず、気にしないであげるのが優しさ?」

メイド「でも、エルぼっちゃまや男子のクラスメイト達も頻繁にあんな格好をされていますし、貴族の御子息にはお腹の弱い方が多いのでしょうか」

学友2「いやぁ、むしろ健康の証明ってゆーか」

学友3「若さの証明ってゆーか」

学友1「(……ちくしょう、モゲロ! あのメロン二個ともモゲロ!)」






(シャナは桃) by のな


シャナ 「メロンが全ての男子生徒を誘惑するのです」

ノルさん「メロン?」

シャナ 「たゆんたゆんで、ぽよんぽよんしたメロンです」

ノルさん「・・・・・あぁ、シャナは桃ぐらいだから」


シェール「ぐほぅ!」


ノルさん「シャナみたいな声が…」

シャナ 「何を想像したんでしゅかねぇ…」


シェールは、鼻を押さえて蹲るのだった。


シャナは桃サイズらしいですwwww





(世界はシャナの炎に包まれた。だが人類は以下略) by 月音様

*シャナによるちゅど~んの裏話・・メロンちゃんは仕掛けました?


学友1「…………(汗)」

学友2「…………(汗)」

学友3「…………(汗)」

メイド「…………(汗)」

学友1「まさか友達の中から世界的な犯罪者が出るとは思わなかったわ(ぽつり)」

メイド「え、いや、でも、だって、シャナ様のコントロールを逸脱するほどのフロギストンを解放したはずは」

学友3「メイドちゃんさぁ、さっきの魔物との戦闘でふろぎすとん?ていうのを空中に散布してなかった?」

メイド「あ゛」

学友1「…………」

学友2「…………」

学友3「…………」

メイド「…………;」

学友1「……人命は守ったって言っても、全世界の全人類の把握なんてできっこないんだから、どっかで必ず犠牲は出てるわよね」

メイド「…………;;」

学友1「仮に守れてたとしても、家屋や財産を失ったり生活の基盤を失ったりした事による二次的被害は当然出るでしょうね。良くて難民の大増加、悪ければ餓死者続出?」

メイド「…………;;;」

学友1「で、何か言う事は?」

メイド「私が悪うございましたぁ!!!(土下座)」

学友1「んー? ちょっと声が小さくて聞こえないなぁ?」

メイド「ごめんなさい! ごめんなさい!」

学友1「私は別に良いんだけどぉ、赤ちゃんとかお年寄りとか病人とかの弱い立場の人達はぁ、崩壊した世界でどれだけの地獄を味わうんでしょうねぇ」

メイド「本当の本当にごめんなさい! 生まれて来てごめんなさい!!」

学友1「クスクスクスクス……」

学友2「(学友1がSに目覚めた!?)」

学友3「(色々と溜まってたんだねぇ)」




(被害状況)



学友1「あーあ、王都が崩壊しちゃった」

メイド「そうですね……(しょんぼり)」

学友1「まぁ、落ち込むだけアンタはマシよ。シャナなんて罪悪感すら無さそうじゃない」

メイド「シャナ様もきっと、顔で笑って心で泣いておられるはずですっ」

学友1「あいつが考えてる事なんて、どーせ『生公開おちりペンペンを回避するために、なんとか誤魔化すでしゅ』くらいよ」

メイド「うぅ、モノマネが上手すぎます……」

学友1「ま、シャナもこれから大変だろうから、これくらいにしてあげましょう。少なくとも失敗して城以外に及ぼした被害の分は人命優先なんて言い訳は通用しないでしょうし、『なぜ他の主達に任せず、一番魔力コントロールの出来ていない自分でやろうとしたのか』って追及は避けられないでしょうし、そもそも無罪放免になったとしても少なくない人数からの恨まれるでしょうし」

メイド「それでも皆の命を救ったのは事実なのですから、恨まれるとまではいかないのではないでしょうか?」

学友1「例えばね、今回の被害で流通が滞って、そのせいで持病の薬が手に入らなくて死んじゃったお母さんが居たとして、その人の子供はシャナに感謝してくれると思う? いっとくけど、シャナが暴走して出た分の被害って、コラテラルダメージじゃないのよ?」

メイド「ぐすっ……」

学友1「ほらほら、アンタが泣いたってなんにもならないんだから」

メイド「サドいっ、学友1さんがサドいです……!」

学友1「そんなこっちゃ、これからシャナを支えるなんて出来ないわよ。あるじを支えるのがメイドの本分なんでしょ?」

メイド「学友1さんは……」

学友1「ん、なに?」

メイド「学友1さんご本人は、シャナ様を悪くは言わないのですね」

学友1「友達、だからね」







【本日のぼっちゃま】


エル「身内がこんな事をしでかして……兄としてこの国の騎士として、俺はどうしたら……」

メイド「ぼっちゃま、反省は人を成長させますが、後悔は足踏みをさせるだけですよ」

エル「君は……」

メイド「あれは事故……そう、悪者なんて誰もいない……悲しい事故だったのです」

エル「し、しかしだな、世の中には責任というものが」

メイド「目を見開け! 視線を逸らすな! この国の『今』を直視しろ!!(カッ)」

エル「――!?」

メイド「今この国に必要なのは、犯人を吊るし上げる事ですか? 明日の食すらおぼつかぬ、拠る辺を失った民に必要なのは責任を押し付ける誰かですか? 違うでしょう?」

エル「…………」

メイド「今は脇目も振らずに走るべき時です。やるべき事をやり、成すべきを成す時です。人々を助け、国難を乗り越える。それが騎士として、リンスター次期頭首としての務めではありませんか?」

エル「そうか……そうだな、今はやらねばならん事がいくらでもある」

メイド「そうですよ。明日になったらやろうなんて言ってたら、いつまで経っても出来ません。ぼっちゃま、明日って今さ!」

エル「あぁ、わかったよ。俺は今日やれる事を全力でやる! シャナの兄である前に、この国の貴族としてな!」

メイドメイド「えぇ、がんばりましょう!」



学友3「メイドちゃん、なんであんなに必死なの?」

学友2「自分が元凶の一端だって分かってるからでしょう」

学友1「騎士団の詳細な調査が始まったら、自分の首がヤバいもんね」

学友3「そっか、これ捜査妨害なんだ」




そして始まる復興の物語。

意外と被害も少ないようで、まずはひと安心でしょうか。

シャナ「おかしいでしゅ。にゃんで魔法陣のライン上しか壊れないはずなのに、王都はこんなになっちゃったんでしゅか」

ノル「城のどこかに爆薬でも貯蔵していたのかも知れませんね」

シェール「そんな話は聞いた事もないのだが……」

メイド「(ぎくっ)」


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