95 コウイチ神になる
1年6月6日
「この後はどうするの?」
「そうだね、創造神様のところに行って結婚式の日が7月3日で間違いないか念の為、確認してくる」
「結婚式の日に認識のズレがあると大問題よね。分かったわ。その後は?」
「結婚式の日が間違いないことを確認したら7月5日に結婚式をするようにリア女王に伝える予定」
「そうね。それも大事だわ。きっとリア女王もいつだろうと気になっていると思うから」
「だからここからは僕が1人で軽く行ってくるね」
「ダメよ!出来るだけあなたとは離れないって決めたんだから!」
「わ、分かった。それじゃ一緒に行こう」
「うん!」
「それじゃ行くよ~」
うん。天界に来た。
「創造神様こんにちは」
「こんにちは」
「おぉ、2人ともよく来た。ささ座ると良い」
「では失礼しますね」
「私も失礼します」
「2人とも良く頑張っておるのぉ。創造神として大変、ありがたいと思っている」
「ありがとうございます。ところで今日来たのは……」
「分かっておる。結婚式の日の事じゃろ?コウイチくんのことはよく観ておるからの」
「身の引き締まる思いです」
「ワシの事は気にせんで良い。どうこうする訳ではないし。プライベートまで覗き見ておらんからの」
「ありがとうございます」
プライベートまで覗き見られてたら流石に恥ずかしいからな。
「だから観ておらんて。安心せい」
「思考もプライベートでは?」
「むっ……そう言われると確かにそうじゃな。控えるとしよう」
「助かります。流石に創造神様を悪く考える事はないので安心してください」
「そこは心配しておらんよ。つい癖で心を読んでいただけじゃ」
「ところで結婚式の日なんですが」
「おぉ、スマンスマン。つい話が脱線してしもうた。年寄りによくあることじゃ。結婚式の日は7月3日であっておるよ。聖女とも頻繁に会話しておるから間違いない」
「そうですか。良かったです。会話の内容が気になりますが聞かないでおきます。それよりも僕のステータスですが……」
「どうかしたか?」
「だいぶ前から気になっていたんですが半神とは何ですか?」
「言葉の通りの意味じゃよ。君は気付かぬ内に神の領域に片足、入ってきているんじゃよ。あぁ、別に悪い意味ではない」
「僕なにかしました?」
「部下の天使に依頼してエテルノという新しい種族を作ったのが1つ。もう1つは神界の問題を解決した事じゃな」
「あのぉ僕そのまま気付かぬ内に神になったりしませんよね?」
「それはない。君が自ら望めば神の仲間入りになるがな」
「神になるメリットとデメリットを教えてもらえますか」
「神になれば寿命は無くなるし神以外の攻撃は通用しなくなるな。奥さんも神族になるから奥さんの寿命も心配しなくて良い。神の中での奥さんの扱いは君の眷属かな?神になったからと言ってすぐに神界に来なければいけない訳ではない。分かりやすく言うと研修期間みたいなもんじゃな。しばらく地上で活動していても問題ないぞ。神界にいる神が地上で活動や介入をすると問題になるが研修期間中の新神は問題ない。あぁただ魔法なら良いが神の力は使わないでほしいな。あ、地球に行くために神の力を使うのはこれまで通りで問題ない。デメリットは特にないんじゃないかな?」
「本当ですか?」
「うむ、ないはずじゃ。神の力は新神の間は使おうとしても簡単に使えないと思うからそこも心配しなくて良いし、ワシとしては正直な話、君に神になってもらってこの世界の管理をお願いしたい。ワシもそろそろ新しい世界を作りたいしな。というのも創造神でも神は簡単にはつくれないんじゃよ。魔力のように神力を消費するからな。研修期間は短くて500年。長くて1万年くらいじゃし本人が希望すれば延長も可能じゃな。それなりの理由が必要じゃが君の場合は『この世界をより良くしたいから』とかで理由としては十分じゃな」
「日本人としては良い話には落とし穴がありそうで怖いんですが」
「この世界の神々を見れば分かるじゃろ?自由気ままにやっておる。この世界の全ての神々が地球に旅行はワシとしては頭を抱えていた訳じゃが」
「地球の僕の家族も神族になりますか?」
「本来なら、ならないが君には色々と恩があるしなるようにしても良いじゃろう。ただし本人が同意して地球で100歳を超えたらこちらの世界に来てもらわないと地球の社会が混乱すると思う。あぁ旅行なら構わんよ。神族になれば姿も自由に変えられるしな」
「姿を自由に変えられるとは?」
「寿命がなくなり老化しなくなると周りの人から怪しまれるじゃろ?見た目だけ老化したように姿を変えると良いという話じゃ」
「それは確かに」
「神になったとしてこの世界の人にそれがバレるとマズイとかありますか?」
「う~ん、特にないとワシは思うぞ?ワシも時々、地上に降りているしな」
「ブリタニアどう思う?」
「私としてはいつまでもあなたといられるから神になってくれた方が嬉しいわ」
「デメリットがないのであれば、僕、神になります!」
僕は急に光に包まれた。





