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91 トラバント地方に演説と義務教育そして権力の行使

 1年6月5日


「我が国は国民すべてが教育を受ける権利があります。既に大人の方で勉強したいという方は学園都市にいらしてください。今回、各街に学校を設置したのは子どもさんが親の元から離れなくても通えるようにしたかったからです。来年からは義務教育と言いまして親(保護者)に子どもを学校に通わせることを義務化します。来年からは4月1日に6歳の子は入学してもらいます。……もしかしたら学校が足りないという事態が発生するかもしれません。その際は学校を増やしますので数日、学校の庭で授業を受けていただきたいと思います。保護者の皆様、どうかご理解ください」


 またペコリと頭を下げる。


「義務教育とは国に対する意味もあります。つまりどういうことかと言いますと全て無料で授業を受けていただきます。入学時には無料で筆記用具を配布させていただきます。その後は筆記用具は購入していただく事になりますが、そんなに高くはありません。また、中学校を卒業しても勉強したいと言う人は是非、学園都市の高校や大学に通っていただければ幸いです。学園都市の高校や大学には様々なジャンルの学校がありますので是非」


 またペコリと頭を下げる。


「また、学園都市で紹介したカレンダーや時計、筆記用具などは王都のこのお店で扱っております」


 王都のコーネリウスさんのお店を空間投影する。


「お安くさせていただいていますので是非、お買い求めください。また、王都以外の街の方、すみません。まだ販売準備が出来ておりません。恐れ入りますがもうしばらくお待ちください。」


 空間投影を自分に戻してペコリと頭を下げる。


「また、話が変わりますが地下鉄道という地下を走る乗り物を整備しました。お金はかかりますが乗り物に乗って街から街へと移動することが出来ます。便利です」


 空間投影して鉄道系ICカードと利用イメージの映像を表示する。

 慣れてきたから脳内でイメージした映像の投影も出来るようになった。


「最初にこちらの機械でICカードと呼ばれるものを発行していただいて、ICカードにこの機械でお金をチャージしてこのように利用していただきます。ICカードの発行手数料は500円です。ICカードを返却していただいたら500円も返却致します。不明な点がありましたら駅のスタッフにお声がけください。駅の場所は役所で聞いていただければ案内させるようにします。お金はかかりますが街と街を安全に移動することが出来ます。是非、ご利用ください。以上です。長い間お騒がせしました失礼します」


 空間投影を終了する。


「ふぅ、終わった……長時間で疲れた」


「お疲れ様。良かったわよ」


「ありがとう」


「エイド良いかな?」


「はい!」


「エテルノのを1人用意してほしくて、用途はお店の接客や荷物の搬入だから大人のエテルノのが良いな」


「分かりました!はいどうぞ!」


「初めまして。この国の国王です」


「はい。存じております」


「そうか。君の名前を決めよう。ルビーでどうかな?」


「素敵な名前だと思います。ありがとうございます!」


「そうか、一緒に来てくれるかな?」


「はい」


「コーネリウスさんのお店に行くんだけどブリタニアも来る?」


「行くわ」


「それじゃゲートを開くね」


 ゲートを開いたら2人とも入っていった。僕も入ろう。


「うわぁ人がいっぱいだなぁ」


「やっぱりね」


 ブリタニアは笑っている。


「すみません!国王です!道を開けてもらえますか?」


「こ、国王陛下!」


「国王陛下だ!」


 モーゼの十戒のように道が出来たよ。


「皆、ありがとうございます。あぁそれから皆に1つ提案なんですが1列または2列で順番に並ばないですか?在庫はたくさんあるからそんなに急がなくても大丈夫です」


「分かりました」


「ありがとうございます!」


「お会い出来ただけで光栄です!」


 皆、口々にこれらの事を言いながら順番に並んでいく。


「皆、協力に感謝します。皆の為にも少し店長さんに用があって失礼します」


 すると皆が「とんでもございません」と言う。

 僕、意外と愛されている国王なのかな?なら良かった。


「それじゃ2人とも中に入ろうか」


「はい!」


「うん」


「コーネリウスさんいますか?」


「こ、国王陛下!大変です!私と部下でやれると思っていましたが予想以上です」


「あー。僕の演説のせいだね。すみません」


「とんでもありません!むしろありがたいです!」


「皆には列に並ぶように言っておいたので少し話し良いですか?」


「はい、何でしょうか?」


「僕のところから部下をコーネリウスさんのところに派遣しようと思ってですね」


「良いんですか!」


「もちろんです。こちらのルビーを派遣します」


「ルビーと申します。私はエテルノです。接客はもちろん。在庫が不足しそうになったら役所にいる仲間に連絡して魔導中型トラックで運ぶように指示を出します。警察車両を使って現金を輸送したり、国王陛下へ伝言することも可能です。何かとお役に立てると思います」


「この方はエテルノなんですね。全然人と見分けがつかないですね。あっ今のは悪気があったわけではないです」


「はい。理解しているので大丈夫です。大抵の方は同じような反応をしますので」


「ところで魔導中型トラックとはなんですか?」


「あぁ、それはですね。こんな感じのものです」


 魔導中型トラックを空間投影する。


「一応、王族の紋章を書いているので襲ったり邪魔したりされないと思いますが、されても公務執行妨害罪で逮捕しますので問題ないです」


 空間投影を終了する。


「ありがたいです。猫の手も借りたい程だったので大変助かります」


「いえ、後手後手の対応になり申し訳ないです。それでは皆さんの邪魔になるのでそろそろ失礼します」


「はい、ありがとうございました」


「それでは帰ろう」


「うん!」


 ゲートで城に戻る。権力は公共の福祉の為に使わないとね。

 本来は警備会社を使う場面だけどないから公務員が仕事しても悪くはないと思う。

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