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865 地球に出発と女体化

 1年11月9日


 今は20時頃。業務用プライベートエリアの会議室にいる。


 僕たちは夕食後、『携帯プライベートビーチと温泉へのドア』の中で食休みをしてから、ゆっくりと寝た。

 というのも、これから地球に行くわけだけど、日本は朝だからだ。

 ……ちなみに僕はエリザベトと楽しんでから一緒に寝た。


「光一さん、いつも通りアイテムボックスにストレージ機器を入れておいたわ。地球のイブちゃんに伝えてね」


「うん。了解。他にも何かある?」


「大丈夫よ。皆、楽しんで来てね」


「皆、いってらっしゃい」


「うん、イブとのぞみ。ありがとう。皆も地球旅行の準備出来ているかな?……大丈夫そうだね。ウィンドウとアクアオーラも大丈夫なの?」


「うん、そのままでも大丈夫だけど、私達は一時的に頭脳をクラウドから身体に移したの。念の為にバックアップは取ったから大丈夫よ」


「そう。ウィンドウさんの言う通りよ。お父さんも知っての通り、普段はクラウド上に頭脳があるから非常に頭が良い。だけど、もしも何らかの障害等が発生し、身体からクラウドにある頭脳と接続出来なくなれば、身体側にある頭脳で自律稼働する事が出来るわ」


「あーそうだったね」


「だから、わざわざ一時的に頭脳をクラウドから身体に移す必要はないんだけどね。なんとなく気分が悪いからそうしたの。どう言えば良いかな?置いていかれる感があるというかそんな感じよ」


「なるほど。分かる気がする」


「現在、私とアクアオーラさんは一時的にスペックダウンしている。だけど、地球に行ったらまたクラウドに頭脳を移すから問題ないわ」


 こうして普通に会話出来ている時点で「頭が良い」と思うけどね。十分だとね。でもエテルノとしてのプライド的には、「非常に頭が良い」という状態でなければ駄目なんだろうな。


「そっか。まぁだけど危険な事はしないでね。2人のお腹の中には赤ちゃんがいるんだから」


「もちろんよ。光一さん、私とアクアオーラさんを守ってね♪」


「そうね。お腹の中に子どもがいなければ私達が守る側だけど、今は守ってほしいな」


「2人とも僕に任せて。今となっては僕、よっぽどの事がなければ生命の危機に陥る事はないからね~」


「ウィンドウさん、たまにはこういうのも良いわね」


「アクアオーラさん、そうね。とても良いわ」


「さてさて。そろそろ出発しようと思うんだけど……どうしたら良いのかな?」


 僕がそう言ったら創造神様、エルザちゃん、生命神さんが来た。


「……おぉ!光一くん、それから皆も久しぶりじゃな!」


「創造神様、お久しぶりです」


「うむ」


「皆様、お久しぶりです。今回はよろしくお願いします!」


「うん、エルザちゃん。こちらこそよろしくね」


「はい!」


「やぁ、みんな。さっきぶりだね~。僕からもよろしくねー」


「生命神さんもよろしく!」


「さて、挨拶は良いじゃろう。そろそろ行くとしよう。皆、良いかの?……良さそうじゃな。えい!」



 地球:202X年11月6日

 火星:1年5月28日


 僕達は地球の外交担当のプライベートエリアに来た。


「あっ!皆様、おかえりなさいませ。はじめましての方もいますね。地球へようこそ」


「地球の外交担当の神よ。またしばらく世話になる。よろしく頼む」


「はい。ごゆっくりお過ごしください」


「あっ!光一くんは先に行っていて良いよ。僕たちはエルザちゃんを紹介したりするから」


「そうですね。火星神様お疲れ様です!出来るだけゆっくりとして行ってくださいね」


「うん、僕からもよろしく。それじゃ悪いけど先に失礼するね」


「はい!こちらこそよろしくお願い致します!悪いだなんて事はありません。お気になさらずにです」


「ありがとう。それじゃまたね~」


 僕はそう言うと妻と住居用プライベートエリアに飛んだ。


「あっ!皆、おかえりなさい!あら?はじめましての子もいるわね」


「イブ、ただいま。いつも通り僕のアイテムボックスにストレージ機器が入っているから、マウントと解析よろしくね」


「光一さん、分かったわ。ありがとう」


「いえいえ」


「……光一さん、今、ラックマウントをしたから少しだけ待ってね」


「相変わらず早いね」


「まぁね……ふむふむ、なるほどね。状況を理解したわ。少しウィンドウ、アクアオーラと一緒に通信で会話するわね」


「うん……?」


「……お待たせ。2人の頭脳をクラウド上に移して、少しだけ会話したわ。早いけど光一さんにも結婚おめでとう」


「イブ、ありがとう!それじゃ、皆は自分の部屋で荷物の整理をして戻って来てね。ナビィとエイド、ウィンドウとアクアオーラに部屋を案内してあげて」


「光一さん、りょうかーい!」


「エイドもりょうかーい!」


 その言葉で解散。妻はそれぞれ自分の部屋へ向かった。

 僕は部屋に戻る用が特にない為、アイスティーを飲みながら皆が戻って来るのを待った。イブと雑談をしながらね。


 しばらくすると全員が戻って来た。

 午前中は皆で温泉に入り、昼食後に食休みをしたら、『携帯プライベートビーチと温泉へのドア』を使い、妻6人と順番にベッドで楽しんだ。いつも通り1回、寝て体力を回復させた。

 そして、現在は雑談を始めたところだ。


「いやぁ~この世界でもやる事は山程あるけど、今日は土曜日だからね。休むぞー!」


「あら?社畜体質の光一さんが珍しいわね」


「イブ、僕も休まないと倒れそうだなという危機感があるのだよ」


「あー。妻1人と2時間過ごすのを1日6人とだからね。よく体力が持つわね。でも休むようになったのは良い事だわ」


「指輪のお蔭でなんとかなっているよ」


「そう。まぁゆっくりと休んでね」


「はーい」


「光一さん、まつりから一応、報告しておこうと思うんだけど良いかな?」


「ん?良いよ。どうかした?」


「光一さんは渋丘しぶおかのゲートオブスターライトって知ってる?」


「うん、渋丘駅近くの商業施設だよね?それがどうかしたの?」


「おっ!知っているなら話が早いね。今日からハロライブとゲートオブスターライトのコラボイベントが開催されているんだー!新作グッズが売っているんだよ」


「へー。混みそうだね~」


「あれ?あまり興味ない?」


「いや、ファンとして興味はあるけどね。大勢のハロライブファンがいる中、僕たちはぞろぞろ行けないでしょ?凄い混むんじゃない?せっかくなら東京ビックリサイト等の大きな会場で……いや、それだと数日しか出来ないか」


「あーうん。それにコラボじゃないとスタッフさんが必要になるからね。それから混雑については入場予約制だから大丈夫だよ。後日、通信販売もあるし」


「そしたら、ますます僕たちは行けないじゃない?」


「と思うでしょ?だけど実は開場時間は10時から20時なんだけど、関係者は8時から入れちゃうんだ~。だから明日、行こうよ。ポスターにサインしたいし」


「ぼたんはどう思う?」


「たまには屋外を歩かないと気が狂いそうだし、面白そうだから行きましょう!私も魔法で変装すれば大丈夫だと思うわ」


「まぁ確かにねぇ。それじゃ行きますか~」


 久しぶりの外出だからなのかな?皆、「やったー!」とか「いえーい!」等と喜びを表現している。


「はいはーい!光一、電車に乗ろう!」


「ブリタニア、大使館からだと地下鉄だよ?僕はバスの方が良いと思うなぁ」


「分かったわ。それならバスにしましょう」


「そうしてもらえると警備上の観点からも助かるわ」


「うん、それじゃイブ。準備をよろしくね」


「了解よ。明日は晴れるから、いい気分転換になると思うわ」


「おっ!それは良いね~!」


「光一さん、それからね。街頭ビジョンでハロライブの映像が放映されるんだよ!」


「それは観たいなぁ~」


「光一さん。せっかくですから、ファッション等も見ていきませんか?」


「あっ!めいさん、それとっても良いですね!」


「……めい?それからシャーロット?女性用下着店じゃなければ良いよ」


「あら?何故、ランジェリーショップは駄目なんでしょうか?」


「いや、めい?周りの目が痛いんですね。それに他の女性客のご迷惑になるし駄目でしょう?」


「確かに普通ならそうでしょうけど、我々が店に入る時点で、貸し切り状態となりますからね。関係ありませんわ」


「ぼたんはどう思う?」


「まぁ普通は止めておいた方が良いと思うわ。でも、他のお客さんがいないのなら良いんじゃない?というか光一?どうせ魔法で姿を変えるなら、女の子の姿になれば良いじゃない?そうすれば妻が増える心配もなくなるわよ」


「ふぇっ!?」


「おっ!それ、私も見てみたーい!」


「紗也華まで……いや、百歩譲って女の子の姿になるのは良いけどさぁ。自分が女の子の言葉を話すとかゾットするんだけど」


「よく言うわよ。自分の子どもを女子校に通わせようとしたくせに」


「紗也華。それはそれ、これはこれ。年齢の問題でもあるの!」


「でも結婚相手を増やしたくないんでしょ?それに女性の集団に1人だけ男性がいたら目立つわよ?」


「うっ……それはそうだけどさ」


「試しに女の子の姿になってみなよ」


「はぁ……それじゃやるよ。ディスガイズ!おぉ~!何か身体が光に包まれた!……あっ!包んでいた光が消えた」


「「「「「おー!」」」」」


「いやいや、『おー!』って何?う、うわっ!股間に凄い違和感がある。後ろ髪が伸びたけど邪魔だなぁ」


「光一、超ムカつく可愛さなんだけど!はい!手鏡で自分の顔を見てみな!」


「紗也華、キレられても困るんだけどな。うん、鏡ありがとう……はぃ?お前、誰?」


「ねぇ?光一?あなた自分の姿は変えず、周囲からの見た目を変えたんじゃないの?」


「いや、ブリタニア。そのつもりだったんだけどね。触られたりしたらバレるかなと思ってさ。女体化をイメージしたら出来ちゃった」


「ね、ねぇ?光一?元の身体に戻れるわよね?」


「うん、ブリタニア。僕もそれが心配だったから制限時間を設定しておいたよ。今回はお試しだから5分ね」


「そ、それなら良いの」


「ねぇ?光一?お胸がぺったんだけど大丈夫?」


「紗也華、駄目かな?ブラをつけたくないから、パーカーで誤魔化せないかなと思ったんだけど……ぺったんは駄目?」


「あっ、いや、そうじゃなくて。ぺったんだけど、お胸の先が服と擦れて痛くないかなという意味」


「あー。それなら大丈夫だよ?お胸は男性のままだからね」


「そっか。という事は下半身は女性なのよね?」


「うん、見てないけど多分、そうだと思うよ?それがどうかした?」


「それじゃぁ、私達が男性の身体になってベッドで遊んだらどうなるのかしらねぇ?」


「ヒィッ!お、お願いだから止めて!僕、そういう趣味ないから!」


「えー。ケチ……って言うのは半分冗談。私もそういう趣味はないわよ。でもどうなるのか興味はあったから少し残念」


「はぁ……良かった。僕、男に戻れなくなるんじゃないかと心配になったから」


「アハハハハハ。いやぁ~ゴメン、ゴメン。私も光一が男に戻れなくなると困るわ」


「紗也華、笑い事じゃないよ。それにしても声も女の子になっているね。自分でもビックリ」


「そうだ!光一、温泉に入りましょう!私の服を貸してあげる!」


「いや、紗也華。服は大丈夫だよ。ジーパンとハロライブのパーカーで行けるよ」


「パーカーはそれでも良いけど、ジーパンは男性用でしょ?それじゃだーめ!」


「男女兼用のものだから大丈夫だよ」


「チッ……ブリタニア?」


「そうね、紗也華。光一、良いから温泉に入るわよ!明日、入れない分よ!」


「え?い、いや。何か恥ずかしいから、元の姿に戻ってからにして」


「だーめ!拒否するとここで押し倒すわよ?」


「ヒィィ!ぼたん、助けて~!」


「あら?残念。助けないわよ?むしろ、私も押し倒す側に参加するわ」


「は、犯罪!それ犯罪だからぁ!」


「光一さん、バレなきゃ犯罪じゃないんですよってね。大体、ここってどこの領土でもないからね。地上の法は関係ないでしょ?」


「そんなー。まつりまで!?そ、そうだ!僕の天使であるナビィとエイドは助けてくれるよね?」


「残念だけど、ナビィも非常に興味深いから助けないわ」


「エイドもー」


「光一さん、素直に温泉に入ってくれば良いじゃないの」


「イブ~。何か分からないけど怖いの!あっ!そうだ!5分間ねばれば僕の勝利だ!」


「ふ~ん?光一?そういう事言って良いのかな?ブリタニア、仕方ないね。押し倒して襲おうか」


「そうね。残念だわ」


「ヒッ!ま、待って!わ、分かったから。温泉に入るから~!」


「光一?元の姿に戻った後、再度、女体化しなければ切るからね?まぁ光一なら切っても回復魔法で治せるでしょ?」


「ヒィィィ!鬼だ!紗也華ってそんなに鬼だった?ぼ、僕は妻を傷つけないよ?君はそんな僕を傷つけるの?」


「私も不本意ではあるけどね。知的好奇心には勝てなかったんだなぁ。安心して。ただ温泉に入るだけ。そうよね?ブリタニア?」


「そう。どんな姿になったのか見せてくれたら良いのよ。私達も光一が男に戻れなくなったら困るから何もしないわ」


「うーっ。分かった。それじゃ温泉に行こうか」


 そうして僕たちは温泉に入った。幸い皆にキャーキャー言われるだけで何もされなかったけど、とても恥ずかしかったね。

 ちなみに女体化した僕の名前はヒカリになったよ。まつりが決めたんだ。

 まぁしかし、恥ずかしい思いはしたけども。これで僕も日本で動きやすくなったよ。国王だと発覚する恐れがなくなったからね。


 さて、今日はレーネと寝る日だ。

 今はレーネとベッドで遊び終わったところ。


「はぁ~。今日もとっても楽しかったわ。光一さん、ありがとう」


「レーネが楽しかったのなら良かったよ。僕は今日、ひどい目にあった」


「ふふっ。まぁまぁ、そう言わずにね。ヒカリちゃん、可愛かったわよ?」


「可愛いと言われても……嬉しいような嬉しくないような複雑な心境だよ」


「あら?一度は女の子になりたいって思ったことはないの?」


「思ったことはあるけどね。でも男じゃないとこうしてレーネと遊んだり出来ないからさ」


「まぁそれはそうね。でも私は明日、外出するのも楽しみだわ。よろしくね?ヒカリちゃん?」


「レーネも意地悪だなぁ。こちらこそよろしく」


「うん。それじゃ寝ましょうか。明日は寝坊するわけにもいかないものね」


「そうだね。レーネ、おやすみ」


「光一さん、おやすみなさい」


 僕とレーネは眠りについた。

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