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862 面接と結婚とテーマパークの日程調整

 1年11月7日


「う~ん。イブ、4人は今どうしてる?暇かな?」


「多分、暇だと思うわよ?連れて来る?」


「うん、お願い。僕は明日、面接に参加するの面倒だし」


「了解……連絡したわ。着替えたりするから待ってと言われたけど、面倒だから連れて来るわね。服を着ていれば良いでしょ?」


「う、うん、良いんじゃないかな?」


「それじゃ行ってくるわね」


「うわぁ~お気の毒に」


「それじゃ面接の準備をしますか~!」


 ~約5分後~


「お待たせ~。少し抵抗されてね。時間がかかったのよ」


「お疲れ様。丁度こちらも準備が完了したところだから大丈夫だよ」


「ひぃぃぃ……これ何かの罰なのぉ~?私、何か悪い事した~?」


「うわぁ~凄い人達がいっぱいいるわね~」


「おー!スゲェ!感激!」


「はわわ~。やばいよ~」


「それじゃとりあえず座って。それじゃまずは雇い主のルフレンスさん、自己紹介よろしくね」


「えっ!?僕から!?……ってまぁそうだよね。あっ!皆、座って」


 皆、席に座ってくれた。そしてルフレンスさんは自己紹介をした。うん……そこまで求めていなかったんだけどまぁ良いか。


「それじゃ左の子から自己紹介してもらおうと思うけど、皆、リーベ王国に亡命して来た事についての事情は理解しているよ。だけど、それで不利な材料とするつもりはないから安心して。実際、ルフレンスさんと結婚しているリリアナさんと、ベネディットさんも皆と同じような理由で亡命して来たからね」


 結婚していると聞いて皆、一瞬だけ落ち込んだ後、2人と結婚していると聞いて驚いているね。


「それじゃ左の子から名前と、過去に仕事をしていたとかあれば教えて」


「ひぃぃ……わ、私からなのぉ~。名前はエルネットです。過去に仕事はしていません!で、ですが!学校シミュレーターで中学は卒業しています!自分で言うのも何ですが真面目な性格です!仕事は真面目にします!なのでよろしくお願い致します!」


『本当です』


「うん、それじゃ次の子どうぞ~」


「はーい!私はカロリーヌと申します。私も過去に仕事はしていませんが、学校シミュレーターで中学を卒業させてもらいました~。よくマイペースだと言われますが、仕事はちゃんとしますよー。よろしくお願いしますね」


『本当です』


「よっし!次は私の番ですね?私はカトリーヌです!仕事はした事ないですが、同じく中学校は卒業していますよ。あー。というか皆、同じ亡命仲間なら中学校は卒業していますよね?こう見えて私はパソコンを使うのが得意なので、そこら辺は任せてください!そういう事でよろしくお願いします!」


『本当です』


 元気な子だなぁ~。


「う、うん。それじゃ次の子」


「はわわ~。最後もやばいよ~。え、えーっと。私はリリアーヌと申しますです。はい。仕事はした事ありません!すみません!そ、そのぉ……多くの偉い人達に囲まれていて、非常に緊張しています。で、ですが。仕事はちゃんとします!本当です!物覚えは良い方ですから……よろしくお願い致します!」


『本当です』


 なんだか可愛い。


「あっ、うん。そうだよね。こんなに大勢いたら緊張するよね?仕事は参考までに聞いただけだから大丈夫だよ」


「あ、ありがとうございましゅ!はわわ~。緊張のあまり噛んじゃった~」


 やべぇ。可愛い。


「これは不利な材料にするつもりはないから正直に答えてほしいんだけど、ルフレンスさんと結婚したいとか、子どもが欲しいとか思ったりする?まぁ会ったばかりだから、まだ分からないかな?ちなみに既に結婚している2人は性格次第だけど、結婚しても良いと言っているよ」


「「「「本当ですか!」」」」


「お、おう。本当だよ。それじゃエルネットちゃんから教えて」


「はい!私はルフレンス様と結婚したいです!ルフレンス様は私の理想とする男性です!本当です!正直、早く結婚しないとマズイと焦ってはいます。だからと言って誰でも良い訳でもないんです。私の理想とする男性であり、この人と結婚したい!と思える男性というのが条件です。どうか皆様に認めていただけますと幸いです!」


『本当です』


「子どもはどうかな?既に結婚している2人は8人生むみたいだけど……」


「ひぃぃ……お、お強いですね。わ、分かりました!私も8人頑張ります!あっ!無理をしている訳ではないんです。元々、沢山の子どもが欲しいなとは思っていたのです。私は残念ながら酷い家庭だったので、愛の溢れる家庭を築きたいと思います」


『本当です』


「ありがとう。それじゃカロリーヌさんはどうかな?」


「そうですねー。私も皆様にお許しいただけるのであれば、ルフレンス様と結婚させていただきたいと思います。殆ど一目惚れに近いですね。ルフレンス様のような素晴らしい男性は中々いませんよ。それに私も特殊な事情を抱えていますからね。それをご理解いただける方はあまりいないと思います」


『本当です』


「子どもは……そうですね~。それじゃぁ、私も8人頑張りますね。こう見えて私の心は孤独のあまり酷いんですよ?愛情に飢えているんですね~。今すぐにでも子どもが欲しい程ですよ。でもどうしましょう?家の広さが心配になって来ましたわ。あっ!そもそも結婚していただけるとは限らないのに、私ったら何を心配しているのでしょうか~?失礼致しました」


『本当です』


「あっ、うん。家の広さは大丈夫だよ。そうだよね?イブ?」


「分かったわ。それじゃマンションの所有権は34階からと25階に変更。34階から28階の7階はルフレンスさん家族用。24階から27階の4階は従業員用にしましょう。合計で11階分ね」


「流石はイブ、ありがとう。それじゃカトリーヌさん、どうぞ」


「よっしゃ!私と結婚してください!お願いします!家の広さは問題ないみたいなので、私も8人頑張りますよ!理由ですか?私はルフレンス様が大好きだから!以上!何で好きなのかと聞かれてもですね。好きなものは好きとしか言えません!」


『本当です』


「そ、そっか。うん、分かるよ。それじゃ次はリリアーヌさん」


「はわわわわわ~。や、やばいよ~。私は良いけど、結婚希望者が多いからルフレンス様に結婚していただけるか心配。あっ!すみません!私も結婚したいです!理由を語ったら長くなるので一言だけ。大好きです!こ、子どもは……私も8人です。10人では多い気がしますし、かと言って6人では逆に少ない気がしますから。よろしくお願いしましゅ!あーっ!大事なところで噛んじゃった!」


 やべぇ。本当に可愛い。


「さてさて、ルフレンスさん。どうするよ?ちなみに全員、嘘をついていない事は指輪の力で確認したよ」


「ふぇっ!?」


「あー。商業ギルドには、うちの社員から良い感じに事情を説明したから大丈夫よ。人数が多いからとかまぁそんな感じでね」


「ルフレンスも大変だな。だがしかし、ありがたい事じゃないか。何を迷う必要がある?」


「ルフレンス?お母さんは皆、良い子達だと思うし、あなたなら大丈夫よ。ふふっ、お母さんは応援するわ」


「お父さんにお母さんまで!?……分かりました!4人全員で良ければ僕と結婚してください!」


 皆、「やったー!」とか「ありがとうございましゅ!」等、様々な言葉で喜びを表している。可愛い。


「それじゃルフレンスさん。色々と説明してあげなよ」


「分かったよ。それじゃ説明するね……」



 ~ルフレンスさんが説明を始めて約10分後~


「……まぁこんな感じかな?あっ!結婚したという事で今後、敬語はなしで、さん付けもなしの名前で呼ぼうね」


「ひぃっ。い、妹さんがハミルトン王子殿下と結婚しているとか。色々と凄いよぉ。あっ!ルフレンス、よ、よろしくね」


「あら~。私達って寿命がなかったのね~。色々と驚いたわ。それじゃぁ、ルフレンス。私ともよろしくね~」


 ほ、本当に驚いているのか分かりにくい人だなぁ。


「うひょ~!スゲェ!私、超凄い人と結婚しちゃった!やったぜ!あっ!それじゃルフレンス~!よろしくー!」


「はわわ~。やばいよ~。色々とヤバすぎて、やばいよしか言えないよ~。やばいよやばいよ~。ルフレンス、よろしくね」


 ベネディットさんの時の様にトーマンドさんやアメリエットさん達が「よろしく」と挨拶をして、皆もそれぞれ返事をして行く。

 いやぁ~。リリアーヌさん、可愛い。「よろしきゅ……はわわわわ~」って良いわぁ。

 ちなみに皆、妊娠後も含め出来るだけ仕事はしたいみたいだ。真面目だね~。


「光一さん、依頼されていた確認結果だけど……全員、駄目ね。よくあの連中の中で皆、真面目に育ったわね」


「そっか。イブ、それなら仕方ないね。まぁ~反面教師ってやつじゃないかな?」


「うわぁ~やっぱりだ。一度腐ったらどうしようもないんだ」


 エルフの皆さん、頷いていらっしゃる。どんだけ酷い連中なのか気になって、会ってみたくなって来たわ。

 面倒だから行かないけどね。


「あー、それから。土地と建物の購入交渉だけど、全て問題なく完了したわ。ルフレンスさん、明日の発注については心配しなくて大丈夫よ。交渉開始と同時に、うちの社員から従業員さんに事情を説明したからね。それから、従業員全員に工事完了までの流れを説明したから、そっちも何の問題もないわ」


「イブさん、本当にありがとう!助かるよ」


「うん、対応した部下にも感謝の言葉を伝えておくわね」


「僕からも感謝の言葉とお疲れ様と伝えてもらえるかな?イブも色々とありがとうね。お疲れ様」


「光一さん、お役に立てて良かったわ。それじゃ私から伝えるわね」


「うん、よろしくね」


「了解よ」


「はいはーい!光一、良いかしら?」


「ブリタニア、どうかした?」


「イブとのぞみを除く女性だけで温泉に入って、ゆっくりお喋りを楽しみたいんだけど良いかしら?」


 あー。男性がいる場だと話しにくい事とかもあるか。


「おー!良いね~。まつりもさんせーい!」


「僕は問題ないけど皆さん、大丈夫?」


「えぇ!?わ、私達、何の準備もして来ていないのだけど……?」


「や、やばいよやばいよ~」


「アメリエットさん、平気よ。準備は必要ないわ」


「ヤ、ヤベェ……王妃陛下と一緒にとか…心の準備すら出来ていないし、させてもらえないぞと」


「大丈夫よ。私達も殆どは、元々どこにでもいるようなただの平民だからね。それに女性同士だから気にする事ないわ」


「紗也華の言う通り。私はヒンメル王国の第一王女だけど気にしないで。女性同士だから出来る話もあると思うし、可能なら参考までにヒンメル王国にいた頃の事を聞かせてもらえると嬉しいわ。思い出したくもないなら無理には聞かないけど、ヒンメル王国のどこら辺が駄目だと思うか、元国民の目線からの意見を聞かせてほしいな」


「あのぉ~。私は結果的に素敵な男性と結婚出来て、今が幸せならそれで良いと思う。だから話しても良いけど……参考までにというと聞いてどうするのかなぁ?聞いても面白くないだろうし、失言をして消されないか心配だなぁ~」


「ベネディットさん、私達や神を侮辱しなければ大丈夫よ。私、個人としては別に何を言われても構わないんだけどね。立場上、そうもいかないの。私達や神以外なら何の問題もないわ。例えばヒンメル王国を全否定しても構わない。さっきベネディットさんが言ったように、私やエリアナもあなた達と同じ側だからね。そうよね?エリアナ?」


「うん、お姉ちゃんの言う通りよ。私達もヒンメル王国の問題を認識しているわ。だから私も元国民から率直な意見を聞いてみたいの。ヒンメル王国を全否定されても怒ったりとかしないから安心して。愚痴でも構わないわ」


「あーうん。さっきも少し言っちゃったけど、ヒンメル王国を全否定しちゃうかもしれないなぁ。でも、王妃陛下や神様は心の底から尊敬しているから失言しないと断言できるね。うん、安心した」


「良かったわ。それで聞いてどうするかだったわね?元国民の目線からの意見は非常に貴重なものだと私は思うの。場合によってはお母様に貴重な意見として報告させてもらうわ。先程、お母様もよく頭を抱えているとイブから話があったでしょ?お母様も問題を認識しているのよ。私が光一と結婚したのがその証拠。私やエリアナと同じくお母様も性格に問題はないから安心して」


「それなら大丈夫かな?私の話が参考になるかは分からないけどね」


「エリアナの言った通り、ただの愚痴でも構わないの。さっきも言ったけど無理には聞かない。でも案外、話すことで気が楽になったりするものよ?心の奥底にしまっている負の感情は吐き出しちゃった方が良いわ。特に皆さん同じ境遇だからね。共感してもらう事で自分だけではないと安心したり、スッキリすると思うわ。それに絆を深めることが出来るから、無駄にはならないと思う」


「あー、それ分かる気がする」


「それからね。私の子どもがヒンメル王国の次の王になるの。だから、私の子どもにこういう事例があったと教えてあげたい。お母様に報告するのもそう。現在も問題があるのなら改善すべきだし、再発防止も非常に重要。また、中には亡命したけど国に戻りたいという方もいるかもしれない。そういう方が安心して国に戻れる環境づくりも私は必要だと思う」


「確かに。2度と繰り返してはいけないよね。それに、私は結婚する事が出来て幸せだというのもあり、ヒンメル王国に戻ろうとは思わないけど、皆が皆、そうとは限らないか」


「うん。戻りたい方はいないかもしれないけど、だとしても国として環境づくりはすべきだと思う。だから、話を聞かせてもらえると嬉しいわ。温泉ならリラックス出来て話しやすいんじゃないかしら?身体の汚れと共に心の汚れも流そうね!」


「それじゃぁ、聞いてもらおうかな」


「はい!決まりね!他の皆さんもここで悩んでいないで、早く温泉に入りましょう!時間がもったいないわ」


「エリザベトの言う通りね。とりあえず温泉に入って、最初は女性同士だから出来る話をしましょう?第一王妃である私が代表して言うと、話したくない事は無理には聞かない。だけど、温泉に入るのは決定事項。という事で行くわよ!」


 ブリタニアはそう言うと転移魔法のゲートを使った。僕の妻が困惑している皆さんを連れていき、この場には男性とイブとのぞみだけが残った。

 一瞬、僕も温泉に誘おうかなと思ったけど止めた。申し訳ないけど男性の身体には興味ないからね。

 という事でアイスティーを飲みながら会話を続けた。


 まずはルフレンスさんに「妻が6人になったけど大丈夫?」と質問。すると「金銭面は大丈夫だけど、こうした方が良いとか失敗談があれば教えてほしい」と言われ、色々とアドバイスをした。例えばコミュニケーションは重要とかね。

 次に大阪の支店について質問。大阪の支店長はリーベ王国の地方にある店で、支店長をしていた人に頼んだら快く引き受けてくれたそうだ。現在は副支店長に仕事の引き継ぎ等の準備をしているとの事。


 それからテーマパークの日程調整をした。せっかくだから本店だけだけど、従業員全員をご招待。店は休んでもらって、朝食付きのホテルに宿泊してもらう。

 日曜日は大阪のテーマパーク。火曜日と水曜日は近隣住民の為にも店を営業。木曜日と日曜日は東京のテーマパークで遊ぶ計画。皆さん疲れるだろうなと思い1日間隔を空けている。

 日程調整の結果、11月19日の日曜日に開始となった。理由としては2つ。1つ目は店をオープンしてからしばらくは、休まずに営業したいから。なお、僕たちが結婚式をする日は、配信を観たいから店を休みにするらしい。2つ目は結婚式の翌週にクレマリーの誕生日があるから。その日はクレマリーとゆっくり過ごしたいからね。

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