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857 新SNS『ブライター』と報告

 1年11月6日


 今朝は普通に起きて朝食を摂り、食休みをして9時になったところだ。

 いやぁ~僕の方が先に起きたんだけど、エリザベトの寝顔は可愛くて最高だね。

 さっきまでワイワイしていたんだけど、9時になったら皆、「そろそろ仕事かな?」って空気を読んで静かになった。


「イブ、今日は報告事項があったりする?」


「1点だけだから会議室に行くまでもないと思うわ」


「分かった。何かな?」


「アリエットさんって覚えている?ハミルトンさんと婚約した子」


「うん、もちろん覚えているけど……どうかした?」


「いえ、大した事ではないわ。明日、日曜日の午後14時に、アリエットさんのご家族……ご両親とお兄さん夫婦、それからエテルノのマドレットが、ここに来るけど構わないかしら?ちなみにハミルトンさんやアリエットさん達は来ないわよ」


「うん、良いけど……何でここに?どうしてハミルトンくんの住む家じゃないの?」


「今回は光一さんに直接、お礼が言いたいみたいね。ハミルトンさんの所には4日の水曜日に来たわよ。光一さんとはどちらかと言うと仕事の話になるから、日にちを分けたと聞いたわ」


「疑問はあるけど先に……ハロメンのみんなー!明日、お客さんが来るけどどうする?場合によっては今日の午後、配信するのかなと思ってね。疑問はあるけど、早めに聞いたんだ」


「……まつりは既に決まっているけど、皆とチャットで議論させて」


「りょーかい。急がなくて良いからね」


「光一さん、ありがとう。チョット待ってね」


「はーい」



 ~約5分後~


「皆、お待たせ~。議論の結果をまつりから報告するね。結論を言うと、我々ハロメンも明日、同席させてもらおうと思う。配信については、今晩させてもらったら少し寂しいけど、全員しばらくお休みさせてもらうね」


「分かった。う~ん……今、思った事も後回しで、先にまつりからどうぞ」


「うん、同席する理由だけどね。やっぱりお客様がいらっしゃるのに、配信があるからって理由で妻が席を外す訳にはいかないでしょ?どちらかと言うと仕事っぽいから尚更。配信活動も仕事ではあるけど、王妃の立場としてどちらを優先すべきかは明らかだよ」


「まぁね」


「それに光一さんの所にお客様が来るなんてイベントは珍しい!話の内容は分からないけど、大変興味深い!……というのが同席する理由として、全員一致した意見。これは議論するまでもなかったね~」


「という事は、配信について主に議論したのかな?」


「そう!やっぱりね~平日の日中に配信しても視聴者さんが少ない。まぁアーカイブは観てもらえるかもしれないけど、配信するからには生で観てもらいたいと思う。ロムって観てくれたり、アーカイブを観てもらえるだけでもありがたい。だけどコメントで反応がないと少し寂しいかな?」


「視聴する側としてもリアルタイムで同時視聴するのが良かったり、コメントに反応してもらえると嬉しかったりするからね」


「うん。そういう訳で平日の日中は配信無し。明日の午後は配信出来ないと思っておいた方が良い。明後日以降は結婚式が近いのと、結婚式後も親が帰るまでは配信出来ないよね?でも、結婚式前に雑談配信をしておきたいよね?そうなると、今晩と明日の午前中しかない……という結論に至ったの」


「なるほど」


「そこで議論に時間がかかったのが、結婚式関連も話す雑談だから時間帯を被せたくない。そしたらどういう方法にしようかって部分。いくら明日、日曜日だからって朝方までする訳にはいかない。そこでこうしたの。彩花と紗也華の2人で1グループ。まつり達20人で4人ずつグループを作り5グループ。合計6グループで、1グループの配信時間は1時間半。今日は4グループで19時に配信開始して25時に配信終了。明日は2グループで9時から配信開始して12時に配信終了の予定だよ」


「という事はオフコラボかな?」


「今回はオンラインでのコラボ。その方が楽だからね。光一さんは今日、紗也華と寝る予定というのもあって、彩花と紗也華のグループが一番最初だよ。だから光一さん、明日は寝坊しても大丈夫!まつりからは以上!」


「光一、明日は日曜日だし、たまには私と一緒に寝坊しようね!」


「まつり配慮ありがとう。それじゃ、紗也華。たまにはゆっくりと寝ますか~。皆、明日は起きるの遅いからよろしく!」


「光一さん、良いけど……昼食前には起きてよね?」


「イブ、もちろんだよ。それよりもイブ?SNSの免許制度を始めた訳だし、新たに短文投稿サイト型のSNSを立ち上げよう!」


「名前はどうする?」


「それじゃ……『より明るい』等を意味する『ブライター』でお願いするよ」


「分かったわ。『Brighter』ね?サイト名は英語表記。検索はカタカナも可能にしておくわ。投稿は『Bright』。他者もしくは自分の投稿を再度投稿する事を『Rebright』でどうかしら?あっ!サイト名以外の用語はカタカナ表記にしておくわ」


「おー!良いんじゃないかな?例えば配信だとこんな感じかな?『ブライターにて開始ブライトしましたので、リブライトの程よろしくお願いします』と……ねぇ?イブ?地球でもサービス開始出来ないかな?」


「そうね。サービス開始と共に、SNS世界ランキング10位以下のフリッター社の買収計画も開始しようかしら?日本だとトップ5に入るんだけどね?近年、世界ランキングトップ5以内の某社を真似してみたりと、色々と迷走しているから丁度良いかもしれないわね」


「おっ!イブちゃん、アレ使う?『主要SNSにおける分析結果報告』。地球のイブちゃんが暇潰しに動作からプログラム、つまりソースコードを解析したり、脆弱性診断等をしてまとめたヤツ。それを基にあらゆる穴を塞いだ、どのSNSとも全く異なるプログラムを作り権利関係を回避しようか」


「う~ん……そうね、のぞみちゃん。D-Systemとも連携させれば普及するんじゃないかしら?」


「おぉ!良いね~。イブちゃん、一緒に考えようね」


「了解よ。よろしくね……続きは、のぞみちゃんと裏で進めるとして、光一さん、疑問って何かしら?」


「明日の訪問の用件はお礼みたいだけど……僕、何かしたっけ?」


「全て話すと明日の話のネタが無くなるから詳細は明日、聞いてもらった方が良いと思うわ。でも『え?聞いていないんだけど』ってならないように、最低限の情報を教えるわね」


「うん、よろしく」


「前提として10月25日の日曜日には、業務用プライベートエリアで生産した新商品の宣伝をした。そして、10月26日の月曜日からリーベ王国の市場でも、業務用プライベートエリアで生産した商品を扱うようになったわ。それから、大阪府とエクセポートシティは10月28日の水曜日の朝9時から宣伝を始めたの」


「なるほど?」


「アリエットさんのお父さんであるトーマンドさんと、お兄さんのルフレンスさんは、新商品の宣伝を当然、確認した。28日の水曜日は定休日。その日に新商品の情報と26日と27日の売上から、2人で話し合ったの。店の拡張と従業員を雇う事をね」


「いやいや、たったの2日間だけで判断するのは危険では?」


「考え方次第でしょうね。タイムイズマネー、機会損失という考え方も出来るから。11月頭から人を雇うには早めに動かないといけないし、店の品揃えを充実させるには、表通りから見て自分達の店の右隣は八百屋と魚屋、その更に隣は肉屋と雑貨屋と競合する」


「そういう事ね。特に競合は……邪魔って言ったら何だけどねぇ?」


「そして、大阪府とエクセポートシティの宣伝を観て良い機会だと思った。というのもこの2つの町は土地に余裕がある。だから、200平方メートル程の……日本で言うコンビニの様な店を推奨し、支援しているの。もちろん、コンビニが並んでも仕方ないから、良い感じにバラけさせているけどね。他にも住民誘致の為に色々とやったけど、細かいこ事は良いでしょう?」


「まぁ若干、気にはなるけど良いや。続けて」


「王都で商売しているというのは誇れるものではある。そして先程、話に出た4店舗はそれぞれ約100平方メートルの大きさ。まぁ専門店としては十分に大きいと思うわ。でもやっぱり何だかんだでそれぞれ不満があるみたい。競合とは言えご近所さんの仲が悪い訳ではないからね。それなりに会話をするのよ」


「ほぅ?不満?興味深いね」


「例えば店の上で両親と一緒に暮らしているけど最近、結婚して妻が出来た。3階建てで家も大きいけど、子作りは気まずいし、お互い生活パターンが異なるから困っていると。そして、子ども含め将来を思うと店も現状維持で良いのか悩んでいるとかね」


「あー心中お察しするわ」


「皆、それぞれ様々な悩みを抱えている。そして、特に支店はない。リーベ王国の王都からだと大阪府に移住しやすい。今なら一等地に住める。店を構えられる。大和王国は世界一の大国であり、人口増加と共に町も今後どんどん大きく成長して行く。テーマパークもある。住みやすく商売もしやすい町。これを機に移住するのではないか?と、トーマンドさんとルフレンスさんは考えた」


「う~ん?でもリーベ王国の王都に住んでいるし……不満があるとは言えリーベ王国が大好きな人だと来ないんじゃないかな?」


「トーマンドさんとルフレンスさんはそれも考えた。そこで1軒あたり1億リーベで4店舗を購入したの。これはトーマンドさんが行い、ルフレンスさんは11月頭から人を雇う為に商業ギルドに相談に行った。10月28日の午前中にね」


「マジで!?」


「うん、マジよ。10月中……つまり10月30日までに引っ越す事を条件にね。結局、残念ながら4店舗中、4店舗がリーベ王国の王都に残りたいと希望したの。先程、最近になって結婚した例を紹介したけど、他も皆、最近になって結婚しているわ。そして、似たような理由で子作り出来ないでいる。まぁ子作り以外にそれぞれ悩みがあるんだけどね」


「引っ越し期間が短っ!……ん?あれ?これ『人口増加プロジェクト』の対象では?」


「今回のケースだと家の大きさ自体には問題がないから対象外かな?まぁ役所に相談してもらえれば、完全分離型の2世帯住宅化とか対応を考えたとは思うけど……店についての不満は完全に対象外だからね。その一種の救済措置が大阪府とエクセポートシティへの誘致活動なのよ」


「そういう事ね」


「そこで我々の出番。子作りの悩み、これは『人口増加プロジェクト』の対象になる。だから役所の職員が色々と具体的な悩みや条件を聞いて、それに合わせて適切に対応したわ。まぁリーベ王国の王都も土地や建物が余っているからね」


「あれ?結局、対象にしたの?」


「住居部分はね。店の部分については土地や建物が余っているから、リーズナブルな価格……つまり、安価かつ適正な金額で買ってもらったわ。例えば大きなマンションの1階に、日本の一般的なコンビニの店舗面積である約200平方メートルの場所を用意して、土地代を購入してもらった。そして、そのマンションの2部屋を『人口増加プロジェクト』の一環で、条件付きだけど無料で差し上げた」


「店の内装工事は?」


「それは無料で対応したわ。ついでに言うと引っ越しもね。1億リーベは半分以上も余ったし、悩みも解決したし、引っ越しは我々で対応した。皆、喜んで10月中に引っ越したわ。ちなみに、工事はリップルさんの部隊にお願いしたけど、引っ越しは役所の職員で対応したわよ」


「そっか。それは良かった。店の拡張もしたのかな?」


「えぇ、リップルさんの部隊にお願いしてね。11月1日に拡張工事等をしたわ。そして店は約400平方メートルから約800平方メートルまで拡張されたという訳よ」


「……それ最早、スーパーじゃない?」


「それは今更よ。日本の経済産業省の業態分類としての定義でコンビニエンスストアの売り場面積は30平方メートル以上、250平方メートル未満とされているわ。スーパーは250平方メートル以上ね。つまり、いわゆる『小型スーパー』もこの定義ではコンビニなのよね~」


「マジか……知らなかった。ぼたん知ってた?」


「あー何か商業統計か何かで見たような気がするわね」


「流石は国のトップなだけある」


「気がするレベルよ?それに、光一も国のトップでしょうが」


「僕はなんちゃって国王だからね」


「よく言うわよ。やる時はちゃんと国王として仕事しているくせに」


「まぁ部下が皆、優秀だからね」


「そう。まぁ良いわ」


「うん……イブ、店を拡張して終わりかな?」


「いえ、まだあるわ。建物と建物の間はそれぞれ約3メートル、合計約6メートルの間隔が空いているの。間には塀があるわ。塀と建物の間隔が約3メートルなのね。今回、4軒の建物を買って建物を拡張した。4軒はそれぞれ、ほぼ正方形。1辺が約10メートル。表通り側を2軒、裏通り側を2軒買った」


「う、うん?」


「これまで1辺が約20メートルで、約400平方メートルの正方形の建物だったけど、今回の拡張工事により約20メートルかける、約40メートルで約800平方メートルの長方形になったわ」


「つまり、右側に倍に拡張したんだよね?」


「そのはずだったんだけどね。先程、言った通り建物と建物には間隔が空いていた。建物をくっつけると約6メートルの間隔が2つで合計約12メートル余る。使わないのはもったいないとなり約10メートル分、更に建物を拡張したの。つまり縦約20メートルかける、横約50メートルで、約1,000平方メートルになったわ」


「でっか!そんなに必要ある?」


「いえ、売り場面積自体は約800平方メートルよ。残りの約200平方メートルだけど……約100平方メートル。つまり縦約20メートルかける横約5メートルは、事務所や従業員用の休憩スペース、お客様も利用可能な男女別トイレ等がある空間ね。そして、後の約100平方メートルは関係者用マンションのエントランスね。オートロック、郵便受け、階段、エレベーターがあるわ。表通りと裏通りの両方に出入り口があるし、事務所へのドアもあるから外に出なくても店に出入り可能よ」


「表通りと裏通りの両方に出入り口があったら、郵便等の配達で困惑しない?というか関係者用のマンションって何?」


「ドアに分かりやすく記載があるから大丈夫だし、そもそもエテルノが配達しているから問題ないわ。ついでに、ドアに分かりやすく関係者専用マンションと記載している。お客様が店と間違えて入って来ちゃうからね。関係者用マンションは言葉の通りよ。従業員とその家族が住む為のもの。7階建てで2階から7階に部屋があるわ。各階5部屋。縦約20メートルかける横約5メートルで約100平方メートルの部屋」


「なっ…7階建て!?合計で30部屋もいる?」


「まぁ、そこら辺は明日、詳しく聞いて」


「分かった……ベランダや、共用廊下もあるよね?まぁそれでも広い方かな?」


「そうね。1人暮らしなら広い方だと思うわ……さて、私は先程、約12メートル余る。約10メートル分、更に建物を拡張したと言ったわ。そう、まだ約2メートル余っている。それに隣の建物との間にある塀までの、約3メートルを加えると合計5メートル。このスペースは駐輪場にしたの」


「これも表通りと裏通りの両方から入れるのかな?通り抜けされない?間に壁とかあるの?」


「その通り。表通りと裏通りの両方から入れるけど、間に何か商品を購入しないと開かないゲートがあるわ。人工知能が管理しているの。もしも商品を購入せずにゲートに突っ込んで破壊したら、人工知能が睡眠魔法等を使い警察に通報する事になっているわね……もちろん、従業員等の関係者は商品を買わなくても通れるわ」


「おー!良いねぇ」


「まぁとりあえずはこんなところかしら?詳細は明日、聞いてね。報告は以上よ」


「色々と気になるけど仕方ないか……それじゃ今日の仕事はおしまい!」


「それじゃ光一、皆で温泉に入りましょう!」


「ブリタニア、良いね~!それじゃ皆、行きますか!」


「「「「「いえーい!」」」」」


 その後、僕達は午前中は温泉に入り、昼食後は食休みをしてから『携帯プライベートビーチと温泉へのドア』を使い、6人とベッドで避妊具をつけて楽しんだ。いやぁ~楽しかったけど疲れた。12時間以上、楽しんだから流石に眠くなってドアの中で一眠りしたね。

 目が覚めてドアから出てからは、まったりお茶を飲みながら雑談を楽しんだ。


 今晩は予定通りに紗也華と過ごした。イチャイチャしながら身体を洗い合って、ベッドに移動後28時まで楽しんだ。

 つまり、4時だね。「紗也華も元気だね~」等と30分程、紗也華とお喋りをしてから寝た。


 さぁ~て。明日はどんな1日になるかな?

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