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834 天使の仕事について

 1年10月21日


「そうね、光一さん。それで状況確認というと?」


「天使8期生とエイド隊はどこまで把握しているのかな?勤務条件とか、リーベ王国の農業計画を天使40万人で進めるとかは?」


「それじゃ、ナビィがまとめて報告するわね。エイドちゃん、報告ありがとう」


「いえいえ~。光一さんに報告よろしくね~」


「うん。今、光一さんが言った事はナビィ隊、エイド隊の幹部全員が把握しているわ。幹部から部下には、会議後にまとめて報告する予定になっているわね」


「そっか。それじゃ残りの10万人について、僕の案を発表する前に……のぞみ?軍事作戦は、まだ天使が必要との認識で良い?」


「光一さん。悪いけど軍事作戦が終わるまでは2万人いてほしい。ただ、火曜日と金曜日は休みで良いし、9時17時で問題ないよ」


「作戦に遅れは出るかな?」


「いや、僕とイブちゃんは大丈夫だと思っているよ。……逆に言うとそれだけ今まで天使に暇な思いをさせていた事になる」


「そっか……」


「ホント申し訳ない」


「それはナビィのせいでもあるから……」


「まぁまぁ、僕が言うことでもないけど……もうそれは良いよね?」


「うん、光一さん。もうそれは良いって軍事作戦に参加していた3部隊の幹部に言われた……」


「そっか。それじゃ2万人の天使部隊に軍事作戦の支援をお願いする。どこの部隊にお願いするかは後にするね」


「光一さん、分かったわ。残り8万人の天使部隊はどうする?」


「そう、それなんだけど……つまり4部隊。4部隊にはヒンメル王国関連での工事を進めてもらいたい。ゆっくりで良いから」


「どうしてヒンメル王国なの?」


「ナビィ、ヒンメル王国は海が無くて、人や物資の輸送が大変だろうなって思ってさ。ヒンメル王国と大和王国に、ドックとドック専用船、その周辺設備さえ建設すれば楽になるかな~と思ってね。国王補佐官はどう思う?」


「それは大変、助かるよ。今は空輸しているからね。光一さん、船もエテルノが転移魔法を使うよね?」


「うん。そうだね」


「だったら船や飛行機を使わずに、エテルノが個人のアイテムボックスに物資を入れて転移魔法を使ったり、人を転移させれば良いと思うかもしれないけどね。それでは面白くない。それでは乗り物の代わりであり、道具と変わらない。だから面倒だけど空輸しているんだ」


「あっ……その発想はなかったわ。あー、僕の子孫がその結論に至っても拒否してほしい。そして僕にも報告してもらいたい。必要なら法改正を指示するから」


「光一さん、分かったよ。ありがとう」


「いえいえ、僕もエテルノの神として道具扱いは許容出来ないからね。……自分も無意識にやっているかもしれないけど」


「光一さんは今の所、ラインを越えていないから大丈夫だよ。許容範囲外になったら言うから安心して」


「了解。それで、4部隊の内の1部隊は柔軟に動いてほしい。ヒンメル王国関連の工事の優先順位は低め。優先順位高めで何をしてほしいかと言うと、例えば人工知能の工事や何か工場を造りたくなったら、それをお願いしたい。後は食品冷却サービスの工事もお願いしたいんだ。国王補佐官はどう思う?」


「それも助かるね。食品冷却サービスは一般向けでは無くて業務用。それも食品を売買している店だけだからね。そういう店は決して少なくないけど、2万人いれば人員が不足する事はないと思う」


「工事は9時17時の間であり、週に2日、休日があるけど大丈夫かな?」


「それはお客様に理解してもらうよ。いや、理解してもらえる様に我々が広報活動をするね」


「うん、分かった。よろしく。ヒンメル王国関連の工事についてはどう思う?」


「そうだね……ヒンメル王国関連の工事はゆっくりとしてもらう。この方針で問題ないと思う。本来ならリーベ王国の工事が終わるまでは何も出来なかったからね」


「天使側の意見を聞く前に、先に担当を発表するね。柔軟に動く部隊はリップルにお願いしたい。次にヒンメル王国関連の工事はライト、ヒカリ、ラストナンバーにお願いしたい。そして、軍事作戦の支援はファーストナンバーにお願いしたい。まずはリップルに聞きたいんだけど……柔軟に動くという事は、一番、指揮命令が大変だと思うけど大丈夫かな?……はい、ナビィ隊のリップルどうぞ」


「はーい!結論を言うと問題ありませーん。私も天使なので余裕です!確かに作業分野が大きく異なるので大変に思えるかもしれません。しかし、他の現場とあまり変わりませんよ?2万人の部下に指示を出したり、報告を受けるのは何ら変わりませんからね」


「了解した。ありがとう。よろしくね」


「はーい!」


「次に皆にお願いしたい。作業はゆっくり、のんびりで構わない。間に合わなければ、その様に報告してもらえれば問題ないよ。……あっ、はい。ナビィ隊のスターワンどうぞ」


「7期生を代表してスターワンの私、織女おりひめ1号が失礼します。リーベ王国の農業計画についてですが、多数の人員を追加していただいた上、私達は週に2日だけしか勤務しません。疲労による戦力低下がありませんから、作業効率は向上します。ここまではよろしいですか?」


「あっはい」


「私達は仕事が嫌いな訳ではありません。仕事が嫌いなら1年以上放置されてもリストラされた等と考えずに平気でいられます。私達、天使もエテルノと同じ様に仕事をするのは幸せに感じます。ただ、休日なしの長時間労働を改善してほしかったのです。今回、それを改善していただき大変感謝しております」


「感謝されるような事ではないけど……あっはい。素直に感謝の言葉を受け取っておくよ」


「はい。先程、私が申しました通り私達は週に2日だけしか勤務しません。しかも、急ぐ必要もありません。私達はゆっくり、のんびりまでは求めません。気楽に楽しく普通に仕事をさせていただければ十分です。天使の幹部の皆様、いかがでしょうか?私の意見に賛同いただける方は拍手をお願い致します!」


 おー!天使の幹部全員、拍手をしている。


「賛同いただき、ありがとうございます。マスター、先程も申しましたが作業効率は向上します。私達、天使が普通に仕事をすれば、リーベ王国の農業計画は早く終わる事はあっても、間に合わないという事はありません。断言します。ご安心ください」


「分かった。ありがとう。でも、認識の通り、急ぐ必要はないからね?万が一、間に合わないとなっても全く気にする必要はないよ。ただ、出来るだけ早めに報告や相談をしてもらえると助かる。まぁ相談や報告が遅くても怒ったりはしないけどね」


「承知しました。それでは気楽に楽しく普通に仕事をさせていただきます。万が一、間に合わないと分かったら、早期に報告や相談をさせていただきますね。賛同いただける方は拍手をお願い致します!」


 おぉ、今度も天使の幹部全員が拍手をしているね。


「ここは僕から。皆、ありがとう。ただ、1点補足ね?報告や相談は出来るだけ早めで良いから。出来るだけね。何事も無理はしなくて良いよ。気楽に報告や相談をして。ないとは思うけど、ナビィやエイドが怒ってきたとか、パワハラとか、不満等があったら……ナビィ隊ならエイドに、エイド隊はナビィに相談して。それでも駄目なら僕に直接、相談してね」


「引き続き私から失礼致します。色々と配慮や改善をありがとうございます。大変、助かります。はい、分かりました。無理は致しません。……ですが、非常事態発生時は別です。私達、天使はマスターの戦力です。非常事態発生時は遠慮なく、休みだろうと関係無く呼び出して、ご命令ください。異議のある方は挙手を願います!」


 ……手を挙げる天使はいなさそう?


「「「「「異議なーし!」」」」」


「マスター、異議なしとの事です。非常事態発生時は最大限、協力致します!」


「お、おぉ。そ、それじゃ、非常事態発生時はよろしくね」


「はい!私達にお任せください。私からは以上です」


 天使が動く非常事態って何があるのか分からないけど……後でナビィから神レベルの常識をデータ共有してもらえば良いのかな?

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