839 天使定例会議前に考え事
1年10月21日
「ふぅ~食べ終わったー!ごちそうさまでした。いやぁ、今日も美味しかった」
「こふいち、ちょっほ、まっへ」
「ブリタニア、まだ時間はあるから大丈夫だよ。ゆっくり食べて」
「…………ふはぁ~!私も食べ終わったわ!」
「そ、そんなに急がなくても良かったのに」
「私が最後なのが嫌だったの!食休みもしたかったし」
「そっか。それじゃ食休みしよう」
「光一さん、ナビィは先に行って準備しているわ。ナビィに全権限を与えてもらえる?」
「エイドも手伝う~!」
「えーっと、全権限ね。こうかな?ナビィとエイドに全権限を与えたよ」
「うん。光一さん、確認したわ。ありがとう。エイドちゃんよろしくね」
「りょうかーい」
「他の妻にはナビィから全権限を与えるし、全ての神に閲覧権限とアクセス権限を与えるわね。後は光一さんの天使にも」
「おー!ありがとう。助かるよ」
「プライベートエリアの名前も『光一の業務用PA』に変更したわ。それじゃ行ってくるわね」
「エイドも行ってくる~!」
「了解。2人ともよろしくね」
「チョット待った。ナビィちゃん、僕はまだ計画を共有していないよ?」
「あー。とりあえず会議場だけ建設しておけば良いかなって思ったんだけど……そうね。計画を教えて」
「ゴメン、ゴメン。そういう事か。まぁ確かに急ぐ必要もないからね」
「のぞみさん、気にしないで。それよりも早く教えて?」
「おっと。了解。ちょっと失礼するね」
ナビィとのぞみは頭を近付ける。
「……おぉ~!少し大規模な計画過ぎる気がするけど、まぁ良いか。……ふむふむ。りょうかーい」
「それじゃよろしく頼むよ」
「のぞみさん、ナビィ達に任せて!それじゃ今度こそ行ってくるわ。また後でね」
「ばいばーい」
そう言うとナビィとエイドは去って行った。
さて、マジでどうしようかなぁ。
「光一、怖い顔をしてどうしたの?」
「……ん?紗也華、僕ってそんなに怖い顔をしていた?」
「うん。私は本当に平気だけど、もしかして光一、さっき遊んだ時に大事な息子さんを傷つけちゃったとか?痛い?」
「あっいや、僕も何の問題もないよ。心配してくれてありがとう。ちょっと真剣に考え事をしていただけだよ」
「身体に異常がないのは良いけど、考え事って?」
「うーんとね。この後の会議どうしようかなぁって考え事をね」
「今後はどんなに忙しくても日曜日と水曜日はお休みにして、労働時間は9時17時。残業なし……という案ではないの?」
「それでは駄目な気がしてね。どうしようかなってね。……それに何人増やすかも悩んでいるんだ」
「光一も大変ね。……そんなに悩んでばかりいるとハゲるわよ?」
「いやいや、紗也華さん?僕は神だからハゲないよ!」
「髪と神って?光一、それ寒い」
「いやいやいやいや、紗也華。僕はそんなつもりで言った訳ではないからね!」
「あっ!光一って若返る前はハゲていたんだっけ?」
「だ~か~ら~!時々、白い透き通った髪が生えて来たり、抜けて来たりしたけどね!ハゲてはいないよ!」
「光一、また髪の話してる」
「紗也華、髪の話を始めたのは僕じゃないでしょ!?君だからね!」
「あっそう?でも光一、あなただけで悩んでも仕方ないわ。国王補佐官に相談したら良いじゃないの?」
「おー!紗也華さん、良いこと言うね。そうだよ?光一さん。もっと僕達を頼ってよ」
「僕は自分なりに考えて、その上で相談したいの!最初から丸投げというのはあまりしたくない。……たまにやっているけどね」
「そっか。邪魔して悪かったわね。考え事、続けて」
「まぁお陰様である程度、考えがまとまったからもう良いよ。ツッコミながらも考え事を続けていたからさ」
「光一って意外と器用なのね」
「意外っていうのは余計だけどまぁ良いや。国王補佐官、案があれば教えて」
「おや?光一さんの案は教えてくれないのかい?」
「国王補佐官の案を聞いて、再度、考えて会議で発表しようと思う」
「気にはなるけど了解だよ。僕とイブちゃんの考えでは50万人まで増やして、週休二日制。労働時間は9時17時。残業なしだね」
「そっか。つまり国王補佐官としては、僕の当初の案とエイドの案が良いと思う?」
「うん。そうなるね。ただし、ここからが違う。隔週金曜日に会議を行う。リーベ王国等と同じだね。会議は午後13時からにする。寝坊したい日もあるだろうからさ。その代わり定例会議の日は幹部が集まる会議だけで天使の仕事は終了。普通の天使にとっては休みだし、幹部の天使としても会議だけで終わりだから良いと思う」
「う~ん。なるほどね。ちなみに天使部隊の半分をエイドが担当する案はどう思う?」
「考え方次第ではありだと思う。司令官が複数というのは一見効率が悪く思えるけど、軍で考えると意外とそうでもないだろう?小隊があったり、中隊があったり、大隊等がある。そしてそれぞれに『長』がいる。普通の事だよ。最高指揮官が1人なら何の問題もない」
「そっか」
「さっき、ナビィちゃんとも話してね。僕とイブちゃんも今回、反省した。再発防止策として連携強化で一致したよ。エイドちゃんもナビィちゃんを支えて行く考えでいる。でも僕達としては天使部隊の担当を分ける必要性をあまり感じないかな」
「ありがとう。その意見を参考に再度、考えてみる。ゴメン、少し黙るね」
~約5分後~
「たっだいまー」
「ただいま~」
「おぉ!ナビィとエイドお帰り。お疲れ様」
「光一さん、もしかして起こしちゃった?」
「あー違う、違う。目をつむって考え事をしていたんだ。丁度、考えがまとまったから邪魔したとか気にしないでね」
「そうなの?なら良いんだけど……」
「光一さん、そろそろ時間よ」
「おー!イブ、もうそんな時間か!それじゃ行きますか」
僕達は業務用プライベートエリアに移動した。
国連総会議場ビルの前に僕達はいる。
「おー!開拓されていて美しい風景だね~!」
「エイド、ナビィちゃんと一緒に頑張ったからね」
「そっか。エイドもナビィもありがとう」
「良いのよ。光一さん、行きましょう?こっちよ……あっそうそう。特に頼まれなかったけど理事会議場ビルも建設したわ」
「へぇ~。安全保障理事会議場がある建物だよね?」
「そそ。業務用プライベートエリアとして、普段も仕事で使うならあった方が良いと思ってね。ただ、地球とは設計が異なるわ。安全保障理事会議場もあるけど、マンション1階にあるのと同じレストランもつくった。普段はそこで仕事をするのが良いのかな?って思う」
「おー!それは助かるよ」
「それから、使うかもしれないと思って記者会見室もつくったわ」
「おぉ!それもありがたい!」
「そうでしょ?……もう少しで到着するからナビィについてきてね~」
~数分後~
「とうちゃーく!それじゃ扉を開けるわよ」
ナビィが扉を開けると既に天使が座っていた。さぁ~ていよいよ初の天使との会議。荒れなければ良いけどなぁ……。





