835 生命神さんに様々な質問
1年10月21日
「それじゃ、脱線ついでに生命神さん、チョットした心配事が5つあるんだけど、先にそっちを聞いても良いかな?」
「お?なんだろう?良いよ~何でも聞いて」
「1つ目は、大和王国のある惑星の外。つまり宇宙に知的生命体っているのかな?」
「いないよ。生命神として断言しても良い。知的生命体どころか生命体は一切いないから安心して。アレだよね?宇宙からの侵略とかが心配なんでしょ?」
「その通り。いないなら良いんだ。2つ目の心配事は他の世界から侵略される可能性って、あったりする?」
「他の世界に迷惑をかけない……というのが、どの世界でも共通のルールだからね。基本的には侵略される事はないはず。頭に『基本的には』と付けたのには理由がある。例えばサイバー攻撃の様に他の世界の知的生命体が、世界管理システムのセキュリティホールを利用して、侵略してくる可能性はあるから。ただ、その場合は世界管理システムのログを見れば、どの世界から来たか分かるから、侵略者の世界の神に断固として非難する。そして再発防止策の徹底と、侵略者に対する対応を求める。もちろん、こちら側もセキュリティホールを塞ぐけどね」
「あー。もしその世界の神が腐っていたら?」
「その時はこちら側で勝手に対応するよ。具体的にはセキュリティホールを塞いで、時間を侵略前まで戻す」
「という事は軍備は必要ない?」
「いや、悪いけど一応は持っておいてほしい。超が付く程の万が一の為にね。それもあって銃を使うダンジョンを創ったからさ、よろしく頼むよ」
「うん。まぁ、いくら世界が平和でもダンジョン以外に災害対応もあるからさ。軍を無くす考えは全くもってないけど、一応、確認しておきたかったんだ。神々から民事不介入的な事を言われたらどうしようかなって……つまり、人類同士の問題だからってね」
「ナイナイ。あー確かにフォルター帝国の件は大変ご迷惑をおかけしたけど、今後は大丈夫だから安心してね」
「了解。3つ目の心配事はこの世界の太陽やこの世界に寿命があるのかなぁ?という事だね」
「それはないね。その為に色々とバランス調整されているから大丈夫だよ」
「なるほど。4つ目はこの世界も隕石衝突の可能性はあるのかな?という点について」
「それもない。先程のバランス調整の一環でね。この世界はイージーモードだから大丈夫。僕達としても世界が滅びるのは困るからね~。いや、本当に」
「そっか。それじゃ5つ目は将来的に何らかの理由で……例えば人類が増えすぎたとかね?その際に火星等に移住しても問題ないのかな?」
「まぁ問題ないし、この世界の力が増すから歓迎するけど……その際は光一くんの元いた世界の火星と同様に、移住先の惑星に新しい世界管理システムと神々を用意する事になるね~。惑星開拓やバランス調整等は神々がするから、人類は移住を決断して自らの力で移住してもらうだけだね」
「それを聞けて安心したよ。もしも将来、人類が『我々にとってこの世界は狭い!食糧不足だー!』とかなったらどうしようって心配していたんだ」
「僕としては、むしろ早くそうなってほしいものだよ」
「光一、あなた本当に心配性ね?」
「いやいや、紗也華?国王としてあらゆるリスクを考えた結果だよ。石橋は叩いて渡らないとマジで怖い」
「光一、石橋も叩き過ぎると逆に壊れると思うわよ?」
「それは重大な欠陥!」
「まぁまぁ、2人共。確かに光一は心配し過ぎかもしれないけど、私はこの世界が簡単に滅びないと分かって良かったと思うわよ?それよりも、そろそろ生命神さんが来てくれた本題に入りましょう?」
「まぁ確かにね。100年後なら『悲しいけど寿命だ~』と思ってまだ諦めがつくけど、明日とか50年後とかにこの世界が滅んだら私も困るわ。その心配が無くなったのは良い事ね」
「うん。まぁ良いか。それじゃ生命神さん、本題をよろしく!」
「了解。えーっと何だっけ?……あっ!そうそう!『獣人は他の種族よりも嗅覚が優れているのか?』という事だったね。結論を言うと、他の人類と変わらないよ?まぁ確かに強く意識すれば嗅覚が敏感になるけどね。例えば犬の様に常に嗅覚が優れていたら、日常生活に支障をきたすと思ったから、そういう設定にしたんだ~」
「へーそうなんだ。生命神さん、答えてくれて本当に助かるよ。獣人に直接その質問をするのは失礼かなって思っていたから」
「光一くん、助かったなら良かったよ。まぁ確かに獣人に聞きにくいかもね。2つ目はオーエス大陸は東海岸で無くても、コーヒーが育つのかだったね?……うん。問題無く育つよ。オーエス大陸も緑豊かでしょ?温暖な気候で、十分な降雨量と肥沃な土壌に恵まれている証拠だよ~」
「おぉ!光一さん、悩みが解決したよ!東海岸じゃないと駄目なら、コーヒーの生産をリア王国かトラバント地方でする予定だったから。でもそうするとオース王国やドワーフの国は何を育てようか悩んでいたんだ」
「うん。のぞみ、僕も解決して良かったと思う」
「3つ目についてだけど……オース王国は地球のインドネシアで育つ農産物なら何でも大丈夫だよ。例えばトウモロコシとかコーヒー、ナス、ほうれん草、サトウキビ、シナモン等だね。ドワーフの国はオーストラリアで育つ農産物なら何でも大丈夫だよ。例えばアーモンドとか、ブルーベリー、ブドウ、サトウキビ、ホップ、綿花だね。ヒンメル王国は……木関連が良く育つよ。例えばミカンやリンゴ、サクランボ等の果樹や天然ゴム、お茶。あー。木ではないけど米も育つね~。その他の木以外はあまり育たないからオススメしないよ。『あまり』と頭に付けている様に絶対ではないけどね」
「生命神さん、分かりやすい説明をありがとう!僕とイブちゃんの悩みがスッキリと解決したよ」
「それは良かった。他に質問はあるかな?」
「天使を増やすのを自動化って出来ないですかねぇ?」
「ボットを使えば出来るよ?詳しくはナビィちゃんに聞いてね」
「え!?そうなの!?ナビィ何で教えてくれなかったの?」
「だって光一さん、教えると調子に乗って増やしまくるでしょ?」
「まぁ……否定は出来ないかも」
「他に質問はある?……大丈夫そうだね。それじゃ僕は帰るよ」
「では、では生命神さん、来てくれてありがとうね。助かったよ」
「いえいえ、光一くん。お役に立てて光栄だよ~そんじゃまったねー!」
そう言うと生命神さんは帰った。





