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833 会議の開始とどうしよう?

 1年10月21日


 今は午前9時を過ぎたところだ。

 マンションのレストランに僕、ブリタニア、紗也華、ナビィ、エイド、イブ、のぞみがいる。

 先程まで朝食後の雑談をしていたけど、他の妻はパーティー会場に移動した。

 ……あっ!そうそう!まつりが起きた時の反応、とても可愛かったよ。しばらく寝ぼけていたね。


「さて、久しぶりに会議を始めよう!」


「光一、ありがたいし、良いんだけど……私も必要なの?」


「ん?紗也華。日本人代表兼、次期大和王国の国王の母親として聞いていてもらえると助かる。もちろん、意見があれば言ってね」


「そういう事なら分かったわ。私も元は平民だからね。ちゃんとした国王に育てる為に、もっと光一の仕事の様子を見たかったの」


「ほぉ、そうなの?それなら今後は出来るだけ一緒に行動しようか。と言っても僕は国王っぽい事はしてないけどね。政治については僕より確実に、ぼたんの方が詳しいと思う」


「一緒に行動させてもらえるだけで十分だし、助かる。私が知りたいのは政治では無くて、光一の考え方とか仕事の様子だから」


「そっか。それじゃ今度こそ会議を始めるね。国王補佐官、報告はあるかな?」


「それじゃ~今日は僕から報告をさせてもらうね。以前、『レストランのサービスは結婚式まで』と話したけど、予定を変更するね。11月3日でサービスを終了させてもらうよ」


「理由を聞いても良いかな?」


「うん。現在の東京都民の人数と既に来ているお客様から計算したところ、11月3日には全東京都民がサービスを受けられるはずだからだよ。というか11月3日には定員割れが発生すると思う。サービス終了日はこの後、ニュース番組で伝える予定でいるよ」


「仮に予定等でその日までに来られない人については?」


「それについては、1時間たった数人のお客様の為に、王妃の時間を拘束する訳にはいかないと僕とイブちゃんは判断したんだ」


「まぁそれもそうか。ダラダラ続けても仕方ないよね」


「うん、そういう事。レストランについての報告は以上だけど質問等はあるかな?……大丈夫?」


「のぞみ、大丈夫だよ」


「光一さん、了解。次の報告に行く前にナビィさんに計画の共有と相談をさせてほしいな。ナビィさん、頭を近付けてもらえるかい?」


「りょうかーい!……ふむふむ。おー!なるほどね。うんうん。オッケー!」


「それでナビィさん、今月中に間に合うかな?」


「ふむ、そうね……まずは天使のタスクを整理させてもらえるかしら?まずはテーマパーク関連の建設は予定通りに終わっているわ」


「うん。現場のエテルノからも報告を受けているよ。ナビィさん、対応ありがとうね」


「ナビィは指示しただけだから……。それで他にも色々と進めていると思うけど一旦、全て白紙にして考えるわね。例えば軍の制圧作戦だけど、軍が優秀過ぎるのもあり、現場の天使から『暇だ~』って言われているのよ。元々、余裕を持たせて何の任務にもついていない、空いている部隊がいるから余計にね」


「あーうん。それは申し訳ない。制圧作戦が終盤になってね、現場の軍からも『天使の人員が多すぎる』と聞いてはいた。だけど、急ぎの用件もないから保留にさせてもらっていたんだ。2万人の1部隊だけ残してもらって、残りの2部隊は任務終了で大丈夫だよ」


「了解。他に必要な人員を教えて」


「そうだね……少人数で良いから柔軟に動ける部隊がほしい。例えば人工知能の工事とか、何か工場を造りたくなった時とかの為にね。天使1期生から3期生までの8人いれば良いかなと思う。このグループの指揮官としてリップルちゃんに毎朝9時頃、デジタル庁長官の元に来てほしいんだけど……駄目かな?仕事があれば、その時にお願いをして、仕事が特に無ければ帰ってもらうカタチでどう?」


「う~ん。工事の依頼ってどれくらいあるの?」


「世界各国で対応しているから、基本的に毎日数件はあるね。新サービスの開始で作業量が多くてパンクしそうな時は、リップルちゃんか僕達からナビィさんに援軍要請をさせてもらうよ。デジタル庁長官は基本的にいつも同じ場所にいる。もしも不在の場合は職員が対応するからよろしく頼むよ」


「そういう事なら良いかな?りょうかーい。場所は分かるからリップルに指示を出しておいたわ。明日からで大丈夫?」


「うん。それで問題ないよ。他に必要な人員もとりあえずは大丈夫」


「それじゃ残りの18万人を投入すれば来週……27日の夕方には計画にある天使の作業が完了すると思う。それで良いかな?」


「おー!良いよ!大変助かる!現場によろしくと伝えてもらえるかい?」


「オッケー!部下に指示を出したわ!うん。伝えておいた」


「ありがとう!」


「あのぉ、どの計画かな?」


「おっと、光一さんゴメンね。リーベ王国の農業計画の件だよ。いやぁ、来月の頭には店頭に商品を並べられそうで良かった~!」


「あー!あの件ね。それは良かった」


「それでね、光一さん。頼まれていた他の国での農業計画なんだけど……3つ分からない事があって困っているんだ」


「ん?何かな?」


「1つ目は獣人は他の種族よりも嗅覚が優れているのかという事。2つ目はオーエス大陸は東海岸で無くても……例えばオース王国でもコーヒーが育つのかという事。3つ目はヒンメル王国やオース王国は何の作物が育つのかが分からない。ドワーフの国もそうだけど、とりあえず、ブドウは育つだろうと思う。というのも僕達は基本的に地球のデータを基に恐らくこれなら育つだろうと考え、計画しているんだ。しかし、衛星写真を見ると、地球で言うオーストラリア大陸の地形は大きく異なるし、乾燥地帯が殆どない様に見受けられる。むしろ緑豊かだ。光一さん、そうだろう?」


「まぁ、分かるよ。判断材料となるデータが圧倒的に不足しているんだよね?リーベ王国やティア王国は殆ど、地球と同じだから良いとして、他の国は大きく異なるわな。そして大和王国は建国1年未満で、気象観測データもほぼない。これで判断しろという方が無理があったか。う~ん。どうしようかなぁ?」


 僕は真剣に悩む。獣人に聞くのはやっぱ失礼だよなぁ。作物は試行錯誤するしかないかなぁ?それともデータが集まるまで待つか?

 いや、でもそれって年単位で時間がかかるよなぁ……?マジでどうしよう。

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