812 魔法のバランス調整の変更点
1年10月11日
さて今日は特にイタズラとかされず、普通に起きて皆で朝食を摂った。
主な理由は今日からレストランからアリーナに会場が変更になったからだね。
午前中からリーベ王国にお邪魔して会話を楽しんで、昼食をご馳走になった。
いやぁ~会話は楽しいし、今日も食事が美味しくて最高だったよ。
……そして13時を過ぎた頃。
(バンッ)
「ヤッホー。あ~っと。生命神だよ。光一くん、バランス調整が完了したみたいだよ」
「おー!生命神さん、お疲れ様。報告ありがとう!助かるよ。魔法神ちゃん聞いてるかな?聞いて無くても良いや。お疲れ様」
「多分、聞いていると思うよ。えっとね。権限レベル0は無くなって、レベル3を上限に全体的に権限レベルがスライドしたよ。例えば今まで権限レベル0だった人は権限レベル1になった。今まで権限レベル1だった人は権限レベル2になった」
「なるほど」
「権限レベルの違いも明確化した。権限レベル1は生活魔法しか使えない。権限レベル2は攻撃魔法も使える。権限レベル3は魔法の最大威力が高く魔力量が多め。努力次第でレベルが上がる。じゃぁどんな努力をすれば良いかと言うと単純。ただ魔法を使えば良い。権限レベル1で攻撃魔法の練習をひたすらしても無駄。ひたすら生活魔法を使えばそのうちレベルアップするよ。権限レベル2はひたすら攻撃魔法の練習をする必要がある。権限レベル1から2と2から3とではレベルの上げ方が違うから注意ね」
「ほうほう。分かりやすい」
「レベルアップすると魔力量が増える。ただし、種族毎に元々の魔力量が違えば、レベルアップによる魔力の増加量も違う。極端な話、獣人のレベル3は最大威力での攻撃魔法が1回しか使えない。一方、エルフのレベル3は最大威力での攻撃魔法が何度も使える」
「それ。街中でやられたら危なくない?」
「そこはエテルノや君達の出番。権限レベル5以上で、相手が自分以下の権限レベルなら、権限レベルを0に出来るよ。まぁ神レベルになると例外があるけど……それは置いておくね。権限レベル5以上の者が誰かの権限レベルを下げるのは仮処分だと思って。その後、魔法神ちゃんが確認し正当だと判断されれば処分は維持される。不当だと判断されれば権限レベルは復活する」
「あー。エテルノの権限レベルが他の人類を上回る5の理由は治安維持の為でもあったね」
「そういう事。質問等はあるかな?」
「了解。とりあえず大丈夫。ありがとう」
「それじゃ僕は失礼するね。まったね~」
(バンッ)
「よしっ!それじゃイブ、ティア王国の学校で子ども達のステータスを確認してみて。そして、生活魔法が使えるか試してみて」
「光一さん、分かったわ。確認してみるわね」
「お願いね~」
~約5分後~
「光一さん、良いかしら?」
「うん?何かな?」
「全学校の全クラスで確認してみたら元々、魔法が使えなかった子の全員が権限レベル1になっていたわ。試しにライト、空中に光の球を出させてみたら全員が使えたわ!」
「おっ!流石は魔法神ちゃん。大丈夫そうだね」
「体育の授業でグラウンドにいる子どもで、元々、魔法が使えなかった子に試しにファイアーボールをエテルノである先生に向かってと、上空に向かって使ってもらったの」
「おー!結果は?」
「どちらも魔法は発動しなかったわ。クラスのメンバーの対象者全員に試してもらったけど、結果は全員同じ」
「ふむ、魔力量は?」
「元々、魔法が使えなかった子は魔力量がゼロに近くなっているわ。多分、生命維持の関係で最低限の魔力量なんだと思う。それである基準値以下の魔力量の場合は攻撃魔法が発動しない仕様なのだと推測されるわね」
「なるほどね。それじゃどうしようね?やっぱり内容が内容だから、僕が発表した方が良いのかな?」
「そうね。そうした方が良いと私も思うわ」
「やっぱりイブもそう思う?」
「今回は光一さんの神としての仕事だと判断したわ」
「それじゃアルバートさんと皆さん、一旦失礼します。撮影したらすぐ戻りますね」
「うむ。光一くん、お疲れ様」
「はい。ブリタニアも行く?」
「聞くまでもないでしょ?」
「了解。それじゃ行くよ」
僕達は天界のマンションの前に来た。
「あれ?何でここ?」
「いやね、ブリタニア。地球のマンションには記者会見室があるけど、こっちはつくった記憶がないからさ」
「あー。そう言えばそうね」
「ナビィ、来てもらえるかな?」
「……はいはーい。呼んだ?」
「呼んだ、呼んだ。記者会見室ってないよね?」
「あー。なるほど。つくってないわね。チョット待ってね~」
「ありがとう」
「いえいえ~。かんせーい!それじゃ案内するわね」
「お願いします」
僕達はナビィに案内されて転移した。
「ここは3階かな?」
「その通りよ。イブさんの声帯認証で入れる設計よ」
「つまり、私が一緒にいれば……(ウィーンカチッ)こうして開けられる訳ね」
「そそ。認証しなくても入れちゃいまーす」
「それじゃイブちゃんがカメラマンになってよ」
「のぞみちゃん、了解。それじゃ入りましょう」
僕達は部屋の中に入った。
「おー!ナビィ、いいセンスだ」
「光一さん、ありがとう」
「それじゃブリタニアさん、ナビィさん、僕達はイブちゃんの後ろで待っていよう」
「そうね。光一、みているわね」
「ナビィも同じく~」
「いやぁ緊張するね~」
「私は準備オッケーよ」
「……スーハースーハー。オッケー。僕は大丈夫じゃないけど大丈夫」
「ふふっ光一さん、それどっち?」
「どっちもなんだけどね。まぁ大丈夫という事で」
「分かったわ。それじゃ5,4,3,2,1……」
「皆、こんにちは。こんばんはかな?……まぁ良いや。今回はエテルノの神としての立場から重大発表をするね。既に気付いている人もいるかもしれないけど、僕から創造神様に相談させてもらって、魔法関連のバランス調整をさせてもらったよ。注意事項も含めて説明するから最後まで聞いてね」
僕は生命神さんから聞いた情報を元に説明した。
「……そういう事だから。皆、魔法は正しく便利に使おうね。あまり酷いと天界として対策を講じる事になるからね。皆で魔法を大切に使い、守って行こうね。それじゃ僕からの発表は以上。またね~」
「……カット。はい。オッケーよ。問題ないわ」
「イブ、ありがとう。あー疲れた。ナビィ、パーティーの方はどうかな?」
「特に問題ないわ。前に来るお客様は前より減ったわね。席にあるタブレット端末でメッセージを送信出来るからだと思うわ。だから負担になっていたりしないから安心して」
「そっか。それなら良かった。ナビィ、ありがとう。パーティー会場に戻って大丈夫だよ」
「フフッ。レストランとは言わなくなったのね」
「だってナビィ、アレは最早パーティー会場でしょ?……まぁ実際に見ていないんだけどね。あー。ナビィ、一点だけ良いかな?」
「光一さん、何かしら?」
「各国の城や王族の住む家、等の重要拠点に攻撃魔法を防ぐ結界魔法を張ってもらえるかな?攻撃があったら赤く点滅したら嬉しいかも」
「りょうかーい。部下に指示を出したわ」
「ありがとう。それじゃ今度こそ大丈夫だよ」
「分かったわ。それじゃまた後でね」
ナビィはそう言うと去って行った。
「それじゃ僕達も戻りますかね」
「そうね。光一」
僕達はリーベ王国に戻り会話を再開した。
そして夕食をご馳走になって21時になるまで会話を続けた。
いやぁ今日も楽しかった。さて少しだけ仕事をしますかね。
「イブ、リーベ王国の商業ギルドの方はどんな感じ?」
「あら?ここで聞くのね?明日の午前中にでも話そうかと思っていたわ」
「まぁ、リーベ王国では純粋に会話を楽しみたかったし、かと言って気になってね」
「そういう事ね。明日の14時に3人と面接する予定が入っているわ。明後日の13時からは来月から増える27人と面接する予定よ。3人ずつね」
「27人ともう面接するの?早くない?生活費とか大丈夫?」
「殆どの子は今月いっぱいまで仕事がある子よ。日本で言うアルバイトの契約期間が今月で切れるみたいなモノね。後の子は親からの仕送り生活。13時からの理由は2つあるの。1つ目は言うまでもなく人数が多いから。2つ目は他の街から来る子もいるから。13日は日曜日だから皆、お休みみたいね」
「そういう事なら大丈夫かな?」
「えぇ、大丈夫よ」
「他に報告はあるかな?例えばパーティーのメッセージとか」
「特に重要なモノはないわ。殆どが結婚と会場完成祝い。後は魔法が使えるようになった事を感謝する内容、それから『料理が美味しいです。ご招待ありがとうございます』という旨の内容ね」
「そっか。いやでも、そうしてメッセージを送ってくれるのは、本当にありがたい事だと思う」
「本当にそうね。報告は以上よ」
「ありがとう。それじゃ妻と会話を楽しみますか~」
僕は妻と会話を楽しみ、皆で2階の温泉に入った。
いつも通りだ。子作りまではせず身体を洗い合ったり、イチャイチャしたり、温泉に浸かって会話を楽しんだり。
その後は欲求が強い妻と……とはならなかった。ブリタニアが震え声で「明日も仕事だから皆、普通に寝ましょう」と言ったから。
うん。多分、リーベ王国で両親と弟に言われたのが効いたのだろう。
そして、僕はシャーロットと寝る事になった。これもブリタニアが震え声で提案したものだ。
皆、察して誰も文句をつける事は無く解散した。
シャーロットと1回戦だけして寝る事になった。
いやぁ~今日も色々とあって疲れた~。おやすみ~。





