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809 テーマパーク等の様々な報告

 1年10月8日


「いやぁ~光一さん、承認してくれてありがとう。これで無事に次の計画を話せるよ」


「お?何かあるの?」


「ネズミの王国とネズミの王国の海側を江戸川区につくるよ。そして大阪府にワールドスタジオヤマトをつくる」


「ん?もうつくっちゃう?」


「うん。結婚式までにはスタッフの動き1つから、パレードやアトラクションまで、日本のテーマパークを完全再現しないといけないからね。そして地球からのお客様に楽しんでもらうんだ」


「おっ?そうなの?」


「そそ。箱根温泉でゆっくりとしていただいて、疲れが取れたらテーマパークで楽しんでもらう。学園都市も観光してもらう。完ぺきな観光プランじゃないかな?」


「良いね~」


「でしょ?大阪府のオープンに向けて、色々と準備をしないといけないからね。レストランは国民に来てもらう為の約束でもあったから、大阪府のオープンの前に終わらせておかないと色々と面倒だったんだ」


「あー。まぁね。終わらせてからじゃないとね。大阪府のオープンで新しく国外から来た国民や、東京都から大阪府に引っ越した国民をどうするかってなるからね」


「そういう事だね。まぁテーマパークとホテルさえ営業出来れば、地球からのお客様には問題ないんだけどね。でも大阪府のオープンはしておかないと、お客様が帰られた後すぐにテーマパークを一般にオープン出来ないからね」


「そうだね。計画助かるよ」


「計画を話すと長くなるんだけど、先に報告を済ませちゃおう」


「そうしてもらえると助かるよ。僕も気になって、気になって夜も眠れなかったんだ」


「光一さん、あなたが眠れなかったのは別の理由でしょ?正確には寝かせてもらえなかったんでしょ?」


「イブ、そうとも言う」


「そうとしか言わない。まぁ良いわ。結論を言うと商業ギルドとの交渉は上手く行ったわ。靴の職人さんとしても給料は良いし、特に条件に問題はないという事でね。全員を雇う事が出来たわ」


「おぉ!それは本当に良かった!」


「様々な靴を売る事で靴屋さんとしても儲かって助かるってね。シューズやスリッパには邪魔にならない所にバラのロゴを入れて売っているわ。ブランドね。宣伝をしたのもあって、どちらも売れているわね。商業ギルドとしても今回の案件は色々な意味で助かると言っていたわね」


「売れているのも良かった。それで……助かると言うと?」


「まず、失業者が出なかった事が大きいわね。これは国としても重要な事なんだけどね。次に商業ギルドに相談してくれてありがたいと。まぁやろうと思えば面倒だけど、商業ギルドを介さずに直接、職人さんと交渉したり、募集したり出来るからね。光一さん、商業ギルドに仲介手数料を払ったけど……構わないかしら?ギルドにお金が入って更にありがたいってね」


「あーなるほどね。もちろん、構わないよ。お疲れ様。2人とも対応ありがとう」


「私とのぞみちゃんはその言葉が聞けて幸せな気分よ」


「うん。そんな幸せな僕から計画を話したいんだけどナビィさんもいた方が良いね」


「それじゃ、ナビィ~来てくれると助かるよ」


「はいはーい。光一さん、何かしら?後、おはようと、お疲れ様」


「おはようと、ありがとう。のぞみが計画を話したいみたいでね」


「へー。何かしら?」


「火星のトラバント地方でやった工事って覚えているかな?テーマパークを含めてアレをお願いしたいんだけど」


「あー。あの件ね。もちろん、覚えているわ。りょうかーい!部下に指示を出したわ」


「おぉ、話が早くて助かるよ」


「15日には終わるわ」


「ナビィさん、ありがとう。助かるよ。東京都と大阪府のテーマパーク建設もよろしく頼むよ」


「りょうかーい。それ含めると16日には終わるわね」


「オッケー。いやぁ~本当に助かるよ。あっ急ぐ必要はないからね。ゆっくり工事してもらって良いから。18日完成でも大丈夫」


「そう?それじゃゆっくり工事する代わりに丈夫に造るから。18日完成ね。テーマパークは安全性の検査も済ませちゃう」


「安全性の検査までしてもらってありがとうね」


「良いの、良いの。半分は遊びだから。我々、天使だから安全性には自信があるわ。だから検査という名目で遊ぶの」


「あぁ、なるほど。うん、構わないよ」


「あっ、上司の僕からも『ありがとう、よろしくね。無理しないでね~』と言っていたと、現場に伝えてもらえるかな?」


「りょうかーい。……おぉ!現場がやる気を出したわ!」


「それ大丈夫なヤツ?」


「へーき、へーき。大丈夫よ」


「なら良いんだけど。……よっし!食べ終えた。美味しかったぁ~」


「ふふっ光一さん、ありがとう。良かったわ」


「いえいえ~こちらこそ。いつも美味しい料理を作ってくれて、厨房担当ちゃんには感謝しているよ」


「そう。……厨房担当に伝えておいたわ。喜んでいるわよ。……あら?料理長が挨拶をしたいって」


「良いよ~。僕も挨拶をしておきたかったし」


「ありがとう。すぐに来るわ」


 おっ!プロの料理人っぽい人が現れた。


「初めまして国王陛下、このレストランの料理長です。いつもお世話になっております」


「おぉ!こちらこそいつもお世話になっているよ。いつも美味しい料理を作ってくれて、僕は大変感謝しているよ」


「あら?光一、私も感謝しているわ。ここで食事をしている皆、感謝していると言うべきだわ」


「そうだね。ブリタニア、たまには良いこと言うね」


「チョット!たまにってなによっ!」


「まぁまぁ、ブリタニア。あなたそんなに頻繁に良いこと言っている?……言ってないでしょ?だから落ち着いて」


「うん。紗也華の言う通り」


「ぐむむむむ~!」


「という感じで楽しく食事を出来ているのは、厨房担当の皆のお蔭だよ。ありがとう」


「はいっ!嬉しいお言葉をいただきありがとうございます!今後も頑張りますのでよろしくお願い致します!」


「うん。こちらこそよろしくね」


「はい。それでは失礼致します!」


 料理長は去って行った。


「良い子だね~」


「光一さん、ありがとう。私も嬉しいわ。……さて、リーベ王国側の準備が出来たわ。そろそろ行きましょう」


「おっそうだね。それじゃブリタニア、ナビィ行こうか」


「うん!」


「りょうかーい」


「ではでは~紗也華とまつり、また後で」


「うん、いってらっしゃい」


「ごゆっくり~」


「それじゃ行きましょうか。あー大丈夫。リーベ王国の私は今日も城内案内メイドの指導をしているから」


「そっか。了解」


「それじゃ行くわね!」


 イブがそう言うと僕達はリーベ王国の家の前に出た。

 いつも通りに敷地に入ると、今日は大食堂に案内された。


「おぉ!光一くんお疲れ様」


 大食堂に入るとアルバートさんに挨拶をされた。

 気のせいか皆、疲れているね。


「皆さん、お疲れ様です。スミマセン、遅くなって」


「大丈夫。丁度、私も重要な仕事があってな。さっき皆、ここに集まったところだ」


 皆さんとブリタニアやナビィも挨拶をし合った。


「それで、イブ。城内案内メイドの様子はどうかな?」


「おー!光一くん、それは私も気になっていたところだ」


「皆、優秀だから問題ないわ。天使ちゃんに順路を示す、ガイドポールも設置してもらったからね。お客様の侵入を防ぐと共に、案内メイドが順路を覚えやすくなったの。覚える必要がないくらいよ。だから今は警察官と、大和王国の手の空いている観光庁の職員を使って、実際に城内を案内してもらい問題ないかを確認しているわ。観光庁の職員はお客様役ね」


「はやっ!もうそこまでしているの?」


「皆、優秀だから昨日、帰るまでに城内を把握したの。そして家で練習して来たみたいでね。セリフも完ぺきなのよ。だから、今日はお客様がいる状況でも適切に案内が出来るかを確認する事にしたわ」


「お、おう。休みは?」


「もちろん、私は提案したんだけどね。『メイド間で実力に差が出るのが嫌ですし、練習期間中は休みません!』って断られたわ」


「うん、まぁ気持ちは分かるけどね。16日開始でしょ?」


「それが皆、頭が良いし、家には人工知能もパソコンもあるから知ってしまったのよ」


「ん?何を?」


「16日開始だと赤字になる可能性があるってね」


「お、おう。そうなの?すまねぇ。計算機がないと桁が大き過ぎて分からねぇ」


「16日開始でお客様の全員が子どもだと赤字になるわね。給料は360万リーベで、収益が270万リーベだから」


「ちなみに全員が大人なら?」


「収益が378万リーベだからギリギリね」


「イブの考えは?」


「今月は赤字かもしれないけど、来月からは黒字になるはずだから問題ないと思っていたわ」


「も、問題ある!給料の財源はどうするのだ?」


「アルバートさん。国の予算には余裕があるから、そこから出せば良いと思っていたわ」


「おぉ、そうか。宰相は分かっていたのか?」


「当然です。今月は赤字になっても致し方ない。メイドの教育費として考えれば妥当だと考えていました」


「なるほど。それもそうか」


「イブ、それで案内メイドは知ってしまってどうかしたの?」


「えーっとね。『頑張りますので10日から開始にさせてください!それが無理なら今月の給料は要りません!』と言って来たの」


「えぇ……頑張るねぇ。尊敬するわ。それでイブは今の所、どう考えている?」


「10日から始めるには、今日中にそれを発表しないといけないと思っているわ。早い者順では無く、抽選だからね」


「そっか。それで……どうなのかな?」


「午前中の様子を見ている限り、10日からでも大丈夫だと思うわ。10日からなら今月のお客様が全員、子どもでも378万リーベ稼げるわ。16日開始で全員のお客様が大人の場合と同じね」


「おぉ!どうして同じになるん?」


「大人料金700リーベを15日と、子ども料金500リーベを21日の両方をかけ算すると、同じ1万500リーベになるからよ」


「お、おぅ……えーっと。あぁ~なるかも」


「という事でアルバートさん、10日開始からで大丈夫かしら?」


「私達は城を使っていないから案内順路通りなら問題ないよ。……いやぁ私としてはありがたい。非常に助かる」


「それは良かったわ。それじゃ10日からにするわね。私からの報告は以上よ」


「イブ、報告ありがとう。それじゃブリタニア、会話を楽しもうか」


「うん。そうね。あっ、お茶ありがとう」


「僕もありがとう」


 メイドさんがお茶を持って来てくれた。

 そうして僕達は今、進めている計画を話したり、地球での出来事を話したりした。

 今日も夕食をご馳走になり、お喋りをしながら楽しく食事が出来た。

 いやぁ楽しかった。

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