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807 妻の元に戻り雑談とお楽しみ

 1年10月7日


「あっ!光一さん、ブリタニアさん、おかえりなさいませ」


「シャーロットただいま。皆もただいま~。そしてお待たせっ!」


 僕達はお互い挨拶をし合って席に座った。

 そして料理を注文して食事を始めた。


「光一さん、改めておかえり♪」


「まつり、ただいま」


 今日の僕の目の前の席には、まつりが座っている。


「いやぁ光一さん。最初、横芝アリーナと同じ会場で結婚式をすると聞いた時、私達も驚いたよ」


「そう!本当に光一、驚いたわ。ハロライブメンバーは、もっと大きなステージでライブをしているけどね?私は横芝アリーナなんて、アイドル時代に憧れで終わっていたんだからね!」


 僕から見て斜め右、つまりまつりの隣に座っているぼたんが話しかけてきた。


「お、おう。そうなんだ。……大丈夫。今度、もっと大きなステージで、ぼたんも歌えるから」


「それ!……は色々と言いたいけど後にするわ。それで、私はふと思ったの。いつものあのレストランで披露宴をやるのは良いけど、せっかく来ていただいた皆のご両親や、重要なお客様とゆっくりとお喋りが出来ないってね。だからホテルのレストランでちゃんとした披露宴というか2次会をした方が良いってね」


「うん。ありがとう。それは重要な指摘だと僕は思ったよ」


「そしたら横芝アリーナのステージ構成を変えて、収容人数を減らして披露宴をやれば良いと連絡が帰って来た。私は腰を抜かすかと思ったわ!だって横芝アリーナで貸切パーティーをやるようなものでしょ?流石の私も想像出来ないわよ!」


「そうそう、光一さん、まつりもビックリしたよ。大きな会場で貸切パーティーは初めてだからね」


「そして歌よ!どちらも聴いた事がないわ!というか多くの日本人が知らないでしょ!」


「いや、でも良い曲でしょ?元気が出てくるというか、良い歌詞でしょ?どちらも2分から3分程度と短いし」


「うん。確かに良い曲だなぁと思ったわ。……でもっ!何で歌う事になるのよ!」


「いやいや、それは僕に言われても知らないよ。まつりに言ってよ」


「良いじゃない、ぼたんさんも歌おうよ。ぼたんさんなら歌詞、覚えられるでしょ?まつり達は頑張らないとだけどね~」


「確かにもう覚えたけども!私は歌わないわよ!」


「うん。僕はそれで良いと思うよ。僕は歌ってほしいとは一言も言っていないし」


「光一、ありがとう!愛しているわ!」


「うん。僕もぼたんを愛しているよ。だからこそ一つアドバイスを」


「ん?アドバイス?」


「ほら、学校とかの合唱コンクールで、皆が歌っているのに一人だけ歌っていないのって……目立たない?大丈夫?」


「あっ……」


「うん、うん。ぼたんがそれで良いなら僕も良いんだけどね?当日になって、それに気付いて恥ずかしい思いをしないと良いなぁ……と思ってのアドバイスね?」


「あぅあぅう……わ、分かったわ!私も歌うんだから!」


「おぉ!光一さん、日本国初代大統領が歌うよ!部下の前で歌うよ!撮影して生配信されるし、配信後は動画投稿サイトに動画が残る。私達の親には二枚組の円盤がプレゼントされるのに歌っちゃうよ!」


「まつり!うるさぁぁあい!気にしないようにしていたのに!うぅ……私はアイドル。私はアイドル」


「ぼたんさん。元ね。元アイドル」


「だぁ~か~ら~!まつりぃ~!うるさぁ~い!」


「悪かったって。ゴメン、ゴメン」


「……ぐむむ。ま、まぁ。私は大人だから許してあげるわ。あっ。先に忠告してあげる。『オバサン』とか、『ババア』……とか言ったら、この手に持っているナイフ。手が滑るかもしれないから気をつけてね♪」


「ヒィッ……こ、光一さん。殺気を感じたよ。い、言うわけないじゃん。アハハ…ハハ……」


「まぁまぁ、ぼたん。そんなに気にしなくて良いと僕は思うんだけど」


「男性は気にしないかもしれないけど、女性は気にするの!」


「いやほら、若返った訳だしさ。あんまり気にしているとハゲるよ?」


「ハゲないわよ!若返っても気にするものは気にするの!」


 それじゃ僕から見て斜め左、まつりの横に座っているレーネに聞いてみよう。


「レーネ、オバサン……って言われて気にする?」


「そうねぇ~。結論、今、別に気にしなかったわよ。事実と言えば事実だし、今は若返っている訳だし」


「ありがとう。試して悪かったね」


「光一さん、本当に気にしていないから謝らなくても良いのよ?」


「まぁ、試した事に対する謝罪と思って受け取ってよ」


「それじゃぁ謝罪を受け取っておくわね」


「ぼたん、レーネは気にしないみたいだよ?」


「はぁ……分かったわ。気にしないように努力する。反抗期の子どもに言われて暴力事件というのも嫌だし」


「こう思えばどう?『は~?ババア?こちとら永遠の17歳ですから~。どうだ!』とか何とか」


「あーうん。それは微妙だけど、その方向で考えてみるわ」


「び、微妙……ま、まぁ自覚があるから良いけどね。まつり、話を進めようか」


「うん。横芝アリーナだと思っていたら、何と!さいたまエクストラアリーナに変更という連絡をもらって、超ビックリだよ」


「本当に私は気絶するかと思ったわ。言っておくけど大袈裟じゃないわよ」


「ぼ、ぼたんが気絶しなくて良かったよ」


「いやぁ、まつりは今から超緊張しているからね」


「そうなの?気が早いでしょ?というかもっと大きなステージで歌って踊ったのに比べれば大したことないでしょ?」


「全体ライブはアバターを使っていたけど、今度は生身だからね。そりゃ緊張するよ」


「そっか。でもまつりも可愛いから大丈夫」


「ありがとう。でもそういう問題じゃないんだなぁ」


「まぁ、何となく気持ちは分かる」


「更に披露宴も人数が増えた!収容人数が1万人と2千人になる前から愛していたけど、横芝アリーナで8千人過ぎた頃から、もっと恋しくなったわ」


「そ、そう?収容人数が増えた方がやっぱり嬉しい?」


「そりゃそうよ。確かに恥ずかしいという気持ちもあるけどね。それ以上にそれだけ大きな場で結婚式や披露宴をさせてもらえる。それだけ多くの人に結婚を祝ってもらえる。そう思った時に直接、光一さんに気持ちを伝えられなくて、恋しくなったの。愛してる!」


「まつり、僕も愛しているよ」


「わ、私は?」


「もちろん、ぼたんも愛しているよ。レーネも愛している。僕の妻で愛していない人はいないよ」


「光一、私も愛しているわ!結婚してくれてありがとう」


「あらあら、光一さん、私も愛しているわ」


「こちらこそ僕と結婚してくれてありがとう」


「まつりから全員に提案~!この後、光一さん含め、全員で2階の温泉に入るぞぉ!」


「「「「「おー!」」」」」


 それ提案じゃないよ。宣言だよ。

 あっちこっちで「やったー!」とか「わーい!」とか様々な声が聞こえる。僕、愛されているなぁ。


 皆、あっという間に食事を終えて、各自、準備をすると皆で温泉に入って楽しんだ。

 身体を洗い合ったり、イチャイチャしたり、まったりと温泉で会話を楽しんだりね。

 結構、長い時間、楽しんだ。


 それで満足した組は解散して、まだまだこれからっすよ!というメンバーは残って相談した。

 2次会をどうするかの相談だ。なお、僕は相談の輪に入れてもらえないというね。

 そして決まった。残ったメンバー全員で僕の部屋に来て、朝まで楽しむと。

 具体的に言うと避妊具を付けて子作りしたりと色々だ。

 順番に終わったら次の人を呼ぶというカタチだと待てない!寝ちゃう!という事からこうなった。


 イブに声をかけて寝坊を宣言。リーベ王国には仕事で遅くなると伝えてくれるそうだ。

 そして2次会が始まったのであった。

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