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803 結婚式会場と歌について

 1年10月7日


 アルバートさん達が戻って来た。


「お疲れ様です。3人共、良かったですよ」


「光一くん、ありがとう。私はあのようなモノは初めてだったから緊張した」


「光一お兄さん、ありがとう!お父様、大丈夫です。想いはきっと国民に伝わります」


「ありがとう、ハミルトン」


「お父さん、ありがとう。3年後、よろしくね」


「うん。初音ちゃん、分かっているよ。2人の結婚式後に子どもが産める様にするね」


「うん!それでよろしくね!」


「おぉ!そうだ光一くん、結婚式と戴冠式だが派手にやりたい!少し気が早いとは思うが、考えてみてもらえないだろうか」


「良いですよ。……まずは会場についてですが、警備上の観点から屋内が良いと思います」


「屋内か。どんな感じの建物なのだろうか?」


「2つ考えました。1つは今度、僕達が結婚式をする会場を使用していただく事です。収容人数8,000人の劇場型イベントホールです」


「おぉ!8,000人か!思っていたよりかなり多い!それは凄いな!」


「今、僕がノートパソコンに会場を表示するね~!」


「のぞみ、ありがとう。よろしく」


「うん。……よし!こんな感じだよ。前方の平で何もない所で結婚式をやってもらうカタチだね」


「おー!これは素晴らしい!」


「もう1つは収容人数約13,000人の横芝アリーナのタイプ。のぞみ、画像出せるかな?」


「出来るよ。チョット待ってね……はい!」


「おぉ!これは更に大きな建物だなぁ!何故、光一くんはこれにしなかったんだ?」


「それは僕が答えるよ。僕達、国王補佐官が1つ目の案を提案したからだね。確かに2つ目の案も僕達は考えたんだけどね~。一番、後ろの席だとお客様の満足度的にどうなのかなぁ?と思って止めたんだ」


「のぞみ、ご利用プランをコンベンションにしてアルファステージって出せるかな?」


「えーっと、はい!」


「こんな感じで舞台の左右には大画面を中央に横長の超大画面を設置すれば良いんじゃないかな?」


「せっかく現地に来たのに主に画面でしか見られないのは駄目かなと思ったんだけど……良いのかい?」


「その場の空気感で楽しめるから良いと思うよ。パブリックビューイングみたいなものかな?」


「……イブちゃんとも話をしたよ。了解。光一さんの妻にもアンケート調査してみる」


「ありがとう。よろしくね。ハミルトンくんと初音ちゃんはどちらが良いと思う?」


「僕は2つ目の方だね。少しでも多くの国民に来てもらいたいから」


「お父さん、私も2つ目の方が良いな」


「アルバートさんとエイリーンさんはどうですか?」


「私もハミルトンと同じ意見だ。2つ目の方が良い」


「そうね。2つ目にしましょう?」


「了解です。のぞみ、アンケートの方はどう?」


「全員、回答が帰って来て2つ目の案が採用されたよ。それからぼたんさんから提案があってね」


「ん?何かな?」


「収容人数3,500人のあのレストランでは、ご両親や重要なお客様とゆっくりお喋りが出来ないから、ホテルのレストランでご両親や重要なお客様だけのちゃんとした披露宴というか2次会をしましょう……という提案だよ」


「あーまぁそうだね。分かった。そうしよう」


「それなんだけどね。ベータステージ化して収容人数、約1万2千人の所を約8千人まで減らせば余裕が出来て、2次会やる必要ないと思うよ」


「それ画面に出せるかな?それから妻にも提案してみてもらえるかな?」


「了解。チョット待ってね。うん。出したよ」


「これで良いと思うんだけど……ステージの切り替え出来る?」


「エッヘン!ナビィが部下に指示を出せば余裕よ!」


「ぼたんさん含め、全員が賛成だよ」


「えーっとですね。アルバートさん、簡単に説明しますと結婚式後のお食事なんですが、先程、画像を見ていただいた通り、結婚式の会場では難しいんですね。テーブル等がありませんから」


「そうだなぁ。あの会場では食事をしながら会話等の交流が出来ないな」


「そこで僕達の当初の案では3,500人のレストランを使う予定だったんですが、設計上、ゆっくりとお喋りをしたり、交流が難しかったんですね。しかし、今の画面にある会場の構成なら約8千人まで増やせる上、ゆっくりとお喋りをしたり、交流が出来るんです!」


「おぉ~!それは凄い!」


「僕から補足するね。もちろん警備は強化する。食事はエテルノが細心の注意を払って作るから心配ない。一般のお客様とは結界魔法で侵入防止をしても良いと思う」


「そうしてもらえると助かる。万が一があると困るから仕方あるまい」


「会場はどうされますか?リーベ王国に造ります?それとも僕達が今度、使う会場を使いますか?」


「会場は出来れば今度、結婚式等をする会場を使わせてもらえると大変助かる。何しろ今度の結婚式は創造神様と生命神様がいらっしゃるから。そこはまさに聖地だ。だから同じ会場で結婚式等をさせてもらいたい。一般のお客様はリーベ王国民限定でお願いしたい。国民には移動で迷惑をかけてしまうが、恐らく国民も同じ会場なら喜んで来てくれると思う」


「分かりました。ハミルトンくんが結婚式をする頃には歌が一般に広まっていると思います。なので出来れば会場のお客様含め全員で歌を歌いたいですね。きっと盛り上がりますよ」


「おー!それは楽しみだ!」


「どの歌にするかは結婚式が近くなってから決めましょう」


「分かった。それじゃよろしくお願いする。私は今から楽しみだ!」


「そうね。あなた」


「ちなみに光一、あなたが好きな歌でオススメはあったりするの?」


「そうだねぇブリタニア……『希望と栄光の国』とか『ゴッド・ブレス・アメリカ』かなぁ?アメリカの部分は各国向けに変えてもらえば良いんじゃないかな?あまりオススメはしないけど『祖国よ、我は汝に誓う』も好きだね……どれも愛国歌なんだけど」


 えーっと「希望と栄光の国」は、日本で「威風堂々」と言われている曲に歌詞が付いたモノだと思ってもらえれば良いかな?

 そして「祖国よ、我は汝に誓う」は組曲「惑星」の「ジュピター(木星)」の部分に歌詞が付いたモノだね。


「何でオススメしないの?」


「あーまぁ……作詞された当時は戦争が勃発していた時代でね。その戦争での犠牲者達を強く意識した内容になっているんよ。そして2番の歌詞で死後の世界について言及しているの。だからいい曲なんだけど、この世界、特に結婚式に合わないなと思ってね」


「あぁ、そういう事ね。理解したわ。それじゃオススメの2曲を聴かせてもらえるかな?」


「僕に任せて!今、再生するね!」


「のぞみ、ありがとう」


「うん。ブリタニアさん、まずは『希望と栄光の国』を再生するね」


 のぞみがそう言うと「希望と栄光の国」が再生され、皆、聴き入っている。

 ゲッ!曲が終わったと思ったら「統べよ、ブリタニア!」が再生された!のぞみは僕を見てニヤニヤしている。やられた。

 そう。僕は「統べよ、ブリタニア!」も好きなんだ。だけど、説明するのが面倒で言わなかったのに……。

 そして「統べよ、ブリタニア!」も終わった。


「のぞみ、歌が終わったと思ったら『ルール・ブリタニア』って歌詞がある歌が再生されたんだけど、どういう事?」


「それね~。実は光一さんが好きな歌の一つなんだよ。そうだよね?光一さん?」


「光一?」


「のぞみにやられた…。ブリタニア、いやぁそう!好きな歌なんだけど説明が面倒で言わなかったの」


「私の名前よね?光一、どういう事なの?」


「イギリスという国の愛国歌の一つでね。イギリスを擬人化した女神ブリタニアが世界を支配するであろうという歌なんだ。名前の由来はグレートブリテン島から来ている。だから歌詞に『ブリトンズ』つまり『ブリトンの民』というのが多数、出て来たでしょ?」


「へぇ、私の名前って地球では女神の名前なのね。不思議な感覚だわ」


「ち、地球では国にもよるけど天使や偉い人の名前等を子どもに名付けていたりするから」


「まぁ確かに結婚式で使える歌ではないけど隠さなくても良いじゃないのよ」


「そうだね。ゴメンね。……そ、それで『希望と栄光の国』はどうだったかな?歌詞の意味、分かった?」


「ちゃんと分かったわよ。世界共通語よね?今は大和語が一般的だから『元』と言った方が良いかな?良い歌詞だと思ったわ」


「そっか。それは良かった。世界共通語……僕からしたらイギリス語、つまり英語なんだけど。これを排除する気は無くて残したいと思うから、今後も『世界共通語』で良いと思うよ」


「あら?そうなの?」


「うん。地球ではイギリスが世界の主役と言っても過言ではない時代があってね。その時代の事を『パクス・ブリタニカ』と言うんだけど……その影響もあり、英語が地球では世界的に使われていたりする。僕の祖国も義務教育で英語を教えているし。そういう事情もあって英語で作られた作品が結構ある。それもこの世界に輸入したいからね」


「そういう事ね。さっきの2曲みたいに……という事ね?」


「そそ。それじゃ次の歌、『ゴッド・ブレス・アメリカ』をのぞみ、お願いするよ」


「了解。それじゃ再生するね」


 のぞみがそう言うと今度は「ゴッド・ブレス・アメリカ」が再生された。

 皆、楽しそうに聴いているね。……そして2分程度で曲が終わった。


「うん、光一。今度の歌は比較的シンプルだし、歌詞も良いわね!」


「う~ん。私は最初の歌の方がハミルトンの式に合っていると思った」


「あら?アルバート。あなたもなの?私も同じ考えよ」


「おぉ!エイリーンもか!やはり夫婦だな」


「ふふっ、そうね。ハミルトンと初音ちゃんはどう思う?」


「僕もお父様とお母様と同じ意見です。ですが2曲目も良い歌だなと思いました」


「私もハミルトンくんと同じです!」


「それじゃ決まりね!光一、3年以内に誰もが歌える様にしましょう!」


「そうだね、ブリタニア。う~ん。どうしよっかね?」


「光一さん。光一さん含め今度の結婚式の主役の皆さえ良ければ、ナビィが部下に歌わせるわよ?もちろん演奏付き!」


「おー!それは嬉しいね~!……でも僕、これでも神なんだよなぁ」


「でも光一、間違ってはいないんじゃない?創造神様は光一に力を与えて偉大にした訳だし。細かい事は気にしなくて良いのよ」


「そっか。まぁ確かにそうだね。それじゃのぞみ、アンケートよろしく」


「うん。念の為に2曲、聴いてもらうから少し待ってね。新婦の皆、今はマンションのレストランにいるから翻訳した歌詞をタブレット端末で流しているよ」


「ありがとう。いつも助かるよ」


 それじゃアンケート結果が出るまで待ちますか。

 後書きをたまには真面目(?)に書いてみます。……え?要らない?まぁそう言わずに。


 「希望と栄光の国」は英語だと「Land of Hope and Glory」なんですが、久しぶりに聴きたくなって、Yから始まる名前の某動画投稿サイトで検索したんです。

 それでクラシック音楽コンサートだと演奏が長くて(ほぼ演奏)動画時間が約10分とかなんですよね。

 いや、違うんだと。歌の部分だけ聴きたいんだ……と思って探したらありました!


 「The D-Day Darlings」というグループの多分公式が投稿したものと、ヴェラ・リンさん。動画時間約3分です。

 そして先に聴いたのがヴェラ・リンさん。何と!白黒映像。画面に「1962」ってあったから1962年に歌ったのかな?……うん。ゴメン。まったりしていて求めていた曲調と違うんだ。

 次に「The D-Day Darlings」です。……ん?「Rule Britannia / Land of Hope and Glory」?2曲セットなのは良いんだけど……。「ルール・ブリタニア」?ブリタニア!?

 そうです。803話を書くまで「ルール・ブリタニア」という曲どころか、「ブリタニア」がイギリスを擬人化した女神と知らなかったんです。いや、マジで。無知でスンマセン。

 

 ヒロインに「ブリタニア」と名付けたのは、英語が共通語の世界。「英国」は「Britain」とも言う。後ろの「n」と「i」を入れ替えて「a」を足せば「Britania」!「ブリタニア」だ!名前っぽいという感じですね。今まで検索した事も無かったぜ(ぉぃ

 某SFロボットアニメもみていなかったので知らなかったんですねぇ。


 さて肝心の歌!「Rule Britannia」も良いし、「Land of Hope and Glory」も求めていた曲調!

 「The D-Day Darlings」がどんなグループか検索、検索ぅ!……へぇ。理解したわ。

 なるほどね。「公式的に、最も影響を受けた歌手として The D-Day Darlings が名前を挙げているのはデイム・ヴェラ・リン」……おぉ!あの白黒の動画の人だ!まさかここで繋がるとは思っていなかった。

 ちなみに日本の密林でもCDを売っていたので買いました。気に入って何度もリピートしたかったですし、動画投稿サイトだとCMが邪魔ですからね。

 

 次に「祖国よ、我は汝に誓う」についてです。

 作中に「『祖国よ、我は汝に誓う』は組曲『惑星』の『ジュピター(木星)』の部分に歌詞が付いたモノ」と書きました。

 これは「ジュピター(浅田真央プロデュース)」というのが売っていますが、密林のプライム会員なら無料で聴けます。作者も時々、聴いています。(なお、無料で聴けると知らずにMP3を購入した模様)

 公式サイトでエキシビションにこの曲を選んだ理由、プロデュースした理由を知って感動しましたね。

 作者はこれとYから始まる動画投稿サイトにある英語と日本語歌詞が付いた動画を聴いています。

 『イギリス 愛国歌「我は汝に誓う、我が祖国よ(I Vow to Thee, My Country)」』です。

 

 あっ。ついでに今、密林の音楽で「Land of Hope and Glory」を検索したところ、プライム会員ならヴェラ・リンさんの曲も無料で聴けるみたいです。

 いやぁ、プライム会員は動画を結構、観ますが、音楽の方はあまり何があるか見て無かったんですが……色々とありますなぁ。

 

 まぁ結論、何が言いたいかと言うと音楽は良いぞという事で~!今後とも引き続きよろしくで~す!

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