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801 城内見学の詳細説明

 1年10月7日


「皆、自己紹介ありがとう。こ、国王補佐官、人数が多くないかね?私は3人程度で考えていたんだが……」


「3人は少なすぎるわ。まず、城の案内に1時間かかるとするわね。実際はそんなにかからなくても何らかの理由で遅延が発生した場合や、休憩時間と考えて1時間。1時間は60分だから10分毎に1組と考えると6組出来るわ。ここまでは良いかしら?」


「うむ、ここまでは理解した」


「1組のお客様は10人とするわね。20人も考えたんだけど、案内係1人で20人は厳しいかなと思って10人にしたの。例えば案内係の声が聞こえないとか、モノがみられない等のお客様の事も考えてね。1組のお客様は10人というのは問題ないかしら?」


「うむ、特に問題ないと思う。理由も納得出来るものだ」


「さて、1時間の案内を9時に開始する。そして13時から14時の1時間は食事休憩とする。その為、11時50分出発が午前中の最後ね。そして終了時刻を17時にしたいから15時50分出発を最終にする。だから1日6時間を6組が行う。そうすると全体としては36時間分になる。ここまでは良い?」


「お、おう。何とか大丈夫だ」


「1時間あたりのお客様の人数は10人。そして1日の全体としての時間は36時間分。つまり1日360人のお客様を対応する事になるのね。そう考えると少なく感じないかしら?」


「確かにな。意外と少ないものだな」


「今回、12人雇ったけど1人週2日は休みになる。2日働いて休む体制とすると、12人いるけど1日4人休みになるの。となると1日に働く人数は8人。人は体調を崩す事もあるわ。または用事が出来るかもしれない。後は何らかの理由で仕事を辞める事もあるでしょう。そう考えると2人分の余裕はあった方が良いと思わないかしら?それなら2人は普段、何をするのかというと、お客様を城内に案内する前の列の整理や注意事項の説明、予約状況の確認と言った準備作業よ。人数が許容範囲である事を理解してもらえたかしら?」


「う、うむ。人数については理解したが……給料は大丈夫なのだろか?」


「結論を言うとかなり儲かるから大丈夫よ。1人あたりの給料は月30万円とするわね。12人いるから月360万リーベ。この数字を覚えておいてもらえるかしら?」


「月360万リーベだな」


「例えばよ?1ヶ月間のお客様が全員子どもだとするわね。子どもの料金設定は500リーベ。1日に360人のお客様が来るから1日18万リーベ稼げるわ。1ヶ月は30日だから計算すると月540万リーベになるわ。さて給料はいくらだったでしょう?」


「月360万リーベだから……月180万リーベ儲かる?」


「その通りよ。問題無く給料が払えるでしょ?逆に1ヶ月間のお客様が全員、大人だとすると月約400万リーベ稼げるわ。まぁ流石に1ヶ月間、全員大人という訳はないんだけどね?それでも問題ない事が分かってもらえたんじゃないかしら?」


「ありがとう。よく分かった。……宰相は一瞬、驚いただけだったが分かっていたのか?」


「当たり前ではないですか。流石に具体的な数字までは分かりませんが、問題ない事は分かっていました。そうでなければ指摘しています。国王陛下に指摘しなかったのは国王補佐官に説明してもらった方が早いと思ったからです」


「そっか。流石は宰相だ。私は数字が苦手でな。だから財務大臣にやられたんだが……はぁ」


「アルバートさん。僕もイブに人数の過不足と問題無くやっていけるか聞いたのでそんなものですよ」


「……ありがとう光一くん」


「それじゃ採用された皆、9時までには城に来てもらって、仕事が終わるのが17時頃。13時から14時まで昼休憩で問題ないかしら?」


「はい!」


「エミリアンさん、何かしら?」


「給料を月30万リーベも頂いて17時頃に仕事終了で良いのでしょうか?しかもお昼休憩までいただいて」


「光一さんの方針だし良いのよ。それに結構、大変な仕事だと思うわ。今、画面に休みの案を表示するわね」


 おっ!画面に表示された。縦に上から下へ1から12までの数字が書かれていて横が曜日か。上から休みを一日ずつずらしているね。


「何曜日が休みが良いかとか、何組目が良いかは仲間と相談してね。そう。今日、採用された人達は皆、仲間よ。助け合って行きましょうね。あー何組目が良いかについては毎日ずらして行っても良いかもしれないわね。そこら辺は任せるわ。さて皆、今の内に相談して決めちゃって」


 皆、集まって相談し合っている。うん。良いね。穏やかな空気感だ。

 ……おや?もう決まったのかな?


「国王補佐官さん、決まりました!」


「エイブリルさん、思ったよりも決まるのが早かったわね」


「皆、特に何曜日が休みが良いとかは無かったので面接した順で上から順番に決めました。何組目が良いかも特にこだわりがないので、城に来た時に決めるという事になりました」


「報告ありがとう。了解よ」


「家が王都外の子は手をあげて~!……あら?皆、王都に住んでいるの?」


「私はこの国が、王族が好きで王都に住むのに憧れていたので、引っ越して来ました!」


 クラリーンさんの発言に皆、頷いている。……マジすか?凄いな。


「皆、お金に困ってない?大丈夫?」


「親がある程度のお金を毎月送ってくれるので大丈夫です」


 皆、頷いているね。まぁ娘一人で暮らしていたら支援もするか。


「皆、エミリアンさんと同じ?……あーそうなのね。それじゃ皆、家を借りているのかしら?」


「はい。私はアパートを借りてます」


 これも皆、同じな様だ。


「皆、ティルシーさんと同じかしら?……そっか。それじゃ皆、引っ越ししましょう?あー不安そうな顔をしなくても大丈夫よ。引っ越しにお金はかからないし、家賃も取らないから。ナビィさんオススメの未使用のマンションを教えて」


「りょうかーい!」


「……ここね。これは国の所有物?」


「そそ。売らなかったからね。誰も使っていないから管理人さんも居ないわ。引っ越しする際にエテルノを生み出すわね」


「それじゃそれでお願い。皆、何階が良いとかある?」


 皆、思いっきり首を横に振っているね。……大丈夫?頭、取れない?


「それじゃ面接した順番で上からにするわね。引っ越しするから1人ずつ住所を教えて」


 イブはスマホの地図アプリを開いて1人ずつ教えてもらった住所を確認していく。


「それじゃ面接した順番に引っ越しするからついてきてね。ナビィさんもお願い」


「了解!」


「クラリーンさん、行くわよ。ゲート」


 イブとナビィは1人ずつ引っ越し対応をしていく。

 マンションはどんな感じの部屋なんだろう?


「ねぇ?エイド、引っ越し先のマンションってどんな感じ?」


「チョット頭を近付けるわね……はい!」


「おぉ!高級マンションの部類に入るんじゃない?部屋広いし」


「そそ。こんな感じのマンションがまだまだあるの。理由を簡単に言うと需要に対して供給が多い状態なの」


「あーそういう事ね」


「まず、売ったところで買い手がいないのね。既に売ったマンションに空き部屋がある状態だから」


「という事は『国の所有物』というよりも正確には持ち主が特にいないから建設した我々のモノ?」


「まぁそんな感じ。ナビィちゃんも『国の所有物』に対してどこの国の所有物かは明言しなかったでしょ?宙に浮いているから」


「なーるほどね。だからこういう時に誰にも文句を言われずに自由に使えると言うわけだね?」


「そーいうこと~」


 僕達がそんな会話をしている間も引っ越し対応をしている。

 うん。お疲れ様です。

数字は計算したから多分合っているはず!間違っていても許してもろて(ぉぃ

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