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787 お別れ会と国連総会前の日常

 1年10月4日


 再度、レストランに全員が揃った。


「エリザベトとパウラさんも一度、祖国に帰る?ほら、次期国王の様に何があったか話す事が山程あると思うから」


「そうね。エリアナも一緒に帰りましょう」


「お姉ちゃん、私も?まぁたまには帰るのも良いかもしれないわね。でも寝る場所はどうしよう?」


「場所が無ければこのマンションに寝るために帰ってくれば良いじゃない?」


「そうね。分かったわ」


「それならテアも一緒に帰りましょう」


「お姉様、私もですか?……分かりました」


「ただし!光一さん、私が光一さんと結婚する事になったら夜、子作りの為に帰って来ますから!よろしくお願い致します!」


「あっはい。こちらこそよろしくね」


 その後、話し合い2週間後の10月17日に帰って来る事に決まった。


「あーそうだ。ぼたんと結婚した事を世界中の人々に発表しないと」


「光一さん、安心して。もう世界各国のニュース番組で報道したわ」


「イブ、ありがとう。それじゃぼたん、僕の国を観光してくる?と言っても東京都と学園都市だけだけどね。国連本部は大阪にあるんだけど、人口の問題で大阪府はオープンしていないからさ」


「そうね。異世界の空気を味わってみるわ」


「それじゃ僕が案内するよ。観光庁長官も借りるね~」


「おっ!のぞみありがとう。よろしくね」


「私からもよろしく」


「うん!僕に任せてよ。それじゃ行くよ」


 ぼたんとのぞみは去って行った。


「光一お兄さん、明日の打ち合わせを軽くしておこう」


「そうだね。いやぁ寂しくなるね~。最初は正直、責任の重さから嫌だったんだけどね。今ではそんな事はないよ」


「光一お兄さん、また会いに来てよ」


「ハミルトンくんの所は気楽に行けるけど、他は事前に連絡しないとご迷惑だからさ」


「光一さん、うちも気楽に来てよ。光一さんなら大歓迎だから」


「アーロルフくん、流石に結婚したらお邪魔でしょ~」


「むしろ逆だよ。とっても可愛い子だから紹介したいんだ」


「そっか。分かった。それじゃお邪魔させてもらうね」


「うん!」


「光一さん、僕の所にも是非、来てください」


「うん。ロミオくん分かったよ。あっ明日の打ち合わせだったね」


 僕達は軽く明日の打ち合わせをした。……打ち合わせ通りに進むか分からないけどね。しないよりはマシだ。

 その後は雑談をして昼食を摂った。そして夜になると、ぼたんが帰って来た。

 あっそうそう。国連総会は明日で大丈夫だそうだ。


「皆、お待たせ。おっ!お別れ会かな?日本の行政府のトップとして言うわね。色々とご迷惑をおかけしてゴメンね」


「ぼたんさん。僕達はとても勉強になったので良かったと思っています。なので謝らないでください」


「うん。ありがとう。それじゃ食べましょうか!」


 僕達はいつもより少し豪華な食事を摂り始めた。


「それにしても光一!東京都の街並みが殆ど地球と同じで感動したわ!それにリニアモーターカーも凄かったし、ハイパーループはもっと凄かったわ!学園都市の街並みも良かった!」


「おぉ!ぼたん、気に入ってもらえれよかったよ」


「地下鉄にも乗ったわ。本当に無人で運行されていて驚いたわ!路線図を見たけど全て地下鉄にするの大変だったんじゃない?」


「地上を走らせると事故とか色々と発生するし、広大な土地も使うからね。地下鉄は天使が頑張ってくれたから大変では無かったよ」


「今日、見て回っただけでも、例の事件で人口が致命的な日本でも見習うべき所があるんじゃないかと思ったわ」


「まぁ一気にやると混乱が生じるから徐々にね」


「もちろんよ。それにしても光一、下着売り場と薬局良いわね!外から見えない様になっているから、男性の目を気にしなくて済むし、薬局は女性が必要とする製品が無料なのは素晴らしいわ!」


「うん。女性は色々と大変だと思うからね。地球と違って生産等に殆どコストがかかっていないから出来る事なんだけど」


「軍艦に乗って訓練も見たわ。あんなにも実戦に近い訓練は初めて見た!しかも軍艦は人工知能とエテルノ1人だけで動いているとか凄すぎるわ!戦闘機は本当に無人だし……凄いとしか言いようがないわ」


「おぉ!一日で結構、見たんだね~お疲れ様」


「少し忙しかったけど楽しかったわ」


「そりゃ良かったよ。ぼたん、明日は国連総会だからよろしくね」


「え?私も出席するの?」


「うん。異世界組と紗也華とぼたんが出席する予定だよ。大丈夫。基本的に座っているだけだから」


「そうそう。だから光一、私も出席する必要ある?」


「まぁまぁ。大和王国次期国王の母親だからよろしく頼むよ」


「分かったわ。まぁ光一と一緒に居られるだけで幸せだから良いか」


「紗也華ありがとう」


「それじゃ私に無茶振りとかしないでしょうね?」


「ぼたん。そんな事はしないって。大丈夫。チョット紹介するだけだから」


「そう?なら良いんだけど」


「まぁ異世界の雰囲気を楽しんでよ」


「そうね。せっかく異世界に来たんだから楽しまないとね!」


「イブ~。明日は各国の王妃も来るのかな?」


「その通り。来るわよ」


「おぅふっ……緊張してきた」


「世界各国の王族はどんな人達なの?」


「皆、良い人達だよ」


「ぼたんさん。まつりが補足するとね。光一さんがゴミ掃除をしたから良い人達しか残っていないんだよ」


「ナニソレこわっ!」


「ほら大和王国が地球に現れてすぐに国王代理ちゃんが説明していたでしょ?圧政で酷い国と大和王国に宣戦布告してクーデターが発生し側室の娘さんが女王になった国の話を覚えてないかな?ゴミ掃除ってその事ね」


「あー!トラバント地方とリアの国の話ね!……こわっ!」


「光一、ゴミ掃除と言えば、全ての国で横領をしていた大臣等を逮捕したし、光一だけでクーデター未遂事件を起こした約22.3万人の軍人を電撃魔法で痺れさせて無力化したじゃないの」


「ブリタニア。ナニソレこわっ!私の夫こわっ!」


「いや、事実だけどさ。怖がられると悲しい気持ちになるんだけど……」


「お願いだから地球ではゴミ掃除しないでね!」


「ぼたんさん、忘れたの?まつりが指摘すると既にやっているよ?一度、地球を破壊してゴミ掃除をしたでしょ?」


「あっ……ゴメンね光一。でも言わせて。……こわっ!」


「うん。その件は何とも言えませんなぁ。反省はしているが後悔はしていない」


「分かったから。現職国会議員をゴミ掃除しようとしないでね」


「しないよ。面倒くさい。神々に頼まれたらするけどさ。流石に頼まないと思うよ?僕だってねぇ。好きでゴミ掃除している訳じゃないんだよぉ!大体は相手が地雷を踏んで発覚して、仕方なくゴミ掃除しているだけでさぁ」


「そしたら『ここは地雷原です』って看板を立ててあげたら?」


「看板を立てても突っ込んで来るんだからどうしようもないでしょ?」


「あー。そうね。そりゃどうしようもないわ。怖いもの知らずなのか、ただ単に知能の問題か……」


「経験上、殆どは後者ですね。例えば軍人の件、味方が同じ事をして無力化されているのに、工夫も作戦変更も無く同じ事をするのは後者でしょ?簡単な例えだと真正面から突撃を繰り返す」


「……教育って大切ね」


「そうでしょ?僕は妻を傷つけないので怖がらないで」


「分かったわ。よ、良かったわ。バケモ……ゲフンゲフン。夫が心強い味方で」


「今~!バケモノって言おうとしたでしょぉ!泣くぞぉ!」


「ゴメンって。冗談よ。ほらっ!抱きしめてあげるわね。……はい!どうぞ!」


「ありがとう……でも当たっているんですが」


「当ててんのよ。光一も当たっているわよ」


「も、もう良いよ。ありがとう。お手洗いに行ってくる」


「だーめ」


「チョット待った。スーハースーハー。ここで噴火するのは流石にマズイ」


「それじゃ光一、この世界に帰って来たという事で2階の温泉に行きましょう!」


「あら?ブリタニア良いわね。それじゃ離してあげるわ」


「はぁ……助かったぁ」


「それじゃ私も参加します!」


「パウラさんは駄目。まだ僕と結婚するって確定していないでしょう?」


「むぅ~う」


「悪いけど次期国王と次期女王は部屋で休むとか遊ぶとかしててね……今更だけどパウラさんと何もしていないよね?」


「光一お兄さん、心配するのも分かるけどしてないよ。僕達だって外交問題になるような事はしないって」


「お父さん、ハミルトンくんの言う通りだよ。私が監視していたから安心して」


「良かった。疑って悪かったね。僕、監督責任を問われる立場だから」


「気にしなくて良いよ。僕達もそれは理解しているから」


「アーロルフくん、ありがとう。それじゃ失礼するね」


 そうして僕達は準備を済ませると2階に行き身体を洗い合ったり、イチャイチャしたり、温泉に浸かって雑談を楽しんだりした。

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