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765 ストレスマックスの鬼?

 地球:202X年8月10日

 火星:1年2月30日


 んぅ~ぁあ寝たなぁ。


「あっ!光一さん!おはようございます!」


「ん。テアおはよう。それじゃ着替えよう」


「はい!」


 僕達は着替え終えると1階のレストランに移動した。


「皆、おはよう~」


「あっ!光一、おはよう。お疲れ様」


「紗也華ありがとう。おはよう。皆もおはよう」


 皆も挨拶を返してくれた。


「ふぅ。さて夕食は何にしようか……」


(ガシッ)


 お、おぅ?りょ、両肩をガッシリと掴まれた!?

 ギギギギギと首を後ろに回すと鬼がいた。


「光一~!よくも!よくも私に睡眠魔法をかけたわねぇ!」


「い、いやぁゴメンね?よ、夜は一緒に寝ようね?」


「そんなに私と寝るの嫌なの?」


「いやいや、そうじゃなくて順番に2人だけで寝るルールだから」


「私、今日、大変で大変でストレスがマックスまで溜まっているのよ!」


「え~っと。何があったか分からないけどお疲れ様。もう少し、もう少しだけ耐えて?ね?」


「何が大変かってね。1つは総理官邸前で『憲法改正絶対反対!国民舐めんな!国民舐めんな!』、『戦争反対!戦争反対!子どもを守れ!子どもを守れ!』、『大和王国、絶対反対!国交断絶!国交断絶!』ドンチャカドンチャカってやっていてうるさいのよ!チンドン屋じゃないんだから楽器だか何だかよく分からないモノ鳴らしながら騒ぐなっての~!」


「ふ~ん。そんじゃ今すぐ国交断絶してあげようか?」


「ギャー!止めて~!日本が終わるー!人手不足含めてどんだけ大和王国に依存しているか、分かっていない連中の声なんて聞かなくて良いからぁ!」


「イブ~。国王代理ちゃんが放送や動画を出して警告してあげたら?今、うちの国と国交断絶したらどうなるかをシミュレーションしたものを」


「はぁ~仕方ないわね~。全くうちの国が何兆ドル出して国債残高ゼロにしたと思っているんだか。首相官邸前の抗議デモならうちの公安が観察していたから、うちの国の部分だけ切り取って『こういう抗議デモがありましたが良いんですか?』と問いかけてあげるわ」


「うちの国に公安ってあったんだ」


「そりゃあるわよ。まぁ公安と言っても日本には複数あって……検察庁公安、都道府県警察公安、警察庁公安、法務省公安調査庁があるわけだけど、うちにあるのは法務省警察庁公安になるわね」


「へー。大和王国の場合、警察庁は法務省傘下にあるのね。日本の場合は内閣府国家公安委員会傘下に警察庁があるけど」


「流石は総理大臣ね。日本の行政機関は把握していると」


「まぁ私、エリートだからね!頭が良いから余裕よ!」


「それなら分かるでしょ?日本の場合は民主主義国家だから、警察の民主的運営と政治的中立性を確保する観点から『目付役』として内閣府の国家公安委員会傘下にある。だけど、うちの国は王国だし、かと言って王国府なんて組織はない。理由は光一さんが面倒だと思ったから。全て各省の傘下に入れたの。うちの国の警察は全てエテルノだから『目付役』が必要ないし」」


「ふぅ~ん。良いわね。全て光一の鶴の一声で決まって」


「まぁ僕が建国した国だし、部下が優秀だからね~。……それで?なして、うちの公安警察が首相官邸前に?」」


「そりゃ光一さん。先日の爆発事件もあったし、若返ったら精神年齢も若返った困った王妃に何かあった時の為に備えてよ。後はコードレッド発令時に迅速に対応できるようにね」


「うん?困った王妃って私の事?」


「他に誰がいるのよ」


「ムキーッ!誰の為にストレスに耐えながら総理大臣をしていると思っているのよ!」


「それは日本国民の為でしょ?」


「そうだけど!そうじゃないでしょ!あなた達の為でもあるじゃないの!」


「ぼたん、僕はちゃんと感謝しているから落ち着いて。……とりあえず肩の手はどけてもろて」


「あら?失礼。夫は素直で良いわね」


「あ、ありがとう。それじゃ夕食を摂ろうね」


「そうね」


 そうして僕達は夕食を摂った。う~ん。今日も美味しかった!

 その後、しばらく食後の雑談をした頃。


「光一、そろそろ行きましょう!」


「うん。ぼたん、そうだね。深夜に起こされるかもだし早めに寝ようか」


「まぁ良いから。良いから。テアも一緒に寝る?」


「あっ……私は昼間に光一さんと寝たので大丈夫です!遠慮しておきます!」


「あら?そう?まぁ昼間に寝ていても、真夜中に起こされたくないわよね。ゆっくり寝てね!」


「は、はい!」


「……まぁ良いか。それじゃぼたん、行こうか」


「うん!」


「それじゃイブ、後はよろしくね」


「分かったわ。光一さん、お疲れ様」


「ありがとう。それじゃ皆、おやすみ~」


 僕とぼたんは僕の寝室に移動した。


「光一!」


「は、はい。僕、また何かやっちゃいました?」


「あっゴメンね。つい語気が強くなっちゃったわ。さっきも言ったけど私はストレスマックスなの!」


「お、おぅ?」


「まず、風呂場で身体を洗い合って、温泉に浸かる!その後にベッドで私が満足するまで子作りしなさい!あっ避妊具は一応、つけてね?」


「あれ?ぼたんって欲求、強かったっけ?」


「それだけストレスが溜まっているの!ほらっ!早く行くわよ!」


「は、はーい」


 そうして僕達は、ぼたんが言った通りにした。

 うん……11回戦するとは思わなかった。どんだけストレス溜まっているねん!

 その後、再度、風呂場で身体を洗い合って今はベッドに戻って来た。ベッドは魔法でキレイにしたよ。


「はぁ~気分がスッキリとしたわ。最高に幸せな気分。満足よ。ありがとう。あっ私は身体に問題はないけど光一は大丈夫?」


「僕も大丈夫だよ。こちらこそありがとう」


「それじゃ寝ましょう!この満足した気分のまま朝を迎えたいわ」


「残念だけどそれは無理だと思うよ」


「はぁ……やっぱり?」


「今、ぼたんは微妙にフラグを立てたし」


「フラグ?旗?ん?」


 僕はフラグについて説明した。


「あー!死亡フラグは聞いた事があるわ。『ここは俺に任せて先に行け』とか言った人は大抵お亡くなりになるとか」


「まぁそういう事」


「えー私、フラグ立てちゃったのぉ?はぁ……まぁその為に昼間寝たんだし良いけどさ」


「ねぇぼたん。叩き起こされても怒らないでよね?」


「……もう慣れたから大丈夫。慣れたくなかったけど!」


「あっお疲れ様です。それにしても何だろうね?核弾頭が無くなったから在庫処分セールでもしているのかな?」


「さぁ?何がしたいんでしょうねぇ?ただの嫌がらせだと思うけどな」


「まぁ良いや。それじゃ寝よう」


「そうね。おやすみ~」


「おやすみ。ぼたん。愛しているよ」


「私もよ」


 そうして僕達は眠りについた。

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