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763 大阪府とテーマパークのオープン

 地球:202X年8月10日

 火星:1年2月30日


 今日は8月10日の火曜日。昼食後の食休み中だ。


 まずは昨日までを振り返る。

 予定通りに初日はネズミの王国を体験。2日目はネズミの王国の海側を体験。3日目はワールドスタジオヤマトを体験しに行った。

 どれも日本のテーマパークを完全再現していた。スタッフの動き1つからアトラクションまで全てをだ。

 パレードも全て観たがどれも素晴らしかった。料理も美味しかったし大満足だ。

 ……将来的にはスタッフの半分をエテルノ以外にする方針だとイブが言っていた。


 今日、大阪府という新しい街の完成と3つのテーマパークの完成を発表する予定だ。

 発表については後程にして、体験した様子を話そうと思う。


 イブは僕達の疲労を最小限にする為、休憩を提案してくれた。

 パレードを全て観る為にパレードの時間が近くなると教えてくれて、移動も最小限になるように乗るアトラクションの順番を案内してくれて助かった。

 もちろん、同じアトラクションに何度も繰り返し乗ったよ。楽しかったね。ぼたんもとっても楽しそうにしていた。嬉しいね。


 マンションに帰ると皆、ぐったり。明日の為を考えて僕が全員に回復魔法をかけた。

 皆、回復はしたもののすぐにそれぞれの部屋に戻って行った。

 僕も風呂場で身体を洗う余裕が無く、クリーン魔法を使ってキレイにして、着替えて寝た。

 翌日は全員、完全復活!……という日々が続いた。いやぁ本当に楽しかった。回復魔法が無ければ体力持たなかったね。


 昨日までの振り返りはこの辺までにして仕事をしますかね。


「イブ~。日本の話なんだけど……憲法改正案は昨日、両院で可決したのかな?」


「まぁ野党は抵抗していたけど、問題無く可決したわ。国民投票日まで決まった。予定通りに10月10日ね」


「という事は10月10日に国民投票で可決されれば、日本の『十月革命』だね」


「そのフレーズ良いわね。使うかもしれないわ」


「お、おう。受けが良いと嬉しいんだけどね。まぁ良いや。それじゃ映画とゲームの販売発表と同じく撮影してくるよ。ブリタニアも行こう」


「うん!」


「スタジオで火星の私と合流する形で良いかしら?」


「うん、それで良いよ」


「了解よ。皆には私がカメラマン役になって、ここで再生するわね」


「オッケー。それじゃ皆、行ってくる。ブリタニア行くよ~」


「準備は大丈夫よ」


「それじゃ行くね」


 僕達は火星にある大和王国のスタジオに移動した。


「うん!到着~!」


「光一さん」


「おー!イブ、お疲れ様」


「光一さんもお疲れ様」


「国王陛下、お久しぶりです!ヒビキです!」


「お久しぶりです。コダマです。内容は伺っています。それではリハーサルという事で気楽に撮影しちゃいましょう」


「国王陛下、気楽にですよ?リハーサルで特に問題が無ければそのままそれを使いますが……気にせずです!」


「了解。2人共よろしくね」


「「はい!」」


「それでは席にご着席ください」


「ヒビキさん、了解。ブリタニアも座ろう」


「分かったわ」


「準備は大丈夫ですか?……大丈夫そうですね。それでは始めます。カウントダウンします。3,2,1……」


「皆さん、こんにちは~。アナウンサーのヒビキです。本日は~!何と!お客様がいらっしゃっています!」


「僕は大和王国国王の小鳥遊光一。名前が光一だよ。改めてよろしく」


「そして私が第一王妃のブリタニアよ。よろしくね」


「本日は国王陛下からお知らせがあると伺っています。国王陛下、何でしょうか?」


「今日は2つの重大発表だよ~。1つ目は大和王国に新しい街が出来た事。その名は大阪府。字幕が多分出ているはず。どんな街かはこの後の動画を観てね!それじゃ動画をどうぞ!……どうかな?魅力が伝わっていると良いけど」


「国王陛下、きっと皆さんに魅力が伝わっていると思います」


「そうだと良いなぁ。さて2つ目の発表に移るね。2つ目は地球の日本という国にある3つのテーマパークを……何と!何と!特別に許可を得て、火星の大和王国につくったんだ!」


「国王陛下、テーマパークとは何でしょうか?」


「うん。特定のテーマに合わせて全体を演出する大規模な観光施設のことを言うんだけど……言葉で説明するより実際に観てもらった方が早いかな?テーマパークは大和王国に3つつくったから、それぞれの魅力を伝える動画を観てね。それじゃ動画をどうぞ!……どう?遊園地と似ているけど少し違うでしょ?魅力は伝わったかな?」


「国王陛下、私は皆さんに魅力が伝わったと思います」


「うん。とっても楽しい施設だから皆、是非とも楽しんでね!場所は東京都と大阪府にあるよ。料金や詳しい場所等の詳細は大和王国政府公式サイトに情報を載せるからそれを見てね~!」


「良いですか~?皆さん、大和王国の公式サイトを確認ですよ~?」


 あっ!ちなみにネズミの王国とネズミの王国の海側は、面倒だから江戸川区の管轄にした為、東京都内にある。


「さて、ここまで聞いて『何だ。大和王国の話か。大和王国に住んでいない自分には関係ないな』と思ったそこのあなた!そう。あなた。テーマパークの周辺にはホテルがあるよ。事前にインターネットから予約してもらう必要があるけど、大和王国に住んでいない方もホテルに泊まれば遊べると思う。詳しくは同じく公式サイトを確認してね」


「おー!大和王国以外の方も遊べるんですね!」


「そう。既に東京都については入国審査や移住、貨幣の交換対応をしていると部下から聞いているよ。大阪府についても同様に対応するから安心してね。次は今、話に出た移住について簡単にだけど説明するね」


「はい!国王陛下、そこは気になる所です。ご説明をお願い致します」


「うん。まず大阪府にはダンジョンがあるし、冒険者ギルドや商業ギルドも準備させているよ。国内外の移住者については住居の確保や引っ越し対応を全て無料で対応するから役所に相談をしてほしい」


「無料ですか!良いんですか!」


「だって皆、せっかく生活が安定して来たのに新しい街が出来たから来てね~。と言ってお金を取るのは申し訳なく思う。だから無料で対応させてもらうよ。公式サイトを見ても分からない事、不安な事、何でも大丈夫だから。何かそういう事がある人は役所のスタッフに相談してね」


「何かあれば役所に相談ですね!」


「さて最後に重要なお知らせが後1つあるから、最後まで聞いてもらえると助かるよ。東京の2つのテーマパークは明日からオープンとさせてもらいたい。大阪のテーマパークは3月7日にオープンでお願いね。まだ完成していない訳ではないんだ。既に完成しているし、僕達王族は3つのテーマパークで既に遊んでいる。あー。勘違いしないでね。ただ遊んだのではなく、一般公開しても問題ないかの確認の為でもあるから」


「なるほど。それでは大阪のテーマパークが3月7日の理由は何でしょうか?」


「理由は簡単でね。テーマパークやホテルは完成しているけど、街に人がいなくて機能していないから。だから様子見の期間として1週間後とさせてもらったの」


「そういう事ですか。確かにしばらくは移住等で街が混乱しそうですからね」


「うん。それで全てのテーマパークはインターネットから事前にチケットを購入してもらおうと思っている。理由はしばらくは入場規制をしないと混雑すると思うから。それではお客様は楽しめない。残念な思いをする。だから楽しんでもらう為に入場規制をするからよろしくね」


「ホテルに泊まる方もチケットを購入しないといけないのでしょうか?」


「良い質問をありがとう。テーマパーク公式のホテルについてはホテルの予約時に日付指定のチケットを購入してもらうよ。だからテーマパーク公式のホテルには泊まれたけど、テーマパークで遊べないなんて事にはならないから安心してね」


「それは助かりますね」


「うん。さて最後の重要なお知らせ。現在、テーマパークの従業員は全員がエテルノ。でも将来的には半分はエテルノ。残る半分はエテルノ以外の人類にしたいと考えているんだ」


「国王陛下、理由は何でしょうか?」


「うん。テーマパークで遊んでいる内に『自分もここで働きたい!』と思う人が出てくると思っている。そういう人達の為だね。ただし、簡単に見えて実は難しい仕事なんだ。何故ならお客様を楽しませる為に求められる技術力が高いものだから。だからしばらくは一般から採用する事はしない。テーマパークが落ち着いた頃に採用開始の発表をするからその時よろしくね。今の所、商業ギルド経由で人を募集しようと考えているよ。仕事の内容は色々とあるからテーマパークで遊んでみて『あの仕事をしてみたい!』というモノがあれば、募集をした時に応募してみて」


「求められる技術力が高いという事は何か今の内から練習とかしておいた方が良いのでしょうか?それから給料は?」


「良い質問だね。今の内から練習とかしなくても大丈夫。採用後に練習してもらうから。あっ練習中もちゃんと給料を支払うよ。給料は仕事にもよるけど生活にゆとりがある程度はお支払いするよ。求められる技術力が高ければ高い程、給料も高くする。ちゃんと休日も用意するから安心してね。仕事中に怪我をしたら治療費等をお支払いするよ。仕事中に怪我をしない事が一番だけど、万が一があるからね」


「それは良いですね。採用する際に試験とかあるのでしょうか?」


「うん。面接試験があるよ。先程も言った通り『自分もここで働きたい!』と思う人に働いてもらいたい。だからお金目的の方は申し訳ないけど不採用にさせてもらう。だからそういう人は応募しないでね。エテルノは嘘を見抜くのが得意だから嘘をつけば良いやとか思わないようにね」


「そうですね。国王陛下のおっしゃる通り、面接試験で嘘はつけないと思った方が良いです」


「僕からの発表は以上!まぁ要するに新しく面白い施設が出来たから楽しんでって事でよろしくね」


「国王陛下ありがとうございます。良いですか~?皆さん、大和王国の公式サイトを見てくださいね!それでは失礼します!」


「……はい!カット~!国王陛下、今回も完ぺきです。問題ありません。今のを使いましょう!」


「ありがとう。いやぁ緊張したね。イブとコダマさん。魅力を伝える動画の挿入をよろしくね」


「光一さん、安心して。もう制作してコダマに渡したから」


「はい。イブお母さんから動画を受け取りましたので大丈夫です」


「ありがとう。助かるよ。それじゃ帰ろうか」


「そうね!光一」


「それじゃ失礼するね」


「はい!お疲れ様でした!」


「ヒビキからもお疲れ様です」


「うん。皆もお疲れ様。また来るね~」


 そう言って僕達は天界に戻った。

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