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761 アジア版NATOと遺憾砲

 地球:202X年8月6日

 火星:1年2月26日


 バースデーパーティーは、ぼたん含め全員が揃い無事に終わった。

 大量にお寿司が用意されたが皆で完食した。

 そして複数の大きなホールケーキも用意されたが、それも皆で完食した。

 とても楽しいバースデーパーティーをする事が出来た。


「皆、改めて私の誕生日を祝ってくれてありがとうね!本当に嬉しわ。いやぁ~温かくて良い家庭ですなぁ」


「まりや、僕と結婚してくれてありがとう」


「あら?なーに?光一、私の方こそ結婚してくれてありがとうね。これでも本当に日々、感謝しているのよ?総理もお忙しい中、私の為にお越しいただきありがとうございます」


「あらあら?他人行儀ね~?普段、仲良くしてくれているまりやはどこに行ったのかしら?」


「ふふっ冗談よ。でも忙しい中、来てくれた事に感謝しているのは本当よ」


「誰かさんのせいで忙しいけど家族のバースデーパーティーに参加しないのは寂しいからね」


「その誰かさんって僕かな?」


「他に誰がいるのよ?」


「イブ」


「あーそうね。それはそうだわ。……ちょっと!大和王国、オーストラリア、インド、イラス連邦、ASEANでアジア版NATOを創るって発表はどういう事よ!何で日本には話も来ていないの?」


「あら?ちゃんと説明したじゃない。『本当は日本も参加させて地域の安定と平和に貢献してもらいたいけど、軍がないから仕方ないわね。例えばインドが侵略されても日本は助けに行けないんだもの。軍がないからね。後方支援なら出来る?そんなものは要らない。邪魔なだけ。そして逆に日本が侵略されたら加盟国は助けに行く義務があるというのはおかしな話でしょ?だから入れてあげられない。残念だわ』って説明したでしょ?」


「あなたわざとでしょ?国際社会が緊張状態にある中、抑止力の為に多国籍軍事同盟を結んだ。そして残念、残念と言って日本が不参加の理由を説明。憲法改正の流れをつくる為でしょ?ここの所、北朝鮮がミサイルを太平洋に撃つのもあなたの仕業じゃないの?」


「前半はその通りだけど、北朝鮮については私のせいじゃないわよ。酷い言いがかりだわ。誰も相手してくれないからスネているのか、遺憾、遺憾しか言わない……いえ、言えないから舐められているか、あるいはその両方じゃないの?」


「ぐむむむ……」


「日本海に撃つならまだしも、深夜にミサイル通過で叩き起こされて、『遺憾!国際社会や同盟国と連携して対応する!』とだけ言って、国民保護サイレン鳴らされて、叩き起こされた国民からも文句を言われてストレスが溜まっているからって、私に八つ当たりしないでほしいものだわ」


「ぐむむむむむぅ!仕方ないじゃないの!やられたらやり返す!倍返しだ!って言いたいけど、法的に言えないし自衛隊にそんな装備もないんだからぁ!」


「だからそれは私のせいじゃないから知らないって。……お酒の飲み過ぎじゃないかしら?」


「妊娠中だしお酒は飲んでいないわよっ!」


「あーそう言えば国民にも同じ事を言ってたわね。『仕方ないじゃないの!』以下略って」


「えっ?マジで?」


「だって光一!国民から『結局、この総理も遺憾砲だけか。だから舐められるんだろ』ってネットで書かれているのを見て、深夜にミサイル通過で叩き起こされてイライラしていたんだもん!あぁー!絶対に嫌がらせだ!光一!アイツぶん殴って来て!」


「いや、そうしたいのは山々だけど後始末が面倒だから嫌だよ。イブ~。次、北朝鮮がミサイルを撃ったら撃ち返してあげたら?」


「うわぁ~ん。光一さんまで私に嫌がらせするのぉ?大和王国がミサイルを撃ったら日本を通過するじゃない!」


「うん……まぁそうだね。イラス連邦の南から撃ったら色々な国の上空を通過して面倒だし。まぁでも北朝鮮がミサイルを撃ったら起きているでしょ?良いじゃない。1回、2発撃ち返してあげたらビビって2度と撃たなくなるって」


「そうね。我々の技術力なら精密誘導でピンポイントで、北朝鮮の指導者がいるであろう場所に撃てるし、着弾前に上空で自爆させればビビるでしょうね~。ナビィさん、天使の力で対象人物のいる場所の特定って可能かしら?」


「そりゃぁ我々、天使ですからして余裕よ~」


「光一さん、勝ったわね」


「うん。勝ったね。そんな真夜中にミサイルをポンポン撃って人々に迷惑をかけているんだから制裁をしないとね。特に僕の妻に嫌がらせをするとは許しがたい」


「妻としては嬉しいけど、総理としてはな嬉しくないような複雑な気分だわ」


「それじゃ光一さん、ミサイルを撃ったら国王代理から『我々は北朝鮮に警告としてミサイルを2発発射し、着弾前に自爆させた』と発表させるわね」


「うん。よろしくね~。あっ!ぼたん、明日から3日間、火星に新しくつくったテーマパークで遊ぶからよろしくね。月曜日は藤咲ちゃんに総理の仕事をしてもらおうね!」


「テーマパーク?」


「そそ。ちゃんと許可をもらって日本にあるのと同じテーマパークをつくったの。プレオープンだから貸し切りだよ~」


「え?マジ?」


「マジ、マジ。後、今月の18日、25日と9月1日に日本のテーマパークを貸し切りにしたからね。よろしくね」


「テーマパークというと……アレ…よね?」


「うん。多分それ。明日はネズミの王国を体験。2日目はネズミの王国の海側を体験。3日目はワールドスタジオヤマト……略してWSYだからね~。楽しもうね!」


「わ、分かったわ。でも体力持つかなぁ?」


「17歳だからへーき、へーき」


「そう言えばそうだったわね。オバサンの感覚を引きずっていたわ」


「おっと。もうこんな時間か。それじゃ僕とまりやは失礼するね。イブ、後はよろしく」


「了解よ」


「それじゃ、まりや行こう?」


「えぇ、そうね。行きましょうか!」

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