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760 昼食と報告とプレオープン

 地球:202X年8月6日

 火星:1年2月26日


 今は多分、昼だと思う。うん。時計をみたら13時を過ぎたところだ。

 昨夜は茜と一緒に寝た。だけど一緒に身体を洗い合って温泉に入って雑談をしただけだ。

 ベッドに入る時に「明日は昼まで寝かせて」と言って寝た。

 茜に「ゴメンね」って言うと「さっきしてくれたから大丈夫だし。一緒に寝るだけでも十分に幸せ。ホントお疲れ様」と言ってくれた。優しい良い子だね。


 理由?そりゃぼたん以外の全員と交代交代で避妊具をつけて本番をしたら体力持たないって。

 いくら回復魔法を使ってもキツイっす。だって34人だよ?回復魔法が無かったら倒れていたね。うん。

 そういう訳で昼まで寝かせてもらった。

 いや、数秒でも寝たら指輪の効果で肉体的にも精神的にも完全回復するとは言っても気分的に寝たかったの。


 お陰様で今はスッキリとした気分だ。そして着替えも完了した。1階のレストランに移動~。


「あっおはよう。光一。大丈夫?」


「ブリタニア、おはよう。大丈夫だよ。お陰様でスッキリとした気分だからね。皆もおはよう」


 皆も挨拶を返してくれた。うん。異世界組しかいないね。早速、会議かな?


「皆、昼食は摂ったのかな?」


「あー光一、ごめんなさい。何時頃に起きてくるか分からなかったから、私達は先に食べちゃったわ」


「ブリタニア、謝る必要はないよ。うん。僕としてもそうしてもらえると助かる。待たせていたら申し訳なく思っていたからね」


「そう言ってもらえると私としても助かるわ。ハロメンは早速、会議をしているわ」


「うん。僕は夫としてもファンとしても応援したいね。……う~ん。相変わらずこのハンバーグ美味しいね」


「光一さん、ありがとう。厨房スタッフも喜んでいるわ」


「……本当にいつもお世話になっているよ」


 よし!完食~!いやぁ美味しかった!


「美味しかったと言えばイブ、ハロメンは夕飯を一緒に食べられるか分かる?」


「まりやさんの誕生日よね?大丈夫よ。ちゃんと言ってあるし、料理とケーキも問題ないわ」


「大丈夫よ。今後も夕飯には帰って来ると言っているから」


「うん。ありがたいんだけど……昨日のアレ、必要あったのかな?まぁあったのか。あったと思おう」


「光一さん、テーマパークの貸し切りは問題無く完了したわ」


「おぉ!ありがとう!テーマパークと言えばイブ、そろそろ火星にテーマパークを建設しちゃおう」


「了解よ。そしたら大阪府の整備もしちゃうわね」


「部下から報告があったから光一さんにも伝えるわね」


「ナビィ何かな?」


「明日の朝までには完成するみたい。プレオープンとして王族のみで遊ぶ事を提案されたわ。あっ安心して。地球と全く同じ設計にしているから安全性に問題ないわ」


「イブ……貸し切る必要無かったかも」


「そ、そんな事はないわよ。比較する楽しみ方もあると思うし、2回楽しめて良いじゃない?」


「1日目はネズミの王国を体験。2日目はネズミの王国の海側を体験。3日目はワールドスタジオヤマト……略してWSYを体験でどうかしら?明日は土曜日だし……3日目は月曜日だけど、ぼたんさんは藤咲さんに代わってもらえば良いとナビィは思うわ」


「スタッフはエテルノだと思うけど、パレードとかするの?」


「それは私から答えるわね。大丈夫。エテルノなら可能よ。テーマパークについては契約する際に『クオリティを落とさないでほしい』と言われてマニュアルをもらったから。それに実はエテルノに地球のテーマパークの視察をさせていたから大丈夫よ」


「そうなんだ。あっ!火星の海外……例えばリーベ王国とかだね。海外からの旅行者や移住の対応もお願いね」


「了解よ。既に東京都については入国審査や移住、貨幣の交換対応をしているわ。大阪府についても同様に対応するわね」


「うん。よろしくね。それから大阪府についてはギルドとも相談をお願いね。ダンジョンの設置もね」


「安心してそれについてはいつでも動ける様に事前に相談しているわ。人員を待機させている迷惑料はもちろんの事ながら、住居や引っ越し対応についてもこちらで責任を持って対応すると伝えてあるから」


「ありがとう。部下が優秀で助かるよ。あー。国内外の移住者については住居の確保や引っ越し対応をしてあげてほしい。皆、まだ生まれたばかりだからさ。『新しい街つくったからよろしくね。後は知らない』では悪いでしょ?」


「了解。まぁそうね。それでは困っちゃうわよね。分かったわ。任せて」


「あっ大阪府のオープンは待ってもらっても良い?テーマパークのオープンと共に僕が発表したいから」


「分かったわ」


「日本の憲法改正手続きはどうかな?」


「そっちは今の所、問題ないわ。両議院憲法審査会で可決したからね。世論調査の為に人工知能利用者に人工知能が『憲法改正についてどう思う』と聞いたら、逆にメリットとデメリットを聞かれたから正直に答えたわ」


「なんて答えたの?」


「メリットは立法と行政が完全に独立して三権分立が厳格化される事が1点目」


「まぁそうだね」


「直接、選挙によって選ばれるので民意を反映しやすいのが2点目。今の制度だと今は年配の方が消えて若手議員が殆どだからまだマシだけど、また議員経験年数が長い年配の方が派閥のトップになると、国民の為ではなく自分達が大臣等の要職につく為に派閥争いで決まったり、政党の幹部の操り人形を党首にして総理大臣にする等の問題が生じる可能性がある。若手議員は自分が当選する為に国民に人気のある人を選ぶが、議員経験年数が長い議員は自分の為になる人、言う事を聞く人を選ぶ傾向にある」


「それもあるね」


「任期中に辞任することはないので、腰を落ち着けて行政のトップとして政治が出来る。議会対応をしなくて済むから行政に集中出来る。行政府の長がコロコロ変わり、政治が滞るなんてことは起こらない」


「あーあったね。約1年毎に総理が変わる事例が」


「デメリットは衆愚政治が1点目。大統領は国民が直接選ぶ為、国民に耳あたりの良い事だけ発言する人が選ばれる可能性がある。後は能力や政策の中身ではなくタレントさん等、知名度がある人が人気投票の様な形で選ばれる可能性がある事」


「うん。それも分かるわ」


「『ねじれ』が2点目。国会議員と大統領は別々の選挙によって選ばれる。その為、大統領はA党側。立法府の与党はB党という事が起こる可能性がある。大統領が新たな政策を進める事を考えた時、法律を作らなくてはいけない。大統領には法案提出権がない為、自分を支持する議員に協力してもらって法案を出すが、その度に立法府の与党によって否決されたら現行法でしか政治が出来ない。予算案が否決されたら政府機関の業務が停止する」


「あー政府機能の停止はアメリカで時々発生するよね~」


「そういう事ね。これを人工知能に丁寧に説明させたわ。だけどデメリットの2点目について私は心配していない。何故なら最新の世論調査を見ると野党第一党の支持率が1桁だから。支持率が1桁の政党が与党になったら世も末よ」


「そりゃそうだ。……という事はまだ世論的には微妙か。まぁ仕方ない。国民投票で否決されたとしても、悪いけどぼたんには引き続き総理大臣を頑張ってもらいたい」


「いいえ、可決させるわ。そろそろ次の作戦が表に出るはずよ」


「うん?まだ何か考えているの?」


「内緒」


「僕、国王なんだけどなぁ……はぁ」

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