759 しばらく異世界に帰らない方針と今後の予定
地球:202X年8月5日
火星:1年2月25日
「さて、皆、昼食にしようか?」
「光一、時間が戻って今は早朝だから朝食じゃない?」
「ブリタニア、細かい事は良いんだけど……僕達どうしようね?」
「まぁまぁ光一さん。海外旅行をした時の時差と同じよ」
「あー。まぁそっか。それじゃ朝食にしようか」
僕達はそれぞれ好きなものを注文して朝食を摂った。
そして今は食後の休憩中~。
「イブ~。念の為の確認だけど天気は大丈夫?」
「えぇ、大丈夫よ。演算結果と全く同じだわ」
「それなら良かった。イランとアフガンはどうかな?」
「国家公務員は予想以上に人が来たのよ。そしてどの人も良い人だったから、申し訳ないけど筆記試験の結果で定員より少し多目に採用したわ」
「そっかぁ……まぁ仕方ないよね」
「それで実は同日に地方公務員試験もしたの。こっちは定員割れしている地域もあってね。『もし良かったら家の確保と引っ越しはこちらでするからどう?』と聞いてみたら喜んでくれたわ」
「地方公務員と言うと役所や警察、消防があるけどどう?」
「どれも問題ないわ。こちらも半分はエテルノにして指導しているところよ。安心して国としての機能は回復して来ているから」
「それじゃ後は任せちゃっても大丈夫かな?」
「ここまでくれば大丈夫ね。あっそうそう。今回の異常気象の件で天気を再演算したところ、天使が緑化と水不足解消をしたお蔭か、イランとアフガンの気候も改善されたわね」
「そっか。それは良かった」
「日本の話をするわね。今日、両議院憲法審査会で審査をして明日には可決する予定よ。月曜日の9日には衆議院及び参議院本会議にて可決する予定。その後、憲法改正の発議が行われるわ。内容において関連する事項ごとに区分して発議される。……まぁ簡単に言うと国民に憲法改正案の提案がされるという訳ね。そして国民投票日の決定が行われる。憲法改正の発議後62日。10月10日の日曜日が投票日になると思うわ。理由としては憲法改正の発議後60日から180日以内で決めないといけないからね。最短で考えたらその日にちになるという訳よ」
「うわぁ超面倒だなぁ……ん?次期国王と次期女王。コソコソ話してどうかした?」
「光一お兄さん。僕達は憲法改正の結果が出るまで帰らないから」
「いやいやいやいや、ちょっち待って。流石にそろそろ帰ろうよ」
「いーや。日本の憲法改正なんて面白いイベントをみないで帰るなんてあり得ないよ」
「えぇ……ブリタニアからも言って。そろそろ子どもを出産したいから帰るとか飽きたとか何でも良いから」
「光一。私は構わないわよ」
「えぇ……イブゥ~」
「光一さん。良いじゃない。ゆっくりしていけば」
「ゆっくりねぇ。あーところで仮想オフィスの方はどうなったのかな?」
「あら?そうね。言ってなかったわね。IT関連企業を中心に利用されているわよ。ミリソフト社や日本の関係省庁とも協議しながら進めた結果、色々な課題も解決出来たからね。例えば印鑑とか」
「ほぉ~」
「日本の事例を元に他の先進国でもサービスを開始してみたら結構、利用してもらえているわね。かなり儲けているわ。後はバーチャル店舗。これもお店側と一般ユーザー側の双方から好評ね。一般ユーザーは出かけて交通費や時間をかけなくても気軽にお買い物が出来る。店舗側は例えば北海道の方にも商品を売る事が出来る。送料は商品価格に反映させているから問題ない。我々はお店側だけに売れた分の数パーセントしか利用料金をいただいていない。一般ユーザーは実店舗より少し高くても交通費や時間というコストを考えれば許容範囲。我々はお小遣い稼ぎが出来れば良いから何の問題もないとこういう事ね。というか……」
「というか?」
「中には実店舗を閉めて田舎に倉庫を造るなり借りるなりしているお店もあるみたい。東京の街中の家賃に比べたら低コストで商売が出来るという訳ね。もちろん元々ネット通販をしていたお店も利用してくれているわ」
「へー。それならお金はまだある?」
「あるけどどうして?」
「いや、水曜日にぼたんも一緒にテーマパークに行きたいなと思って」
「あーそういう事ね。大丈夫よ。18日、25日、9月1日でどうかしら?」
「うん。それでお願いするよ」
「ハロメンの皆~。今から目の前のタブレット端末でアンケートを出すから答えてね」
「「「「「おー!」」」」」
「10月16日の土曜日にライブをしましょう!」
「「「「「いえーい!」」」」」
「え?マジで?」
「光一さん、マジよ。運営さんには私から連絡するからね~」
「まつりから質問!これは確定で良いのかな?」
「確定ね。運営さんがないと思うけど駄目でーすと言っても我々がやるから」
「よっしゃぁ!そんじゃよろしくね!まつりはハロメンに会議の連絡をするね!」
「それじゃお願いするわ。D-Systemで行うからステージのデザインとかも話し合ってもらえると嬉しわ」
「了解!」
「私からは1つだけお願いがあるわ。18日、25日、9月1日のテーマパークは出来るだけ参加してほしい」
「あっ了解だけど、まつりから提案。妻以外のハロメンといちじにじの子を参加させたら駄目かな?」
「ふむ……良いんじゃないかしら。皆は強制参加だけど他の子は任意という事で周知しておくわ」
「うん!お願いね!」
「光一さん、これなら良いでしょ?ゆっくりしていこうと思えないかしら?」
「うん、思えるんだけどね?僕達がこの世界に来たのは6月8日だよね?流石に長く地球に滞在し過ぎかなと思って。そろそろ地球で何をしていたか忘れそう」
「まぁまぁ。忘れても大丈夫よ。国王補佐官がいるから平気」
「あっ……光一お兄さん、僕達はD-Systemで遊んで来るね!夕飯には帰ってくるよ!それじゃ!」
「お、おう。いってらっしゃい」
「光一さん、まつり達はライブの準備でしばらく忙しくなると思う。寂しい思いをさせてしまうかもだから今の内に全員で2階の大きな温泉で遊ぼう?」
「う、うん。ありがとう」
「温泉ではいつも通り本番は無し。温泉から出たら例の現実世界の時間が進まないドアを使って、希望者全員と交代交代で本番ね」
「希望者は何人いるのかな?手を挙げて~!……ぜ、全員?あ、あのぉ無理はしなくて良いんだよ?」
「僕から良いですか?」
「はい。千早どうぞ」
「僕達的にも寂しいので、この際に夫の……光一さんの愛を補充しておこうと思うんです」
「あー。皆もそうなの……あっそうなんですね。ありがとう。それじゃ行きますか」





