749 フラフラのナビィ
地球:202X年8月3日
火星:1年2月23日
あの後、本当にナビィを除く妻全員と2階の大浴場に入った。
念の為に言っておくと本番行為はしてないよ。するならふかふかのベッドでね。
僕達は身体を洗い合ったりイチャイチャしたりした。僕はナビィ除く妻全員の身体を洗った。うん。大変だった。
その後は温泉に浸かった。効能の異なる色々な温泉があるから皆、それぞれ好きな所に入ってお喋りを楽しんだ。
しばらくすると温泉から上がり、妻に代わる代わるガス抜きしてもらった。複数人で協力してね。
物陰に隠れてシャワーを浴びながら何かしている妻もいたけど、見たり触れたりしないのが紳士だと僕は考えた。
うん。夫婦円満の秘訣だと僕は思う。きっと欲求やストレスが溜まっていたのだろう。
……僕達は温泉に浸かったり遊んだりを繰り返した。夕飯の時間までね。
その頃には皆、満足そうな顔をしていた。いやぁ良かった。僕だけでなく妻も満足したなら嬉しい事だ。
夕食も皆、笑顔で楽しそうに会話をしていた。あっ僕も会話に参加したよ。楽しかったね。
皆が夕食を摂り終わる頃、疲れ切った顔をしたナビィが帰って来た。
僕が「大丈夫?」と聞くと「大丈夫、大丈夫……」と棒読みで答えて来た。何があったんだろう?
ナビィは食事が終わると「眠いからお先に失礼するわ」と言ってフラフラと去って行った。
……いや、本当に大丈夫かな?流石に皆、シーンと静まり返った。
エイドに「何か知っているかな?」と聞いたら「何となくは知っているけど……本人から聞いて」とだけ言われた。
すると、ぼたんが帰って来た。帰って来て早々に僕に近寄ってきて、「な、何だろう?」と思ったら背中に抱きつかれた。
うん。色々と当たってますぅ!
ぼたんは僕に抱きつきながら「忙しすぎて帰って来られなくてね。愛する夫にやっと会えた~!」と大喜び。
僕は色々とツライのを我慢をしながら「お、お疲れ様。そろそろ離してもらえると嬉しいな」と返事をした。
すると渋々ながら僕から離れて周りを見て「……いや、皆。そんなにドン引きしなくても良いじゃない」と一言。
それに対してブリタニアがナビィの件を説明して、ぼたんは納得。夕食を摂り始めた。
すると皆、このどうしようもない空気感に耐えられなかった様で1人また1人と去って行った。
そして残ったのは僕と鏡子とぼたん、そしてイブの4人。
「ね、ねぇ?光一?ナビィはそんなにヤバかったの?」
「うん。ヤバかった。鏡子はどうして残ってくれたの?」
「何を言っているんですか?光一さん。今日は私と寝る番ですよ。お忘れですか?」
「あっゴメンね。ナビィの件ですっかり忘れてた」
「お気持ちは分かりますが流石にショックなのです」
「悪かった。申し訳ない!」
「ふふっ半分は冗談なのです。お気になさらないでください」
「鏡子ありがとう」
「光一さん。構いませんよ。そうですねイブさん、ぼたんさんにナビィさんの様子をみせて差し上げたらどうでしょうか?」
「私も気になるからお願いするわ」
「わ、分かったわ。……い、今、再生するわね」
イブはナビィが帰ってきた時の様子を再生した。それをみたぼたんは顔が引き攣っている。
「こ、これは……予想以上だったわ。何をしたらあんな風になるのよ?」
「元社畜SEの僕の経験からすると朝に大規模障害が発生して、同僚と連携して障害調査と上司やお客様に報をする。時間が経つにつれて障害範囲が拡がり、お客様からお怒りの電話対応をしながら関係部署、製品メーカー等と連携して原因調査をしてですね。徹夜で復旧作業をして、復旧完了が翌日の昼と。そんな感じの事をしたらあーなるかな?」
「か、かなり具体的ね」
「後は人手不足により山程、業務を抱えての夜勤。細々とした障害対応をしながら業務を片付けて行くも終わらない。そして必死で業務を片付けて行って終わった頃には24時間勤務。そんな感じの事をするとあーなるかな?」
「も、もう良いわよ。お疲れ様」
「うん。ありがとう。イブなら何か知っているんじゃない?」
「あー。気になるだろうけど明日、本人から聞いた方が良いかもしれないわね」
「イブ、僕は国王なんよ。責任があるんよ。明日、本人から聞く前に状況を把握して、心の準備とか色々としておかないといけないと思うのね。例えば謝罪するとかさ。だからおしえーて」
「結論から言うわ。イランとアフガンの両国で天使がやる作業計画が全て完了したの」
「はぃ?マジで?何でまた?」
「地球の天使……数え切れない程、借りたみたいなのよ。借りたのか押し付けられたのかは知らないけど」
「ヤッホー!光一くん、ここの閲覧権限ってどうなっている?」
「あっ生命神さん、お疲れ様。閲覧権限なら生命神さんと創造神様だけだよ?もちろん異世界のね」
「それじゃぁさ。明日、説明するから今日は寝なよ。話すと長くなるんだ」
「そっか。分かった。来てくれてありがとう。明日、話を聞くね」
「うん。それじゃおやすみ。アンド。お楽しみに。ばいばーい」
「突然現れて突然消えた。お楽しみにってどっちの意味だろう?鏡子との事?それとも明日の事?」
「光一さん、多分。両方よ」
「そんな気はする。それじゃぼたん。また明日ね」
「光一さん、おやすみなさい」
「ぼたんもおやすみ」
僕達は挨拶をしてイブと一緒に僕の部屋に行った。そしてイブと別れた。
僕と鏡子はクリーン魔法で身体をキレイにして、避妊具をつけてベッドで子作りを楽しんだ。
そして僕は鏡子が満足したのを確認して、再度クリーン魔法で身体とベッドをキレイにした。
僕達は服を着ないでベッドに入っている。
「はぁ~光一さん。流石の私も疲れました。そして眠いです。服を着る余裕はないのでお許しください」
「あー。別に構わないよ。ゴメンね。遊びすぎたかな?」
「いえいえ、大丈夫です。私は大満足です。超幸せなのです。お陰様で本当に悩みとか特にないです。この超幸せな気分のまま寝かせてください」
「分かった。それじゃありがとう。おやすみ」
「はい。こちらこそありがとうございました。光一さん、おやすみなさい」
そうして僕達は眠りに落ちて行った。





