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744 イランとアフガンを統治!?

 地球:202X年8月2日

 火星:1年2月22日


「それじゃゼータ計画よろしくね」


「了解よ。報告させてもらえる?」


「イブの方から言ってくるなんて珍しいね」


「そうなのよ。少し困った事になってね」


「どったの?」


「イランとアフガンの制圧が完全に完了したの」


「おー!思ったより早いね」


「200万の陸軍を投入してマップ魔法を応用したからね。パワードスーツのお蔭で犠牲者はゼロよ」


「それは良かった」


「結論を言うわね。イランもアフガンも光一さんが国のトップになるべきだ。なってほしい。という話になっているの?」


「はぃぃ?なんで?」


「まず経緯を説明するわね。イランとアフガン国内から銃やロケラン等の武器は全て取り上げた。何しろ無政府状態になった国内で内戦に参加していたのは武器を持っている連中……例えば元治安部隊や武装勢力だからね。現在、治安維持は大和王国国防軍が行っているわ」


「うん。まぁそうだよね」


「それで我々はまず首都から制圧した。難民キャンプとしてマンションを建てる方針だったけど計画を変更した。既に建物があるから面倒だったの。それにまともな人と危険人物を明確に分けたかった。いくらマップ魔法で判別出来るとは言え念の為にね。それから敵襲により民間人に犠牲者を出したく無かった。だから大和王国の領土に一時的に避難させたの」


「うん。良いと思うよ」


「天使にお願いしてドンドン超高層マンションを建てて行った。イランもアフガンも水不足は深刻だったから水と電気が使えて喜んでいたわ。シャワーも風呂も水洗トイレも自由に使ってと言ったら更に喜んでいたわ」


「それは良かったね」


「そして天使にお願いをしてイランとアフガンの国境に結界を張ってもらった。武器を国内外に持ち出したり持ち込むのを禁止する結界をね。もちろん権限レベル5未満の人が対象ね。そして偵察機も活用しながら制圧を進めて行ったの。そして無事にイランとアフガンから我々以外、誰もいない事を確認したわ。これも天使にお願いをして確認してもらったから間違いないわよ」


「でも人口多いでしょ?よく大和王国の領土に避難させられたね」


「それはもう天使にお願いして90階建てで、各フロア20部屋の超高層マンションを約7万棟も建てたんだから……地下にだけど」


「ち、地下なんだ……」


「ほら。地上は既に食料生産等に使っているから。食料消費と地下生活による発狂対策の為、D-SystemのType-Bを使って学校シミュレーターで勉強もしてもらったわ」


「マジで!?よくサーバーが耐えたね」


「念の為に専用のデータセンターをつくったからね。それで学校シミュレーターを体験してもらって、改めて平和な日常生活の大切さや政治、人権について理解してもらったの。まぁそれだけではないけどとにかく学んでもらった訳よ」


「うん。勉強って大切だよね。……まぁ僕、勉強嫌いだけどさ」


「それで国に帰ってもらう前に国王代理がアナウンスしたの『もう争いは止めませんか?信教の自由は大切です。ですが女性の権利は認めませんか?失礼ですがあなたの信じる神様は、女性の権利を認めないような心の狭い神様なのですか?違いますよね?今、皆さんの国には政府がありません。まずは選挙をしましょう!』と言って選挙をしたの。D-SystemのType-Aを使って国毎にね」


「お、おう。それで……立候補する人がいなかったとか?」


「いえ、いたわ。選挙会場はハロライブの全体ライブで使った会場を流用したわ。イランとアフガンは別のサーバーを使ったと思って。まずステージで立候補者が演説をした。そして全員がハロライブの全体ライブと同じ仕組みで、一番良い席からそれを聞けるようにした。そして全員の演説が終わった後に投票をした」


「お、おう」


「そしたらイランで87パーセントが、アフガンで83パーセントが光一さんを選んだ。正確に言うなら大和王国国王を選んだの」


「いやいやいやいや、僕に何をしろと言うんですか?国際社会は『人々を脅した』とか『不正があった』とか言い出すと思うよ」


「個別に理由を聞いたの。そしたら女性は『大和王国の国王代理に女性を起用する等、女性の権利を守ると信用出来るから』という内容が中心」


「うん。まぁそっか」


「男性は『高度な技術力がある大和王国なら戦後復興やインフラ整備がすぐに出来るはず。それにまともな国軍が出来るまで大和王国国防軍に駐留していてほしい。今は国家公務員も警察も何も存在しない状態だからその整備と国家運営を国が安定するまでお願いしたい』という内容が中心ね」


「うん。まぁそれも分かるけど……僕は他国の国王だよ?」


「それも聞いた。そしたら『一時的になら従属国にしてもらって構わない』と」


「はい。終わった。……もう良い。西側諸国が何か言ってきたらイブ反論をお願い出来る?」


「もちろんよ。遊び相手になってあげるわ」


「少し困った事ってこの事かぁ」


「それもあるけど天使をどうしようかしら?5G化に約1週間かかると思うんだけど……終わるまで待つか、5G化を一旦止めるか、天使の増員をするか悩んでいるの」


「分かった。天使7期生を生み出そう。ナビィはどう思う?」


「光一さん、ナビィは賛成よ。協力するわ」


「うん。ありがとう。よろしくね」


「はーい!」


 僕は異世界の天使7期生をこの世界でも生み出した。

 指揮官は織女1号。通称はスターワン。

 指揮官は美玲衣1号。通称はスターツー。

 指揮官は鏡子1号。通称はスタースリー。

 指揮官は花1号。通称はスターフォー。

 指揮官は茉理1号。通称はスターファイブ

 ……全て2万人の天使部隊。合計10万人。はぁ~疲れた。


「光一さん、お疲れ様。イブさん、天使が10万人いれば水不足の解決や砂漠緑化等が可能でしょ?」


「そうね。2人共ありがとう。光一さん2人の代官の名前を決めてもらえるかしら?」


「それじゃ魔法で字幕を表示してっと……佐藤ミラと佐藤アスカでお願いするよ」


「分かったわ。ミラとアスカね」


「光一、石の名前を使うのは止めたの?」


 字幕魔法を解除してっと。


「うん、ブリタニア。ネタ切れだし、それに不評だから止めたよ」


「あら?私は結構好きだったわよ。でもネタ切れなら仕方ないわね。今の名前も好きよ」


「ありがとうブリタニア。イブ、急ぎの報告はあるかな?」


「特にないわよ」


「ちょっと疲れたから少し寝てきても良いかな?」


「もちろん大丈夫よ」


「光一さん、大丈夫ですか?」


「彩花、心配してくれてありがとう。大丈夫だよ。ちょっと疲れただけだから」


「それなら良いんですが……」


「皆も心配かけて悪いね。流石に天使10万人生み出すのは単純作業過ぎて大変でね。それじゃ一旦失礼」


 僕は自分の部屋に移動した。

 部屋着だからこのままで良いよねって事でベッドに入った。

 するとすぐに眠りに落ちて行った。

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