738 ぼたんと睡眠と起床
地球:202X年7月31日
火星:1年2月20日
今、ぼたんとベッドに入っている。
ぼたんに誘われて避妊具をつけて子作りをしたところだ。
何故、ぼたんと寝る事になったかと言うと、皆が「ぼたんは災害対応の仕事で大変だっただろうから」とぼたんに譲ったからだ。
「ぼたん、どうする?身体を洗う?」
「流石に疲れたわ。身体を洗う余裕はないかも」
「それじゃクリーン」
「……本当に魔法って便利よね」
「うん。ところでぼたん?僕は確かに欲求は強いけど指輪の効果で我慢出来るから、普通に寝るだけでも良かったんだよ?」
「私は無理して誘った訳ではないわ。確かにダンジョン攻略で疲れてはいたけどね。でもそれ以上にストレス発散をしたかったの」
「ストレス発散?」
「そう。色々とあってストレスが溜まっていたからね。夫の愛情を感じて癒やされたかったの」
「どう?ストレス発散になった?ダンジョン攻略ではストレス発散にならなかったの?」
「なったわよ。ダンジョン攻略でもストレス発散は出来たわ。でも方向性が違うと言うのかな?上手く説明出来ないわね」
「僕と会えないとかそういうストレスかな?あるいは欲求が解消出来ないストレスかな?」
「よく分からないけど多分、そんな感じ。とにかく夫の愛情を感じて癒やされたかったの!だから無理はしていないわ」
「それなら良かった。やっぱり総理大臣は辞めたい?」
「今は辞めたいとは思わないわ。……うん。大変な事もある。辛い事もある。だけど楽しいとも思うから。困っている人々を助けてあげたいという思いもあるから。だから今は出来るだけ続けたいかな?」
「そっか。それなら応援するよ。まぁ僕に出来る事は少ないけどね」
「そんな事はないわ。色々と助けてもらっているし、何よりも光一の存在は私の心の拠り所よ」
「そう言ってもらえると嬉しいね」
「ふぁ~ぁ。……ごめんなさいね。やっぱり疲れがあるみたいで」
「あっいや、こちらこそ疲れているところをゴメンね。寝よっか」
「うん。寝よう。でも謝る必要はないわ。楽しかった。ありがとう」
「こちらこそありがとう。おやすみ」
「おやすみ光一」
地球:202X年8月1日
火星:1年2月21日
「んぅ…ぁ」
「あっ、光一起きた?」
「ぼたん、おぁよう」
「おはよう光一」
「それじゃ着替えようか」
「……うん。そうだね」
「ふふっ夫の寝顔をみられたし、今日も素敵な1日になりそうだわ」
「僕の寝顔なんかで大げさだなぁ。でも今日は素敵な1日にする予定だよ」
「うん?何かあるの?」
「今日は紗也華の誕生日だから。お祝いしないとね」
「あら?よく覚えているわね。偉いわ」
「まぁね。歴史の年表を覚える並に大変だったねぇ」
「ふっふふふ。面白い例えね」
「あれ?ぼたんの誕生日って聞いたっけ?聞いてたらゴメンね」
「う~ん?言ってないかも。10月8日よ」
「これまた覚えるのが大変だ」
「ふふっまぁ無理して覚えなくても良いのよ?」
「いやいや、覚えさせていただきますよ~」
「あら?それじゃ光一の誕生日はいつなの?」
「6月7日だね」
「覚えやすくて助かるわ。……うん。お互い着替え終わったわね」
「ぼたんは今日も可愛いよ」
「お世辞でも嬉しいわね」
「いやいや、妻にお世辞とか言わないから。本当に可愛いから可愛いって言ったんだからね?」
「半分、照れ隠しよ。ありがとう」
「うん。イブ~」
「……失礼するわね。2人ともおはよう」
「おはようイブ」
「おはよう。イブに相談なんだけど良い?」
「う~ん?誕生日の件なら抜かりないわよ」
「流石だね。ありがとう。よろしくね」
「えぇ私に任せて。それじゃ行きましょう。ゲート」
僕達は1階のレストランに移動した。
「あっ皆、おはよう」
「おはよう。紗也華。相変わらず早いね~。ハッピバースデー!」
「紗也華、おはよう。そしてお誕生日おめでとう」
「光一とぼたん、ありがとう。覚えていてくれたの?」
「うん。妻全員の誕生日は覚えているからね」
「お、おう。凄いわね。でも嬉しいわ」
「紗也華さん。今日のお昼にバースデーパーティーするわね」
「おー!イブ、ありがとう!」
「ところで紗也華は何歳なの?」
「ぼたん、もう覚えていないわ。というか覚えるのを止めたの。光一と出会ったのは18歳だから20歳なのかなぁ?ほら、異世界にも行くじゃない?それに私達は永遠に17歳。だから誕生日は生まれた事を祝うけど、その日に歳を取るというのも違うでしょ?だから年齢を覚えるのを止めたの」
「あー。そうね。それじゃ私達は永遠の17歳!という事で良いわね」
「そういう事よ」
「皆、おはよう」
「ブリタニア、おはよう」
ブリタニアが来たら続々と妻が来て、次期国王と次期女王も来て全員揃った。
「皆、揃ったね。それじゃ改めて。今日は紗也華の誕生日だからお昼に誕生日パーティーをするね。皆、昼食の時間は空けておいてね。特にハロメンの皆、よろしくね」
皆、それぞれ返事をして朝食の時間が始まった。





