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736 異世界に行くかを相談

 地球:202X年7月31日

 火星:1年2月20日


 一昨日は大体、昼食の時間にレストランに戻った。

 イブに「今日は僕に出来る仕事はある?」と聞いたら「今日はないわ。我々に任せて」と言われた。

 すると次期国王と次期女王は「機械で遊んで来る~」と言って去って行った。


 ハロメンはどうやら予定通りに配信とテレビ同時放送をしたようだ。

 ……災害に関する情報はテレビ放送ではL字で表示するカタチでね。

 あっ!ともりとまつりは午後になると起きて来たよ。


 さてさて次期国王と次期女王がいなくなったら「ブリタニアだけ光一と遊んでずるい!」という話になった。

 そこで皆で温泉に入る事にした。妥協案としてね。

 大浴場では身体を洗い合ったりイチャイチャしただけ。本番まではしていない。基本的にまったりと皆で温泉を楽しんだ。


 まぁ僕達の場合、温泉ではいつもこんな感じなんだけどね。ベッド以外、大浴場や風呂場等では本番はしないよ。

 だって床、痛いじゃない?…え?マット?わざわざマットを用意するならベッドでするよ。ふかふかだし。

 ついでに言うなら僕のベッドはやたらとデカイし。


 もちろん。午後ずっと温泉に入っていた訳じゃない。皆で温泉を出たら一旦、解散した。

 複数の妻の要望でね。これもよくある事だ。ここで理由を聞かないのが夫婦円満の秘訣だと思う。

 15時に解散して16時にレストランに集合した。それからは雑談の時間。

 ……そんなに話す事あるのかって?あるよ?そりゃこれまでの長い人生で色々とあったし、直近の事も色々と話す事があるよ。



 昨日はイブに「まだ報告出来る事はないわね」と言われた。

 そこで、午前中はD-Systemでエンドレスエピソード14を遊んで、昼食を摂って午後も同ゲームで遊んだ。

 ちなみにゲームの様子は青薔薇テレビと動画配信サイトで実況放送した。

 イブが「1日中遊ぶなら放送に使うわね。あー夜は番組があるから放送出来ないけど」と言ったからだ。

 おかしいな?僕、国王だし、タレントでもないのに何故かコメントを読んだり実況したりするのが上達している。

 うん、そう。何故か僕視点のゲーム配信が結構人気らしい。おかしいよね?



 そして今日は土曜日。今は朝食が食べ終わったところだ。


「光一!会いたくて会いたくて大変だったんだからね!というか疲れたわぁ。9年間総理大臣とか無理」


「ぼたん、僕も会いたかったよ。お疲れ様。お願いだから9年間総理大臣を続けて。ヒール」


「おぉ~!温かい光に包まれて癒やされるわぁ~。それと同時に元気が湧いて来た。うん!9年間頑張れそう!」


「おー!怪我や病気だけでなく肉体や心の疲労も癒やすイメージをしたら行けた!」


「ねぇ?リア?あなたアレ出来る?」


「ブリタニア。出来る訳ないじゃない。アレは異常よ」


「そうよね。アレは異常よね」


「ねぇ。そこの2人。聞こえているんだけどさ。その『アレ』って僕の事?それとも魔法の事?どっち?」


「「両方よ」」


「ひっでぇ。僕、夫なのに『アレ』って言われるの?僕、悲しいなぁ」


「光一、悪かったわ。でも両方を呼ぶのに丁度良かったから」


「そうそう。ブリタニアの言う通り。ごめんね」


「まぁ良いの、良いの。自分でもチートだって自覚があるから。それよりもぼたん。結婚式の相談をさせて」


「ごめんなさい。まだ忙しくて。しばらく無理そうなの。いえ、違うわね。まだ国内が安定していないから落ち着かなくて」


「あー。うん。分かっているよ。実は異世界の結婚式の予定日が11月11日だったのね。そして異世界の今の日付は10月4日。まだ1ヶ月以上の期間があるんだ。別に異世界の結婚式の日付を変更しても構わない。11月11日なのは単に記念日が覚えやすいからという理由だから」


「そうなの?」


「うん。だからぼたんさえ良ければ一度、異世界に行っても良いんだよ?」


「そうね。とても魅力的な提案ではあるの。でも今、異世界に行っても仕事が気になっちゃうと思う」


「そっか。その気持ちもよく分かるよ。そうだよね。僕としても気になるし」


「ごめんなさいね」


「あー気にしないで。一応、聞いただけだから。それじゃ次期国王と次期女王の皆に相談なんだけど良いかな?」


「光一お兄さん。僕達だけなら帰らないよ。そろそろ光一お兄さんなら言って来ると思って皆で話し合って決めたから」


「お、おう。でも正直、暇じゃない?大丈夫?」


「光一お兄さん。僕達はこの世界で僕達の世界では体験出来ない事が出来ている。例えばD-Systemだね。僕達としてはずっとD-Systemを体験していたい程なんだ。楽しいからね。しかしながら僕達がそうしないのには理由があるんだよ」


「ほう?理由」


「うん。1つ目は…そうだね。……日本の学校である修学旅行と言ったら分かりやすいかな?」


「修学旅行?」


「そう。修学旅行ってテーマパーク等で遊ぶ時間もあるけど学ぶ時間もあるでしょ?僕達はそれと同じ。遊ぶ時間もあって良いと思うけど、学ぶ為に来ている。そうでしょ?」


「うん。そうだけど……僕はもう十分、学んだと思うよ?いや、正確には僕と一緒にいても学ぶ事はないのではないかと思う」


「いやいや、そんな事はないよ。日本の皆さんには申し訳ないけど、国の非常事態への対応の仕方から学ぶ事が多々ある。そして今まさに災害が発生した。災害発生時の対応方法については僕達も学んでおくべき事だと思う。これは教科書だけでは学べない」


「まぁ…ね。異世界は気候が安定しているとは言え、土砂災害が発生する可能性はゼロではないからね」


「うん。出来ればD-Systemで地球における災害発生時の対処方法を教えてほしいかな?色々とあるんじゃないかな?何時間以内にこれをしなければならないとか」


「そうね。あるわ。分かった。良い感じに授業内容をまとめておくわね。何なら冊子にまとめても良いけど?」


「そしたら手間をかけてしまうけど両方お願い出来ると嬉しいな」


「分かったわ。この程度なら楽勝よ。気にしないで」


「ありがとう。2つ目は僕達だけ帰るという事はだよ?光一お兄さんがこの世界に仮に2ヶ月間いたとしても、僕達からすると一瞬の出来事になる。それだったら光一お兄さんと一緒にいた方が良い。最初にも言ったけどもっと楽しみたいし」


「いや、でもほらさ。皆の寿命と言うか老化が、誤差の範囲かもしれないけど進んでしまうじゃない?誤差の範囲かもしれないと言ったけど。皆、若いから変化が大きいんじゃないかなと心配」


「ヤッホー!いやぁ皆、元気そうで何よりだよ。光一くんは相変わらず魔法の使い方が上手いねぇ~」


「おー!生命神さん、来てくれてありがとうね。魔法の使い方が上手いと言ってもらえて嬉しいな。今日はどうしたの?」


「いやぁ待ってました!その疑問。安心して。次期国王と次期女王の皆の老化は地球にいる間、僕の力で一時的に止めているから」


「え?そうなの?」


「うん。まぁ今回だけの特別サービスかな?……多分、今回だけ。というのもね。我々の世界の次期国王と次期女王が優秀なら優秀な程、僕達としても助かるんだよ。まーた愚かな王のせいで人口を減らされたら困るからね。ほら、光一くんが教育を推奨しているのと同じだよ。そういう訳だから別に焦る必要はないよ。ハミルトンくんも言っていたけどさ?次期国王と次期女王だけ僕達の世界に帰しても無駄じゃんね?だったらそのデメリットである老化を止めてあげれば何の問題もないよね?あーそうそう。老化は止めるけどその分の寿命を削るなんて悪魔とか邪神みたいな事しないから安心してね」


「特別サービスし過ぎじゃない?大丈夫?貯金とか」


「あー平気、平気。貯金を消費しないから。部下に上手い事、働かせればその程度、楽勝。エルフが一定まで成長すると老化しない応用だよ。……ん?貯金?」


「納得したけどどうかしたの?」


「いやぁ何か忘れているような気がしてね。何だっけ?……う~ん。あー!思い出した!地球の外交担当の神がね。『ご迷惑をおかけしたお詫びに預金残高を20兆ドル分に増やしておくので使ってください』って言ってたよ~」


「「20兆ドル!?」」


「うん。忘れてたけど間違いなく20兆ドルって聞いたよ。円じゃなくてドルね。それにしても光一くんとぼたんさん仲良いね」


「うん。仲は良いけどそういう問題じゃないんだ。ヤベェ……世界の通貨価値が混乱する」


「あーそこはよく分からないけど、上手く調整して頑張って捻出したらしいから大丈夫じゃない?知らないけど。というか8兆から20兆に増えただけだからそんなに驚かなくても」


「いやいやいや、驚くから!『だけ』って……20兆ドル言うたら2千兆円だよ?ま、まぁ良いや。伝言ありがとうね」


「うん。まぁついでだから構わないよ。それじゃ用も済んだし帰るね。引き続き色々とよろしくね~」


「来てくれてありがとう。またね~」


「いえいえ~。そんじゃばいばーい」


 生命神さんは消えた。20兆ドル……どうすんべな?

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