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732 インターネット改革について

 地球:202X年7月28日

 火星:1年2月17日


 昨日は1日、皆でD-Systemのエンドレスエピソード14。いわゆるEE14で遊んだ。

 平日だけど配信してみたら結構、観てくれている人がいた。

 うん。異世界組も含め皆、楽しめた。あっもちろん昼食の為に休憩はしたよ。


 そして今は朝食後の食休みをしたところだ。


「イブ、報告をお願い」


「分かったわ。まず法案は全て無事に可決したわ。内閣支持率に関してはSNSでの調査では殆どの人が支持よ」


「そっか。とりあえずは良かった」


「次に通信関連会社の吸収合併は無事に全て完了。退職金は社員全員1億円にしたら喜んで辞めて行ったわ」


「い、1億円!?マジで?」


「マジよ。通信インフラについては我々からしたら貧弱な上、スパゲッティの様に複雑になっていたわ。その為、現在、改善を進めているわ」


「あーうん。お疲れ様」


「次にIPアドレス枯渇問題があるから一般家庭はIPv6を基本とするわ。どうしても固定のIPv4アドレスを使いたい人は月千円お支払いいただく事になるわね。企業に関しては個別に相談してIPv6化を進めて行く予定よ。その為、本社ビルを吸収合併した企業の一番良いビルにしたわ。次に良いビルを第2オフィスビルとして使っている。それ以外はゲームセンターに使えそうな建物を除き全て売却した」


「それも引き続きよろしくね。月千円なのはIPアドレス代とデータセンターで、IPv4アドレスからIPv6ネットワークに接続出来る様にする設備利用代かな?もちろん逆にIPv6からIPv4への接続もね」


「まぁそんなところね。ちなみに日本ブルーローズテクノロジー社の子会社として、ブルーローズネットワーク株式会社を設立したわ。ネットワーク関連業務はそこでまとめてやるように会社としても整理したの。オフィスビル等は面倒だから買っちゃったわ」


「あっそうなんですね」


「天使部隊は4万人を動員して無電柱化を進めているわ。あっちなみに通信速度は10Gbpsのネット回線サービスにする予定」


「おー!10ギガ!」


「低速回線では困るとかなんとか言われたから本気を出したわ。そこで光一さんにお願いがあるの。天使を6万人増員してほしいな」


「了解。ナビィ協力お願いね」


「はいはーい」


 僕は異世界の天使6期生をこの世界でも生み出した。

 指揮官は瑞穂1号であり通称はエルシスワン。

 指揮官は千早1号であり通称はエルシスツー。

 指揮官は密1号であり通称はエルシススリー。

 ……全て2万人の天使部隊だから正直、疲れた。


「はぁ~疲れたぁ」


「お疲れ様。これで本当の意味で10Gbpsのネット回線サービスを提供出来るわ。家庭内のネットワーク機器を全て10Gbpsにするの。例えばルーターが10Gbpsに対応していないと回線速度が遅くなるでしょ?それで『速度が遅い』とか言われたくないからね。そこまで面倒をみるわよ」


「でもパソコンが対応していないと遅いよね」


「それは知らないわ。でも我々が販売するパソコンは対応しているからね!パソコンにLANケーブルも付属するのよ?親切でしょ?」


「おー!それは凄い!という事は今後は10Gbps対応製品が増えて行くんだろうなぁ」


「ネットワーク機器メーカーやパソコンメーカーが生き残るにはそれしかないわね」


「まぁ逆を言うと、これを機に対応製品が売れるという事だから良いのかな?」


「その通りね。ネットワークについては以上よ。次に人工知能について」


「おぉ!来ました!」


「人工知能については価格設定が安いという事もあり契約が急増中よ。サービス開始はインターネット無料化が整備された後ね」


「インターネットの契約については?」


「あー。それを言っていなかったわね。インターネットの契約についても急増中ね。今まで価格が高くて契約していなかった人が契約しているんだと思うわ」


「まぁそうだよね。利用者が増えているのは良いことだね!」


「それからスマートフォンの契約はインターネット上だけでなく、家電量販店でも場所を借りてやっているんだけど、こっちも増加傾向にあるわ」


「そうなんだ。家電量販店で場所を借りているんだ」


「そうなの。無償で場所を貸してくれているわ。スマートフォンもこれまでと違い回線と端末の販売が分離されたから」


「どういう事?」


「例えばよ?光回線を契約する時にセットでパソコンも買うケースは殆どないでしょ?」


「ないね」


「光回線の契約とパソコンの販売は別でセット販売ではない。それと同じく今回、スマートフォンに関しても回線契約は我々が、スマートフォンの購入は家電量販店等がする事になったのね。だから無償で場所を貸してくれているの」


「あー。契約と同時に売れるから。それに元々、契約スペースがあったからだね」


「そういう事よ。あーそうそう。光回線もだけどスマートフォンも通話料金だけは取る事になっているわ。それ以外は取らない。これを機に全てIP電話化される事になるわ」


「公衆電話については?」


「法改正により公衆電話や緊急通報は我々の得た利益で維持、運用される事になった。だから今まで取っていたユニバーサルサービス料は無くなったわ。公衆電話は不要では?と思うかもしれないけど、停電しても使えるし、それに加え、災害時には無料で利用出来るから無くせないという話よ」


「将来、何らかの事情で天使がいなくなっても大丈夫?」


「もちろん。最悪の事態を想定してそれについても対策を講じているわ。大和王国の領土とダンジョンがある限り我々は自給自足が出来る。エテルノも生み出せる。現在、天使を使っているのは効率の為というのが理由として大きいの。工事自体はエテルノでも出来るわ。インフラの維持についても魔法で強化処理をしているから問題ないわ」


「それなら良いんだ」


「でも光一さん。それって光一さんに何かあった場合しかない認識だけどあっているかしら?」


「合っているよ。僕は特殊でもう既に神になっているから。引き続き地上にいて活動しても良いと言われているし」


「私は最悪の事態を想定するけど、それはないように努力してもらえるかしら?」


「分かっているよ。何しろ僕は色々と責任があるからね。異世界の神だけでなく、火星神だからこっちも放置出来ないし……何よりも愛する妻がいるんだから」


「分かっているなら良いの」


 いやぁ本当にどうしてこうも責任が重くなって行くかなぁ?

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