728 両親にぼたんの紹介と混乱を説明
地球:202X年7月25日
火星:1年2月14日
今は昼食後の食休み中。……なのだがもうすぐ僕の両親と弟が来る。
10時頃に連絡したら速攻で返信が帰ってきた。
ちなみにこんな感じ。
光一「おはよう。混乱状態になった件の説明と紹介したい人がいるんだけど、今日は時間、空いているかな?」
弟「ま~た結婚したの?何人まで増えるのか楽しみになって来た。今日は空いているよ」
母「はぁ。分かったわ。お相手の親御さんのご都合は?」
光一「あー。その。数年前に事故でご両親は亡くなったようだから大丈夫」
母「あっ…そうなのね。事前に聞いておいて良かったわ。14時にしましょう?」
父「お母さんの隣でチャット見ているから大丈夫」
光一「了解。それじゃ14時でよろしくね。それじゃまた後で」
「光一さん、時間よ」
「了解。それじゃよろしくね」
「分かったわ」
今は天界のマンション1階のレストランにいる。ハロメン以外の全員が揃っている。
ハロメンは配信兼放送中だ。うん。お疲れ様。
「光一さん、戻ったわ。ご家族はこちらへご着席ください」
「よっ!光一、元気?」
「お母さん、僕は元気だよ」
「兄貴、研究資金いつも助かっているよ。そろそろ論文が出せそうだね」
「そりゃ良かった」
「おー!光一、元気そうで良かった」
「お父さんも元気そうだね。あー先に紹介するね。こちら藤咲ぼたん。今回の結婚相手」
「「「はい?」」」
「初めまして藤咲ぼたんです。今は内閣総理大臣をやっています。よろしくお願い致します」
「兄貴、そっくりさん?」
「本物だよ!どうして総理が若返ったかの答えが僕との結婚にあるから証明になるよね?」
「こ、光一?どうして総理と結婚する事になったの?」
「えっとね。お母さん。まず同盟を結ぶ為に首脳会談をしたの。そしたら『私が総理を辞めたら結婚してほしいなぁ』と言われてね。『僕なんかより良い人いるでしょ?』と答えたんだけど『もうおばさんだからそんな人はいない。総理を辞めたらで良いから検討して!』と強く言われたの」
「な、なるほど」
「それで『僕としては出来るだけ貴女に長く総理を続けてもらいたい』と言ったの。中々いないでしょ?総理と言ったら年寄りばかりで、まともな総理なんてさ。特に『消えた内閣』の問題もあるから尚更ね。だけど、ぼたんは『私の体力が持たないし早く結婚しないと子どもが産めなくなって困る。だから続けられない』と言う。それでは僕としても困る。それに正直、見ての通り可愛くて美人さん。そこで僕と結婚して若返ってもらったの。総理を出来るだけ長く続けてもらう為にもね」
「お母様とお父様。光一は私からするととっても素敵な方です。自分の息子だからそうは思えないかもしれませんが、命懸けで他人の命を救うような素晴らしい方がそこら辺にいますか?いませんよ。私との結婚もご理解ください」
「母親としてそう言ってもらえて嬉しいです。それから光一。これが主な目的ではない事を分かった上で言わせて。『日本の混乱状態は日本の政治家に問題があるのは理解しているけど、どうにか出来ない?』という私のお願いも聞いてくれてありがとう。光一の言う通りこれ程まともな総理は中々いないわ」
「光一、お父さんは混乱していてな。結婚おめでとうという言葉しか出てこない」
「ありがとうございます。明日、結婚発表をします。支持率が高い間は総理大臣を続けます。駄目でも光一と一緒に過ごせるので幸せです」
「兄貴、凄いとしか言えないけど1つアドバイス。既に噂が拡がっているから明日、早めに結婚発表をする事をオススメするよ」
「え?マジで?」
「そりゃそうでしょ?急に若返ったんだもの」
「弟さん。アドバイスありがとうございます。明日、早急に記者会見をします!」
「それじゃ既に1ヶ月を少し過ぎているけど何があったか説明するね。まずは、火星が地球化した件でマスコミが大騒ぎしたのは知ってる?」
「そりゃ光一、知らない人はいないわよ。アレは酷かったわ。私達もしばらく報道はみないようにした程よ」
「火星の地球化をしたのは僕だけど、地球の神々の計画であり僕はその計画通りに進めたに過ぎない。従って地上で大騒ぎしている件を地球の神々がどうにかするかなと思ったら何もしない。それどころか、僕に悪口を言った事で地獄行きになる人が多数出た事を笑ってみていた」
「え?兄貴マジで?地球の神々ってそんな感じなの?」
「流石の僕もブチ切れて文句を言いに行ったら破壊神が出てきて攻撃してきたから反撃した。そして地球の神々は邪神みたいなものばかりなら破壊してしまおうと思った。まともな神は火星に逃してね。その内に時空神さんが出てきてた。そして先日チャットに書いた通りの事を言って、地獄行きが確定していない人だけを火星に一時的に避難させた。そして僕が破壊神の持っていた鎌で地球を破壊したのね。地球を破壊すれば地球の神々も消えるから」
「な、なるほど。兄貴、スケールが大き過ぎてついて行くのにやっとだわ」
「まぁ分かるよ。それで僕は神々を生み出して地球を創りなおした。そして時空神さんが火星に一時的に避難させていた人々を地球に戻したという訳ね。流石に僕も日本国内の約半数が消えた事には驚いたよ。それで神界についてだけど……地球を破壊して創りなおした過程で僕がこの世界で一番偉い神になっちゃったんだよね。いやぁ大出世だよ」
「え?兄貴それもマジなの?」
「マジマジ。だから断言出来る。今の地球の神々は良い神しかいないとね。僕は別に大出世した事を自慢したい訳ではないんだ。何があったのかの報告ともし今後、神々に会う機会があったら様呼びされるかもしれないけど気にしないでって事だね」
「光一、私は正直なところ神を信じていなかったけど、そうなのね?」
「分かるよ。僕が死にかけた例の事件の黒幕は複数の邪神だし。そりゃ神を信じたくないよね」
「やっほー!呼んだ?あっ呼んでない?いきなり現れて失礼。異世界の生命神です。結婚式でお会いした事あるよね?」
「生命神さん来てくれてありがとうね」
「いえいえ~暇だからね」
「あー!その節はどうもお世話になりました」
「光一くんのお父様、僕に敬語は不要だよ?さっき光一くんが言っていたのは事実でね。光一くんはこの世界で一番偉い神になったからね。僕達が管理している世界はこの世界よりも後で出来たから、地球より僕達の世界は格下だと思ってもらえれば良いかな?まぁ息子さんだから中々、信じられないと思うけどさ。この世界で一番偉い神になったから、僕達の世界で一番偉い創造神様よりも偉い神様なんだよね。……あっ本来なら敬語で喋るところだけど、僕は光一くんに友人関係にあるの。だから光一様とは呼んだり、敬語も使わないでほしいと光一くんに言われているからそうしているのね」
「説明ありがとうござ…説明ありがとう。1つ聞きたいのは光一は問題を起こしたのかな?」
「いやいや、光一くんは世界を良くするために頑張った結果だから。問題どころか功績だよ?だから僕からのお願いとしては息子さんを認めてあげてほしいかな?光一くんの事だから今後も結婚するかもしれないけど、国王だし超偉い神様だから話も聞かずに怒ったり呆れたりしないでほしいなぁ。日本の常識で考えてしまうのは分かるけどね」
「こういう言い方をすると妻に失礼になるけど、僕も自ら進んで結婚相手を増やしている訳ではないのね。話の流れで自然とそうなってしまうの。僕としてはこれ以上、妻を増やしたくない考えなんだけどね。でも結婚するからには責任を持って妻を愛するから」
「はぁ……お父さん。今更かもしれないけど、そろそろ光一に関しては日本の常識で考えてはいけないみたいよ」
「そうだね。母さん。まぁ異世界の神もこう言っているし、そろそろ認めてあげよう」
「そうね」
「まぁ僕は兄貴が凄いというのは分かっていたけどね。だってさぁ。僕には兄貴と同じ事、出来ない。無理。責任が重すぎる。研究資金ももらっているし、これでも尊敬しているし感謝もしているんだよ?だけど兄貴は兄貴だから今後ともよろしく」
「理解してくれてありがとう。元はただのどこにでもいるシステムエンジニアだから色々と大変だけどね。部下が優秀だから何とかやっていけているよ。僕からも今後も色々とあるかもしれないけどよろしくね。しばらくは日本の為に色々と活動する予定だよ」
「分かったわ。光一。色々と大変だろうけど健康に気をつけて頑張ってね。日本の為に活動も助かるわ」
「まぁ今の内閣は良いけど、光一は日本の政治家よりはマシだとお父さんも思うぞ」
「ありがとう。会社の方は大丈夫?」
「うちの会社は社長が優秀だから大丈夫だ。倒産しそうな会社を吸収合併しているんだろ?そっちこそ大丈夫?」
「うん。部下が優秀だから問題ないよ」
「そっか。それなら良かった」
「大丈夫そうだね。それじゃ僕は帰るよ。まったね~」
「生命神さん。ありがとうね」
「いえいえ~」
「それじゃ我々も帰るか」
「そうね。ぼたんさん、総理は大変だろうけど私としても長く続けてもらえると嬉しいわ。それから光一をよろしくね」
「はい!お母様。明日の記者会見で支持率がどうなるか次第でもありますが、出来るだけ頑張ります!それからこちらこそよろしくお願い致します」
「うん。それじゃ失礼するわね」
「僕も失礼します」
「それでは私がお送り致しますね。準備は良いですか?……大丈夫そうですね。行きますよ」
そうしてイブと僕の両親と弟は去って行った。





