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717 映画・ゲーム販売発表と2日勤務制の提案

 202X年7月19日


「それじゃ地球の映画の輸入と大手ゲームメーカーから過去作品の輸入について、ニュース番組で僕が紹介したいんだけど駄目?」


「良いわよ?どういう形にする?」


「生配信ではなく動画でお願いしたい。そして世界各国で流してもらいたいな」


「了解よ。火星の私に案内させるわね。皆には私がカメラマン役になってここで再生するから良いでしょ?」


「私は行くわよ。出来るだけ光一の側を離れたくないもの」


「それじゃブリタニアも一緒に行こうね」


「うん!」


「お待たせ。準備は良い?」


「私は大丈夫」


「僕も大丈夫だよ」


「それじゃ行くわね」


 僕達は火星に移動した。



「おー!ここは懐かしい!異世界のスタジオと同じだね!」


「その通りよ。スタッフもね。ただ、記憶は同期していないからそこは認識しておいて」


「了解。……あっ、ヒビキさんとコダマさん!初めまして。大和王国国王の小鳥遊光一です」


「おー!国王陛下ですか!初めましてヒビキと……」


「コダマと申します」


「「よろしくお願い致します!」」


「うん。よろしくね」


「内容は伺っていますがリハーサルしますか?」


「うん。ヒビキさん、リハーサルさせてもらえると助かる」


「それじゃ席にご着席ください」


「……はい。準備オッケー」


「私も大丈夫よ」


「それじゃ始めますね。コダマがカウントダウンします。3,2,1……」


「皆さん、こんにちは~。アナウンサーのヒビキです。本日は何と!お客様がいらっしゃっています!」


「うん。僕が大和王国国王の小鳥遊光一。名前が光一だよ。よろしくね」


「そして私が第一王妃のブリタニアよ。よろしく」


「今日は国王陛下からお知らせがあると伺っていますが何でしょうか?」


「うん。まず皆さん知っているかもしれないけど、皆さんが住んでいるこの惑星のお隣には地球という惑星があるんだ。地面が球と書いて地球だから、正確には皆さんが住んでいるこの惑星も『地球』だからややこしい話だよね?まぁだけど地球は先に人類が住んでいるからそこは許してもらいたいな」


「はい。国王陛下、大丈夫です。この惑星は火星と言うんですよね?皆さんご存知ですよ」


「あっそうなのね。それなら話が早い。現時点では諸事情により地球と火星の交流は考えていないけど、地球には色々な娯楽がある。皆、せっかくの人生だからさ。仕事も大切だけど、たまには休んで楽しもう!そこで僕は週休二日制を提案するよ」


「週休二日制ですか?どういったものでしょうか?」


「1周間は日、月、火、水、木、金だよね。僕、思うんだよ。2日働いて休んだ方が効率的ではないかな?って。もちろん職種にもよると思う。だけど基本的には日曜日と水曜日を休日としたら良いんじゃないかな?」


「国王陛下、それではギルドや市場が機能停止して混乱が生じるかと」


「もちろんその通り。そこでそういう休めない職種については例えば全員が休むのでは無く、何人かが1日ずらすとかどうかな?」


「例えば火曜日と金曜日を代わりにお休みするとかですか?」


「うん。もちろん現時点で強制はしない。将来的には最低週1日は休みにしましょうと義務化するかもしれないけどね」


「国王陛下がそこまでお休みを推進する理由は何でしょうか?」


「例えば家族と1日ゆっくり過ごすのも良いと思うし、飲食店で食事を楽しんだりも良いと思う。そういう時間も大切だと思うんだ。それからこの後のお知らせとも関わってくる。お知らせは一旦、置いておいて少し暗い話になるね。地球は火星よりも進んでいる。地球の社会は色々な問題や失敗を経験してきた。その中の1つが過労死。これを避ける為に休みを推進したいんだ」


「国王陛下、過労死とは何でしょうか?」


「うん。簡単に言うとね仕事のし過ぎで体調を崩して亡くなる事なんだ。疲れているのに無理をして仕事を続けて倒れるとかそういう事が地球では問題化した。例えば24時間働く生活を続けるとかね。僕も過労死はしなかったけど、働き過ぎて体調を崩した経験があるんだ」


「国王陛下もですか?」


「うん。24時間勤務とか休み無く働き続けていたら体調を崩してね。病気が治るのに1年かかったよ。いやぁ大変だったね」


「ご自身が経験をしたからこそ勧めているんですね?」


「そういう事。繰り返しになるけど職種にもよると思う。忙しく無くて余裕がある職場なら大丈夫だと思う。でもかなり忙しい職場は休みがないとキツイでしょ?いずれにせよ僕がオススメしたいのは最低でも週1日は休む事。それが出来ない仕事なら例えば9時から仕事を始めたら17時半には仕事を終えて帰ろう。家族と一緒に過ごす時間も大切だよ?」


「ですがそうなると収入が減って生活に困るのでは?」


「そこはそうならない様に給料を上げるとかして対応してもらえると嬉しい。家族と一緒に過ごす時間が増えると外食も増えるのではないかなと思う。そしたら従業員を雇うとか考えてもらえると嬉しいな。大切な事だから繰り返しになるけど、今は過労死が問題化していないから今すぐ義務化する考えはない。だけどこれって逆を言えば過労死が問題化するというのは亡くなっている人がいるということなんだよね」


「そう……ですね」


「今の所、問題になっていないから義務化はしたくない。だけど犠牲者も出したくない。そこで、少しでも自分、ヤバいかもと思った人は役所に相談して。家族に相談出来るなら家族でも良い。家族で異変に気付いたら違くても役所に相談してもらえると嬉しい」


「電話で相談も良いですよね?」


「うん。その通り。よろしくね。さて僕は地球には色々な娯楽があると言ったね?」


「はい。おっしゃっていましたね」


「今回、なんと関係各所と契約を交わしまして、映画という地球の映像作品や地球のゲームソフトの輸入許可を得ました!」


「おー!これは凄い事ですよ。皆さん!」


「詳細は大和王国政府公式サイトに情報を載せるからそれを見てね。良いですか?皆さん。映画もゲームソフトも面白いモノですよ?人生は楽しまないとね!僕が休みを推奨した理由の1つがこれ。本当に面白いからさ。お金がかかるのは申し訳ないけど理解してもらえると嬉しいな。僕からの発表は以上!」


「国王陛下ありがとうございます。良いですか~?皆さん、大和王国の公式サイトを見てくださいね~それでは失礼します!」


「……はい!カット~!国王陛下、完ぺきです。今のを使いましょう!」


「そう?それじゃよろしくね。イブ、学校を週休二日制にする事って難しいかな?」


「それなら余裕よ?長期休暇を短くするとか色々と方法があるから」


「本は売っているんだっけ?」


「販売しているし売れているわよ」


「そっか。イブとコダマさんに相談なんだけど映画やゲームソフトの魅力を伝える動画をニュース番組に入れる事って出来ない?」


「それも余裕よ。もう制作したわ。私もあった方が良いと思ってね」


「はい。イブお母さんから動画を受け取りました。上手く編集して違和感無く挿入しますね」


「うん。お願いね。それじゃ帰ろうか」


「それじゃ私はここに残るわ」


「イブ、了解。ブリタニア大丈夫?」


「うん。大丈夫よ」


「それじゃ失礼するね」


「はい!お父さん来てくれてありがとうございました~!」


「ヒビキからもありがとう!」


「うん。また来るね~!」


 そう言って僕達は天界に戻った。

元社畜としては2日勤務して1日休みを提案したいっ!

某会長も同じ事を言ってたし……。

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