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711 魔法を覚える総理

 202X年7月7日


「流石は神様ね。部下を呼ぶかの様に軽々と神々を呼んで相談するとはね」


「あー3人共何かの宗教に所属?信者?だったりする……あっしないと。セキュリティポリスさんも大丈夫?……あっ大丈夫なのね。良かった。僕は上級神なのは先日、資料で見てもらったのかな?」


「見たわ。異世界では創造神様の次に偉い程で妻も同格扱いにしてもらえるとか」


「それなんだけどさ。地球を一度破壊して創り直す過程でいつの間にか僕、この世界で一番偉い神になっちゃったんだよね。それで異世界はこの世界より後に出来た世界だから、考え方によっては異世界でも一番偉い神様になったらしいんだよね。いやぁ困っちゃうよね~。だから『部下を呼ぶかの様に』というか部下なんだ」


「……え?マジで?貴方そんなに凄い人?いや、神様?だったの?」


「うん。まぁね。とは言え勝手に色々として問題になっても困るから、専門家の部下に問題ないかを確認したのがさっきのやり取りね。元々、地球には魔石という資源が無かったからさ」


「な、なるほど。それで日本にも魔石発電所を建設して魔石を輸出してもらえるかな?」


「もちろん良いよ。イブ、計画立案についてはお願いね」


「日本政府としても電力会社と連携して建設場所の確保をするわ。建設はどうすれば良いのかな?」


「建設は僕の部下の天使がすぐにやっちゃうから大丈夫だよ」


「あっそうなんだ。元々、日本は原子力発電所の殆どが停止状態だったから影響は軽微だったけど、世界各国としては深刻な状態らしいから、食いついてくると思うわよ」


「まぁ国際社会の流れとしては二酸化炭素を排出する発電方法は止める方向だったからね。とは言え風力発電とか太陽光発電は安定しないし発電量が少ないから、原子力発電所を使う傾向にあったんだよね。日本は火力発電をメインにしていたから国際社会から非難されたりとか……そこら辺の事情は流石の僕も理解しているよ」


「そうなのよね。皮肉な話よね。あー魔石を研究しても良いのかしら?」


「良いけど、そこは大和王国の文部科学省に確認してからの方が良いと思うよ。当然、大和王国でも研究をしているから、どこまで研究が進んでいるか確認した方が無駄が無くて良いと思う」


「光一さんの言う通りね。もう既に研究結果が出ているものを研究しても無駄になってしまうもの」


「分かったわ。そうさせてもらう。……それにしても魔石とダンジョンかぁ。ファンタジーって感じね」


「うん。ダンジョン攻略は結構楽しいよ。ストレス発散にもなると思う」


「良いなぁ~私もやりたいなぁ~」


「異世界に来たら好きなだけ出来るよ」


「おぉ~!より一層、異世界に行くのが楽しみになったわ」


「どう?若返った身体は?」


「もう最高よ!周りがうるさいけど、そんなのが気にならないくらいにはメリットを感じているわ。更に貴方のステータスの影響で疲れにくいのは助かるわ。おばさんの頃は体力に限界を感じていたり本当に悩みを抱えていたんだからね!」


「こんなに可愛くて美しい総理大臣は歴代初だね!」


「ありがとう。嬉しいわ。だけどせっかく魔法が使えるようになったのに、使い方が分からないのは残念ね」


「うん?簡単だよ。先日も使っていたじゃない。イメージが重要」


「そうは言っても中々、難しいものなのよ?」


「その通りよ光一、あなたは魔法の使い方が上手すぎるのよ」


「ブリタニアもそう思うのね?」


「……はい。使えると便利な魔法をイメージしやすくまとめてみたわ」


「おー!イブさんありがとう!おぉ!転移魔法良いわね!……理解したわ。ゲート。おー!なんか現れた!」


「総理、念の為、私がくぐってみます!」


「おっSPちゃんがくぐってくれるのね。よろしく」


「はい!……おぉ!……おぉお!無事に行き来出来ました!」


「良いわね。これで移動が楽になるわ。ありがとう」


「役に立って嬉しく思うわ」


「いやぁ~良かったわ。初の女性総理でしょ?暗殺されたらどうしようとか色々と悩みがあったけど解決したわ」


「なんで総理大臣になろうと思ったの?」


「うぅ~ん。理由は色々とあるけど一番は国民かな?困っている国民が現実としている。そして政治家に対する不信感が国民にある。それを何とかしてあげたいというのが一番かな?私は断言出来るもの。私は不祥事をやっていないって。秘書も信用出来る人にしている。それに私は頭が良いからお金のチェックもちゃんとしているし、政策もちゃんとある。大臣も信用出来る人に心当たりがあったからね」


「そっか」


「日本は災害大国だからさ。災害が発生したら支援してもらえないかな?」


「良いけど1つ提案。国家緊急事態管理庁を創設しない?毎年、日本のどこかで災害が発生するでしょ?だからどうかな?」


「ふむ……アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁みたいな組織よね?災害対応の責任の所在の明確化や指揮命令系統の為にも良いかもしれないわね。現在、国際博覧会担当大臣を設置していて、閣僚は18人いるわ。国家緊急事態管理庁を設置して国家緊急事態管理担当大臣を任命すれば19人になる。民間人閣僚は9人まで可能になるから、国家緊急事態管理担当大臣をエテルノにお願いすれば大和王国と災害対応の連携がしやすくなると思う」


「おー!良いね」


「ただ条文をゼロから作成して国会審議が必要になるから時間がかかってしまうわ」


「はい。これでどうかしら?大和王国の国家緊急事態管理庁設置関連法よ。今、7月だから早めに動いた方が良いと私は思うわ」


「……良いわね。助かるわ。そうね。それじゃそろそろ失礼するわね。色々とありがとう」


「それじゃ大変だと思うけど程々に頑張ってね。無理すると倒れちゃうから。これ経験者だから言っているんだけどね」


「分かったわ。また明後日来るからよろしくね」


「了解。またね~」


「それじゃ行きましょうか」


「うん。お願いね」


 イブが皆を送って行き去って行った。

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