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709 双方の主張のまとめ

 202X年7月5日


「やった!やったー!あっ、私の両親は数年前に事故で亡くなったから結婚式とか両親への挨拶とか気にしないで」


「あっそれは何とも……ご愁傷様です」


「あー良いの、良いの。高齢者なのに運転して自損事故で亡くなるって何やってんだろとしか思っていないからさ」


「あっそうなんだ。随分とアッサリしてるね」


「まぁね。アイドルになった時に親子関係が破綻しちゃったからね。結婚式だけど1ヶ月待ってもらえる?色々と混乱状態をどうにかしてからじゃないと落ち着かないじゃない?」


「あっうん。大丈夫だよ」


「……ハロー!あー落ち着いて。僕、生命神だから!危険じゃないよ。…うん。ゴメンね。急に来て」


「生命神さん、どうかした?」


「うん?いや、ほら。仮の結婚式をしちゃいなよ。恋愛神ちゃん来て~」


「はいはーい。何かな?」


「恋愛神ちゃんが仮の結婚式をしちゃって?」


「あー!それじゃまずは藤咲ぼたんさん。今、仮の結婚式をしても大丈夫?」


「大丈夫よ」


「それじゃ光一様、今、仮の結婚式をしても大丈夫ですか?」


「問題ないよ」


「それじゃ恋愛神の私がお二人の結婚を認めます!以上」


「かっる!まぁ良いけど。本格的な結婚式はまた別でするから。それで光一くん、その地球の外交担当からもらった指輪を改良しちゃいなよ。妻の数だけ皆と同じ効果のあるペンダントが増えるようにさ。イメージして光を注げば出来るよ」


「お、おう。やってみる。……よし!おっ!ペンダントが出てきた。はい、ぼたん。これあげる」


「ありがとう。うわぁ嬉しい!これお高いヤツじゃないの?」


「まぁね。それで効果は常に身体の表面に防御結界を張り、意識すれば嘘を見破れる上、産んだ子どもの数だけ同じ効果のあるペンダントが増えるようになっているよ。仕事柄、使えるアイテムだと思うな」


「おー!嬉しいわ。確かに仕事柄、使える!使ってやるわ!」


「後、僕と結婚したら……」


「光一さん、分かりやすくまとめた資料を持っているから、見てもらいましょう?」


「え?そうなの?流石はイブ」


「そうでしょ?私は有能だからね……はい。どうぞ」


「ありがとう。……ほうほう。何これメチャクチャ良いじゃない。あっ資料ありがとう」


「いえいえ」


「あーそれでどうする?今、若返っておく?それとも後が良いか……」


「今!私、早く若返りたいの!お願いします!」


「あ、あぁそうなのね。それじゃ始めるよ~」


「ほぉ~なんだか温かい光に包まれて心地良い」


「……うん。完了!どう違和感とかない?」


「大丈夫。いやぁ良いわ。身体が軽くなって元気が湧いてくる!若いって良いわね。生命神さんありがとう」


「うん。嬉しいね。僕も良い仕事したって思うね」


「うわぁ凄い可愛くて更に美人になった」


「あっ!光一さん、ありがとう!化粧しない方が好みなんだよね?どうしよっか?」


「ここも魔法が使えるから魔法をイメージして使ってみたら?」


「イメージか……う~ん。ほいっ!おぉ!お肌が良い感じ!潤ってるわぁ」


「おー!流石は頭が良いだけあって魔法使えたね」


「そうでしょ?私、これでも頭が良いからね!いやぁ野党もやりづらいだろうなぁ~」


「なんで?」


「うん?ほら。相手がおばさんならともかく、17歳だとさ。あまり追求すると若い女の子をイジメている様に国民に見えるから」


「あ~なるほどね」


「それじゃそろそろ双方の主張をまとめるわ。こちら側の主張はまずは『消えた内閣』がご迷惑をかけてごめんなさい。同盟をお願いね。後は内緒の条件として私と貴方との結婚!そちら側の主張は同名の条件は基本的に前回と同じだけど、2度とあの政治的混乱を繰り返さない為に機能不全に陥っているテレビ局を1つ買いたいという事ね。そして内緒の条件として私に出来るだけ総理大臣を続けてほしい。それか信用出来る人に変わってもらってほしいという内容ね。分かったわ。こちら側は問題ない。そちら側はどう?」


「特に問題ないわね。国王陛下どうかしら?」


「うん。問題ないよ」


「よっし。それじゃ休憩!」


「それじゃ僕は帰るよ。また何かあったら呼んでね。というか来るよ。そんじゃまたね~」


「あっ生命神さん。ありがとう。お疲れ様」


「いえいえ~」


「それでは私も帰りますね~!また何かありましたら呼んでください。ではでは~」


「恋愛神さんもありがとう」


「はい!」


「待たせたわね。元外務省職員で外務大臣として一馬さん的にはどう思う?」


「そうですね。外務大臣としては厳しい追加条件を加えられなかった事に一安心です。こちら側としては破棄の通告から6ヶ月後に失効する等を入れたかったですが、今回はこちら側に問題があるので致し方ないでしょう」


「個人的にはどう思うかしら?」


「個人的には機能不全に陥っているテレビ局を大和王国さん側が買うことで、娘の活躍がテレビでも観られるかもしれないと思うと嬉しいですね。総理が結婚する事に驚きはしましたが、まぁ総理の気持ちも分かるので良かったですね」


「うん。期待通りのコメントをありがとう。だから私は仕事関係において一馬さんが好きなのよ。大臣になってもらって良かったわ。夏樹さん。今回、経済産業省の仕事の話が出来なくてゴメンね」


「いえ、大丈夫です。エネルギー資源のお話も出来ればしたかったですが、それは同盟の署名後ですね」


「それでしたら輸出しますよ。レアメタルに関しても引き続き輸出します」


「おー!それは助かります!ありがとうございます!」


「あら?今回はその話は欲張り過ぎるかなと思ったんだけど良いの?」


「まぁ我々もテーマパークやホテルの貸し切りとか色々としているから資金調達をしたいのよ」


「おー!テーマパークやホテルの貸し切りとはまた凄い!まぁそっか。その人数だと警備上の観点からも貸し切りたいか」


「まぁそういう事ね」


「ところで信用出来ない国務大臣って何人いるの?」


「う~ん怪しいのが4人。だけど次の内閣改造で最大の8人まではエテルノでお願いしたいわ」


「それ、国民が納得する?というか自分の党からも文句が出ない?」


「それなら大丈夫よ。はい。これでどう?」


「貴女、準備が良いわね。同盟の条件に入れるとはね。国務大臣について国籍条項がないから問題ないわ」


「先進国から大和王国に文句が出たら『消えた内閣』を出せば良いから対処が楽か」


「まぁそういう事ね。ふふっ反論は私の得意分野だから気にしないで」


「貴方の本体はデータセンターにいると聞いているけど、どうしてそんなに頭が良いの?」


「あー聞いちゃう?私、複数のデータセンターに簡単に言うと、この世界のスーパーコンピューターを圧倒的に上回る性能のコンピューターの中にいる人工知能なの。D-Systemの管理も私がしているわ。D-Systemを他社が真似できないのはそれだけの性能のコンピューターを用意出来ないから。そういう訳でマルチタスクは余裕で出来るから私の身体は3つあるし、電話対応も余裕で出来ちゃう。そりゃ人間の頭脳で考えて文句を言ったところで勝てる訳がないのよ」


「あーだから書類が複数あるのね?このシナリオならこれを使うという感じで」


「そういう事ね。8人のエテルノを国務大臣にしてくれたら、私が援護するから国会答弁も行政も余裕よ」


「それは非常に助かるわ。それじゃ私達はそろそろ帰るわね」


「うん。お疲れ様」


「色々とありがとうね。助かったわ」


「いえいえ、今後ともよろしくね。程々に頑張って」


「こちらこそよろしく。それじゃ行きましょう」


「私が送るわね」


 僕達は別れの挨拶をして会議を終えた。

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