706 初の女性総理誕生?
202X年7月4日
「僕、行かないと駄目?」
「いえ、大丈夫よ。日米安保条約だって大統領は署名していなかったと思うし……確か署名した1人は国務長官よね?国務長官は日本で言う外務大臣ね」
「あっそう言えば最初の条約締結も僕、署名してないわ。そんじゃよろしくね。可愛い女の子か美しい女性が来るなら参加しても良いかなって思うけどさ。どうせご高齢の男性だろうからさ」
「了解。あーちなみに与党側が選挙で勝てば初の女性総理が誕生するみたいよ。それも歴代最年少」
「ふぅ~ん。何歳なのかな?」
「35歳ね」
「ふぁい!?嘘だぁ!そんなのないよ。あり得ない!」
「それがあり得るかも。与党側も必死なのよ。元アイドルを党首にしてイメージ回復を狙いたい。ほら。私達が公開した『消えた内閣』の例の暴言動画は超イメージ悪いからねぇ。自分がクビにならない為に必死になると言うわけ」
「そうなの?」
「あーというかね。生き残ったのが殆ど若手議員というのもあるのよね。だから尚更、今まで通りにご高齢の議員を党首にするとイメージが悪いとそういう訳」
「うぅ~僕の腰は重いが、心はぴょんぴょん跳ねている感じ」
「へー光一って年上にも興味があったんだ」
「紗也華。年上言うても僕は元は32歳。もう33歳かな?元々、年齢を気にしなくなった上、老化しなくなったからもう分からんわ。とにかく!35歳は僕の年齢的にはセーフでしょ?いや、待てよ」
「光一。まぁセーフかもしれないけど……何?どうかした?」
「名前はなんて言うのかな?」
「えーっと。藤咲ぼたん」
「光一!」
「どったの紗也華さん」
「私も行くわ!」
「え?どんな子?僕、知らないんだけど何で紗也華が知っているの?」
「光一さん。まつりでも知っている程、有名なアイドルだよ?知らないの?」
「スーッ。スンマセン。知らないですねぇ……どれどれ?検索!検索ぅ!」
「見たことない?」
「あーありますねぇ。ふぅ~ん。選挙ポスター可愛いね。あのぉイブさん?」
「何かしら?」
「これって加工されていないですかねぇ?」
「美顔加工とかよね?特にされてないわよ?」
「紗也華。行きますか」
「やったー!」
「あれ?今、テレビの画面の当確に知っている人が映った気がしたんだけど……。まぁ当然か!元々議員だったらテレビで見かけたりするよね」
「あー光一さん。外務省の石原一馬さんが映ったわね」
「なんで?」
「……あ。やっぱりだ。石原一馬さん与党第一党から立候補しているわね」
「あれれ~おかしいなぁ。僕、聞いてないよ?唯?」
「こ、光一さん。どうせお父さん落選すると思って言わなかったの」
「そっか。おめでとうで良いのかな?」
「うん。ありがとう光一さん。大好き!」
「あのぉ光一さん。僕からも良いですか?」
「千早どうかした?」
「恐らく落選すると思いますが、僕のお父さんも与党第一党から立候補しています」
「マジすか?」
「はい。マジです」
「そ、そうか。当選する事を僕は祈っているよ」
「光一お兄さん。そろそろ夕飯にしない?」
「あっゴメン。そうしよっか」
僕達はタブレット端末で注文して夕飯を摂った。うん!今日も美味しかった!
ちなみに僕はカツカレーライス。
「千早さん。おめでとう。お父さん当選したわよ」
「おー!おめでとう!」
「あ、ありがとうございます」
「あーでもなぁ。同盟国に戻ったら外務省と経済産業省との貴重なパイプが無くなってしもうた」
「光一さん、まぁ仕方ないわ」
「それにしても2人のお父さん、よく議員なんか……なんかって言ったら駄目か。よく議員になろうと思ったね」
「僕のお父さんは仲の良い国会議員から誘われたらしいですね。経済産業省の大臣にならないかって。まぁ冗談半分だろうと思いつつ、状況が状況だし立候補して落選したら民間企業に就職しようと思ったみたいです」
「私のお父さんも似たような感じよ」
「へー。ちなみに誰に言われたんだろ?」
「僕は女性議員としか聞いていないですね」
「……ゴメン。それ大丈夫なのかな?」
「あっはい。大丈夫ですよ。お母さんにも言っていますから浮気とかそういうのではありませんよ」
「あっそうなの?ゴメンね」
「いえ、良いんです。気持ちは分かりますから」
「私も女性議員と聞いているわ。次期党首になるんだとか言っているから多分冗談だと思うって言っていたわね」
「イブ、フラグが立ったね」
「そうねー。与党で過半数取ったし」
「イブ、今、考えている計画ってあるの?」
「そりゃ色々とあるわよ?」
「教えて欲しいな~」
「いやよ」
「い、今なんて言ったのかな?」
「いやよって言ったの」
「……スゥーッ。おかしいなぁ。僕、国王なのになぁ」
「そのうち気が向いたら話すわよ」
「僕ってもしかして軽んじられている?」
「そんな事はないわよ。ただ今は話す時ではないというだけ」
「それじゃ次回予告しようか」
「あーたまには良いわね」
「イブ、次回は何が起こると思う?」
「そうね。総理大臣と外務大臣、経済産業大臣が決まるんじゃないかしら?」
「誰に決まると思う?」
「そうね。もう答えは出ているんじゃないかしら?」
「次回、妻は僕に恋してる『総理と会談』」
「光一、誰に予告しているの?」
「それは、僕の妻に決まっているじゃない、紗也華」





