683 火星人に挨拶
202X年6月11日
グラウベ聖国について話し合いを始めてしばらく経った頃。
「光一さん、エテルノを生み出すの完了したわ」
「おー!ありがとう。特に問題はない?」
「えぇ、光一さん。何の問題もないわ。私がそれぞれの子に仕事を与えたからね」
「了解。ありがとう。……しかしこれ本当にイージーモードだよね。高校まで教育済みの18歳を生み出せるんだから」
「しかもカリキュラムも選べるんでしょ?本当に楽よね。D-Systemで教育する必要がないのだから」
「それじゃグラウベ聖国以外に1,000万人ずつ国民を生み出すよ。男性500万人、女性500万人ね。イブ、問題ないかな?」
「問題ないわ。初回特典か異世界をコピーした影響か食料を収穫出来るし、何回かに分けて生み出すよりまとめた方が色々と楽だと思うもの」
「ナビィも同感~!」
「それじゃ先にごみ処理の為にスライムを生み出すから捕獲してもらえるかな?」
「了解よ。エテルノを生み出しているいつもの場所で良いわ」
「うん。よろしくね……生み出したよ」
「こちらでも確認したわ。少し待ってね」
「いやぁ助かるわ。魔石発電所の為の魔石もまだ山程あるみたいだし」
「えぇ、山程あるわ。今も陸軍にダンジョン攻略をさせているから大丈夫よ」
「りょうかーい。いやぁエコだね~」
「全て捕獲したわ。問題ないわよ」
「オッケー。それじゃ国民を生み出すよ」
ボタンを押すと生み出し中という画面になった。
プログレスバーが表示されたね。
「光一、何だか私はワクワクするわ!」
「ブリタニア僕もだよ」
「……光一、完了したわ」
「光一さん。皆、困惑しているわ。早くアナウンスしてあげましょう?」
「そうだね。火星の全ての神、集まって~!」
僕が呼びかけると火星の全ての神が集まった。
「皆、悪いね。集まってもらって。火星の人々に挨拶をしよう。異論があれば遠慮無く言ってね……大丈夫?それじゃ始めるね」
僕は管理画面を操作して火星の全ての街に空間投影する。字幕も表示する。
そして地上の様子を表示する。いやぁ、マジこれ便利だわ。
「世界中の皆、初めまして。皆は火の星と書く火星という惑星にいるよ。僕は火星神。よろしくね。簡単に言うと火星で一番偉い神だと思ってね。皆、急に生み出されて困惑していると思う。そう。僕が皆を生み出したんだ。色々と説明したい事はあるけど、まずは火星の神々を紹介するね。それじゃ神の皆、順番にどうぞ」
火星の神々は緊張した様子で順番に簡単な自己紹介をしていく。
そして自己紹介が終わった。最後に僕は詳しく自己紹介していく。
「神の皆、ありがとう。帰っても大丈夫だよ。……あー残る?うん。分かった。さっき僕の自己紹介でも言ったけど僕は皆がいる世界とは違う世界の神でもあってね。結構、偉い神なんだ。だけど僕は元は皆と変わらない普通の人だったから皆の気もちは良く分かるつもりだよ。それでね。皆はいきなり生み出されて何をしたら良いか分からないと思う。自分が何者で今、どこにいるのかも分からないと思うんだ。だからまずは役所に行って相談してもらいたいな。僕は神でもあるけど、国王でもあってね。大和王国という国の国王をしているよ。大和王国以外の全ての国は僕の国の配下に入ってもらっているんだ。よろしくね」
僕は一度、礼をした。
「僕は神らしくないと思うけど、さっきも言った通り元は皆と同じ一般人だからさ。まぁ理解してもらえると嬉しいね。さてさて、皆に相談があるんだ。グラウベ聖国という国があるんだけど敢えて国民を生み出さなかった。この国は宗教国家でね、神々を信仰する人が集まった方が良いと僕は考えたの。あー神々を信仰するからって貧しい生活をしたりとか、そういう事はしなくて良いから。ただそうだなぁ。神々に祈りを捧げる程度で十分だよ。もちろんグラウベ聖国以外の国の人は、神に祈りを捧げてはいけないとかそんな事はないよ。神が自分達に祈りを捧げてねって言うのはおかしいと僕も思うけど、グラウベ聖国の説明の為に必要だったのと、祈りを捧げてもらえると嬉しいなぁ程度だから許してね。別に祈りを捧げるのは強制ではないからやらなくても良い。ただ、1つ忠告ね。僕達、神々を侮辱はしたら駄目だよ?地獄行きになっちゃうからさ。よろしくね」
僕は再度、礼をした。
「さてさて皆の住む惑星では魔法が使えるよ。それからエルフ、獣人、ドワーフ、人間、エテルノという種族が存在する。人種差別はしたら駄目だからね。よろしく頼むよ。それじゃ今回はそろそろ終わるね。困惑していると思うけど、とりあえずは役所に行ってね。場所が分からなければ警察という治安維持組織の人に聞いて。警察官は案内よろしくね。皆、とりあえず役所に行って家とかを確保しようね。それじゃ今回はここまでで失礼するよ。ばいばーい」
空間投影終了。
「改めて神々の皆、来てくれてありがとう。天候の女神ちゃん。直近で雨が降る予定はあるのかな?」
「え~っと。人のいるエリアはしばらくは大丈夫です!」
「おー!それは良かった。あっそうそう。僕は普段、ここにいない事が多いけど、何かあったらこのプライベートエリアに来てね。ボットちゃんが僕に知らせてくれるから大丈夫。それじゃ皆、本当に帰っても大丈夫だからね。ありがとう」
神々は失礼しますと言って去って行った。
「イブ、悪いけど後はよろしくね」
「了解よ。異世界と同じ段階まで我々で進めるわ。あっナビィさん。しばらく天使2万人を貸してもらえるありがたいんだけど」
「良いわよ。総理大臣官邸の前で良いかしら?」
「ありがとう。それで大丈夫」
「オッケー部下に指示を出したわ」
「うん。ちゃんと合流したから大丈夫よ」
「え?異世界と同じ段階まで進めてくれるの?」
「光一さん、大丈夫よ。教育済みだから異世界よりは楽だわ。我々、部下に任せるのも大切よ」
「分かった。それじゃよろしくね」
「ラジャー」





