682 火星の神を生み出す
202X年6月11日
「それじゃ神を生み出して行くね。まずは獣神」
目の前に光の球が現れて徐々に人の身体に変化していく。
おっ身体は基本的には人だけどライオンの尻尾とライオンの耳と茶髪のモフモフした髪の女の子が現れた。
顔も人の顔だ。可愛い。
「……火星神様。私は獣神ですね?頑張ります!」
「あのぉ神を生み出したのは初めてで分からないんだけど、説明したりしなくても分かるの?」
「あっはい。大丈夫ですよ。生まれる時に自分の役割等を認識しているので」
「そうなんだ。それじゃこれからよろしくね。僕に要望はあるかな?」
「はい!こちらこそよろしくお願い致します!要望は獣人も魔法が使えるようにしてもらえれば助かります」
「分かった。そうするよ。身体能力も高くしておくね」
「ありがとうございます。助かります。後は獣人の国もつくってほしいです」
「うん。大丈夫。そうするつもりだから」
「了解です!それでは失礼します!」
「うん。またね~」
僕はこんな感じで次々と神を生み出して行った。
エルフの神、ドワーフの神、恋愛神、ダンジョンの神、農耕神、正義の女神、法務神、商業神、冒険神、大地の女神、海洋の女神、天候の女神、生命神だ。
ちなみに全員が女神。まぁだって僕的には女神の方が良いんだもん。
「生命神さんお願いがあるんだけど良いかな?」
「あっはい。認識していますよ。火星神様の子孫が亡くなったら、火星神さんの住居用プライベートエリアで生存させるお話ですよね?」
「え?何で知っているの?」
「ふふっ私も神ですからね。……まぁネタバラシをします。私が生まれる際に異世界の生命神さんから情報共有いただいたからです。なので大丈夫です。ご安心ください。妊娠促進薬についても認識しています」
「あっそうなんだ。話が早くて助かるよ。よろしくね」
「はい!お任せください!あっ私にも住居用プライベートエリアの入室権限と閲覧権限をもらえると助かります」
「ナビィお願い出来る?」
「りょうかーい!すぐに戻ってくるわ……ただいま~!ミッションコンプリート!」
「ナビィありがとう」
「火星神様。他に何かありますか?」
「大丈夫だよ。ありがとう」
「分かりました。それでは失礼致します!」
生命神ちゃんは去って行った。
「ナビィとイブ、まずは僕の考えを聞いてもらえる?」
「ナビィ了解」
「光一さん、何かしら?」
「異世界と同じ場所に同じ国をつくりたい。僕達の子どもが成長するまでは全ての国を大和王国の従属国としたい。つまり僕が全ての国のトップになる訳だね。しかし、当然の事ながら僕は全ての国を統治出来ない。そこで、異世界のリア王国やグラウベ聖国の様に世界各国の実際の統治はエテルノに『補佐官』としてお願いしたいの。それから世界各国の省庁の職員もエテルノにして、大臣もエテルノにしたい。駄目かなぁ?」
「ナビィはそれが良いと思うわ」
「光一さん、私も同感よ。そうするのが最適だと思う」
「イブ、失礼な質問だけどイブ1人だけで世界を管理出来るかな?」
「あら?光一さん、本当に失礼な質問ね。私を誰だと思っているのかしら?余裕よ。それに私は1人ではないわ。私にもボットちゃんはいるし、私というコアの周りに複数の私がいる。だからマルチタスクも余裕で可能なのよ」
「分かったよ。念の為の確認だったんだけど気分を害したらゴメンね」
「私、器が大きいからそんな事で気分を害したりしないわ。だから謝る必要はないのよ」
「ありがとう。それじゃナビィとイブ、エテルノを生み出してもらえるかな?」
「イブさんどうする?」
「異世界でいつも生み出している場所で良いわ。そこに4万人の陸軍を並べるからよろしくね」
「りょうかーい!ラストナンバーとファーストナンバーに指示をしたわ」
「うん。こちらでも確認したわ。それじゃ始めるわね。それで光一さんどうする?大和王国は私が統治する?」
「いや、あくまでもトップは僕だからさ。国王だからさ。最低限、自分の国は自分で統治するよ。もちろんイブや大臣、職員に助けてもらいながらだけどね」
「ふふっ光一さんも大変ね」
「全くだよ。あっ今の内に結界の設定をしないと!文句は無視出来るけど、上陸されたら面倒。特に今は空き地が多いし」
「そうね。ふふふっしかし地球の神様も中々よね?遠路はるばる何ヶ月もかけて火星まで来たのに地球に戻されるんだから」
「イブ、一応は動画で警告してあげてね。それを無視して来たヤツは知らん。自業自得。まぁ命令されて来るんだろうけど知らないよ」
「私は流石に最初は無人探査機が来ると思うけどね。まぁそれでも莫大なお金と時間をかけて無駄に終わるとか…お疲れ様ね」
「よし!結界の設定完了!後は海の生物を良い感じに生み出して、プラスチック等の汚染物質を浄化するプランクトンも追加」
「光一さん、何だかんだで楽しんでいない?」
「そりゃナビィ惑星開拓ゲームだと思って楽しまなければやってられないよ~。あっ次期国王と次期女王の皆、ゴメンね?暇だよね」
「光一お兄さん、僕も楽しんでいるよ。だってそうでしょ?神様の仕事なんて普通は見られないから。それじゃたまには僕が聞いてみようか?暇だという人は手を挙げてね~!……ほら光一さん、誰もいないよ」
「そう?それなら良いんだけどね。……海の生物はこんなもんで良いでしょう。ねぇ皆、グラウベ聖国をどうするか議論させて」
そうして僕達はグラウベ聖国の扱いについて話し合いを始めた。





