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680 火星開拓について生命神の説明

 202X年6月11日


(バンッ)


「やっほー!光一くん気付いちゃった?まぁ火星開拓も地球開拓もそんなに変わらないって」


「いやいや、生命神さん!変わるって!大違いだからね!」


「別に嫌ならそのボタンを押さなければ良いんだよ?簡単な話でしょ?」


「人はボタンがあると押したくなるものなんだよ。押すなよ!絶対に押すなよ!って言われれば言われる程、押したくなる!」


「うん。知ってる」


「もしかして火星にわざわざ魔法と火星管理システムという名の新サーバーを構築した理由ってこれなの?」


「せいかーい!いやぁ話が早くて助かるよ。この世界だけあって超高性能なサーバーだから安心してね!」


「あのぉ神々は僕に何をさせたいの?目的は?」


「まぁ1つは世界神の練習かな?もう1つは地球の神が言っていた通りだよ?冗長化。地球はいつ滅びてもおかしくない。でもそれでは困るという事情」


「神を生み出せるって聞いているけど、生み出して良い神……いや、ブラックリスト方式のがこの場合は良いな。生み出してはいけない神を教えてもらえると助かるんだけど」


「あーそう言うと思って紙にまとめておいたよ。はい、これあげる」


「おー!ありがとう。聞いても良い?いや、僕としては助かるんだけど、どうして異世界の神の生命神さんがこうして説明に来てくれたの?」


「うん?1つは光一くんと仲が良いから。もう1つは説明するのが面倒だからって頼まれたから。まぁ逃げたとも言うかな?」


「あー、そういう事。え~っと、僕、神としての貯金がないと思うんだけど、神を生み出したりとか出来るのかな?」


「その事なら問題ないよ。この世界として貯金が余りに余っているからそれを好きに使ってねって言ってたよ」


「そうなんだ。それは助かる。それで僕ってこの世界でどういう立ち位置にいるのかな?」


「この世界の創造神様とほぼ同等かなぁ~。この世界でも上級神扱いだったのは分かるでしょ?」


「うん。分かる」


「そんで今回、この世界の貯金を使うとは言え、世界を創るのに等しい事をしているから。とは言え創るのは惑星1つだからね。ナンバーワンに近いナンバーツーという感じだね。うちの世界だと創造神と同等かそれ以上だけど……光一くん的にはやりづらいだろうから、今まで通りで良いんじゃないかな~」


「うん。元はただの社畜SEだから非常に恐れ多い。ところでこの世界は貯金があるから神を自由に生み出せるでしょ?何故に僕なの?」


「それも1つ目はうちの世界の世界神の練習。2つ目は面倒過ぎて普通の神はやりたがらない。3つ目は部下の神が必要になる重要なプロジェクトだから上級神かつそれなりに信頼出来る神じゃないと困るから」


「あーつまり生まれたての新人では駄目。面倒だから自分やりますと手を挙げる神はいない。手が空いている様な上級神かつそれなりに信頼出来る神なんていないとそういう事ですね。分かります。上級神扱いなのに休暇で遊び歩いている上、基本的に社畜で頼まれたら断れない様な都合の良い神は僕以外にいないと」


「そそ。そういう事だね。あっそうそう。魔法神ちゃんは可愛い女の子だけど襲わないでね~」


「だからぁ!襲わないって!僕は紳士なの!襲ったことないでしょ?まぁ可愛い女の子は大歓迎だけどさ」


「冗談だよ。それで?他に質問はあるかな?」


「火星がいきなり地球化したら世界各国が大騒ぎすると思うのと、調査に来たり上陸したり、領有権を主張したり、文句を言ってきたりしそうなんだけどどうしよっか?」


「何か言われても無視すれば良いんじゃない?後は火星管理画面から結界の設定を変更して全ての侵入を防げば問題ないでしょ?」


「はぁ…そうするか。後は火星でも僕が支配する国の次期国王以降には天使がついたりするのかな?」


「あーするね。それから火星が地球化したら1日は24時間で1週間は6日、1ヶ月は5週間で30日、1年は12ヶ月で360日になるから」


「え……?火星の1年って700日近かった気がするんだけど大丈夫?」


「大丈夫だよ。だってこの世界は、ご都合主義なんだから」


「そんな、生命神さん…」


「何を2人で男のが女子校に通う美少女ゲームの予告みたいな事を言っているのかな?確かプールの授業編だっけ?」


「おー!流石は紗也華。分かっているね」


「はぁ…真面目にやる気ある?」


「あるよ?要するに『ウトピー版地球に進化』だから基本的に全てウトピー化するんだ。頭に基本的にと付いているのは火星で生まれた人の全員が魔法を使える初期設定とかの例外があるから」


「ほぉ。了解。あっ!ま、まさか『ウトピー版地球に進化』したら地上に魔物がウジャウジャいるとか?」


「あー大丈夫。管理画面から生み出さなければそうならないよ」


「ま、まさか。石器時代から始めないと駄目?」


「いやいや、そこは任せるよ。地球の神も言っていたでしょ?『地球から人類を移住させても良いですし、そこはお任せしますね』って」


「はぁ……良かった。何万年もかけて時代を進めるとか面倒だからね。とりあえず最後の質問。『ウトピー版地球に進化』のボタンがグレーアウトしているけど、何をすれば有効化されるのかな?」


「条件は2つ。1つ目は火星の環境を人が住めるレベルまで改善する事。2つ目はこの会話だね」


「良かったぁ~。ここまで頑張って無駄でしたって言われたら泣いたからね」


「そりゃそうだよね。ボタンを押す事について1つ忠告。押す前にこの雨除けの結界と建物は片付けてね~。後は天界で押した方が良いかも」


「分かった」


「それじゃ帰るよ。また何かあったらいつでも言ってね~」


「うん。来てくれてありがとう」


「いえいえ~ばいばーい」


 生命神さんは消えた。

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