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677 見慣れた天井と3ヶ国協議

 202X年6月9日


「……ん?見慣れた天井だ」


「光一、起きたのね?」


「あれ?紗也華?何でいるの?」


「買い物から帰って来たら光一が倒れたって聞いたのよ。だから妻が交代交代で光一を見てたの」


「そうですよ!光一さん、心配したんですからね!」


「おー!彩花も。心配かけてゴメンね。……僕、何で倒れたんだっけ?」


「火星に行ったのは覚えてる?」


「ん?おー!思い出した!なんか全力を出しすぎたら魔力が10だけ残ったんだよね~」


「そりゃゲーマーとしては気持ちは分かるけど……やりすぎよ」


「いやぁ申し訳ない。今、何時?」


「14時半頃ですよ」


「ゲッ!?僕、そんなに寝てたの?皆、昼食は摂った?大丈夫?」


「私達は先に食べちゃったから大丈夫よ」


「そっか。それなら良かった。それじゃベッドから出ますか~」


「光一、大丈夫?」


「紗也華、大丈夫だよ。指輪の効果で魔力も回復したし問題なし」


「あー光一さん。1つ問題がありますよ。ブリタニアさんが激怒しています」


「うぇっ!?マジで?いやぁ参ったな~。全力で謝ろう」


「それじゃ光一、着替えちゃって」


「りょーかい」


 僕はモーニングコートに着替えていく。


「……よし!着替え完了!」


「それじゃ光一、行くわよ。ゲート」


「紗也華、サンキュー」


 僕達は1階のレストランに転移した。


「いやぁ皆様、ご心配をおかけして申し訳ないです」


「光一!」


「は、はい!何でしょうかブリタニアさん」


「だから私は光一から離れたくないのよ!何でいつも無茶ばかりするの!」


「いや、予想以上に魔力を込めすぎちゃいましてね。本当にごめんなさい!」


「光一!」


「はい!」


 お、おう。ブリタニアが速歩きで近付いてきた。あれぇ?もしかして殴られる?

 ……と思ったら抱きしめられた。


「光一、お願いだからもう心配ばかりかけないでよ。バカ!」


「う、うん。ゴメンね。つい本気を出しすぎた」


「……仕方ない。許す。だけど次は私も行くからね!」


「うん。安全地帯をつくったから大丈夫だよ。ところでブリタニアさん」


「なに?」


「そのぉ。当たっていまして大変ツライんですが」


「当ててんのよ。お仕置きだから我慢しなさい」


「う~ん。ご褒美の様なでもツライからお仕置きの様な複雑な心境だなぁ」


「スーハー。いい匂い。安心したからもう良いわ」


「ブリタニアありがとう。ナビィとイブもゴメンね」


「ナビィは光一さんが無事なら良いわ」


「私も同じく。それよりも早く食事にすると良いと思うわ。いつもので良いかしら?」


「うん。大丈夫。……あっ用意してたのね。いつもありがとう」


「良いのよ」


「それにしても今日のホットケーキは赤いね。イチゴでも混ぜたのかな?」


「ふふっまぁ食べてみて」


「うん。いっただきま~す。……カラッ!超辛いんだけど!ある意味でホットなケーキだけど!そうじゃない!」


「ふふふっお仕置きよ」


「くそぉ!皆、クスクス笑ってさぁ!本当に辛いんだからね!」


 僕は皆に笑われながらもなんとか完食した。


「イブ~!僕、辛いの苦手なんだけど!」


「知っているわよ。辛いのが苦手じゃなかったらお仕置きにならないじゃない」


「それで光一さん、あの後の計画を覚えてる?」


「思い出したのにお仕置きで忘れるところだったよ!陸軍を呼んで大気の成分調整をしながら大気の改善をするんだよね?」


「おー良かったわ。覚えていて」


「光一さん、そろそろ時間よ」


「おっと。いやぁ起きるのが間に合って良かった。それじゃイブよろしくね」


「了解よ。それじゃ皆、準備は良い?……良さそうね。行くわよ!」



 僕達は総理大臣官邸の前に来た。

 イブが身分証を出して警察官に声をかける。


「お疲れ様です。大和王国国王補佐官のイブと申します。3ヶ国協議のお約束で参りました」


「あっはい!お話は伺っております。どうぞお通りください」


「ありがとうございます。それでは失礼します」


 中に入ると案内の人が待っていた。


「総理大臣秘書官の加藤早織です。よろしくお願い致します」


「大和王国、国王補佐官のイブです。こちらこそよろしくお願い致します。こちらが我が国の国王陛下です」


「大和王国国王の小鳥遊光一です。よろしくお願い致します。僕の右にいるのが第一王妃のブリタニア。異世界の妻代表ですね。左にいるのが第九王妃での紗也華。今日は日本人の妻代表で来ています。そして僕の右肩でぷかぷか浮いているのが第十王妃で天使のナビィ。左肩でぷかぷか浮いているのが同じく天使で第十一王妃のエイド。そして後ろにいるのは異世界の世界各国の次期国王と次期女王です。まぁ社会科見学みたいなモノですね」


「あ、貴方様が大和王国の国王陛下ですか。ご丁寧にご紹介いただきありがとうございます。こちらへどうぞお越しください」


 僕達は案内されて会議室に来た。おー!国王代理の千代さんとイラス連邦大統領のレイラさんがいる!隣が外務大臣と外務職員かな?


「皆様はあちらへお座りください」


「ありがとうございます。失礼致します」


「間もなく総理と副総理、外務大臣と外務職員が参りますので恐れ入りますが今しばらくお待ちください。それでは一旦、失礼致します」


 総理大臣秘書官は一礼すると部屋から出て行った。


「ふむ、すぐに来ると良いんだけどなぁ」


「光一は暇だから別に良いでしょ?」


「紗也華、まぁそうなんだけどね」


 おっ?ドアをノックする音がして扉が開くとゾロゾロと入って来た。思ったより早かったね。

 おぉ!唯のお父さんの確か……う~ん。一馬さんだったかな?がいるね。あーそう言えば外務省のキャリア官僚だったなぁ~。


 さてさて、どんな会議になるのかなぁ?

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