676 火星開拓開始
202X年6月9日
昨日はあの後、「明日(6月9日)どうしよっか?」と相談した。
そして女性陣は「日本の服とか下着とか色々とみたいなぁ。買いたいなぁ」と言う話になった。
特にリアが「私はお母さんの服とか下着を買ってあげたい!」と発言。
僕は確かにレーネとは急に結婚したし、レーネは城から出ていないから大和王国産のモノを持っていなくて、リアの服とかを借りているからなぁとか思っていたらブリタニアが「もちろん光一も一緒に行くわよね?」と発言。
いやいやいや、申し訳ないけど僕は長い買い物に付き合いたくないなと思い必死で言い訳を考えて答えた。
「あのぉブリタニアさん?女性だけならまだしも僕がいると変に目立つし、皆が買ってきたモノをみる楽しみもあるので不参加でお願いします」
更に紗也華とレーネがフォローしてくれて何とか助かった。
流石は僕と思考回路が近い紗也華と、ほぼ同い年のレーネ。いやぁ本当にありがとうと心の中でお礼をした。
男性陣も服や下着等をみてみたいという話になった。
その為、イブは女性側に初音ちゃんは男性側……つまり次期国王に付くようだ。更に両方に護衛が付く。
イブは念の為に次期国王には防御魔法を使う様に護衛に指示をしておくとの事だ。
僕はお金は遠慮無く使う様に言った。特に次期国王と次期女王にね。
僕?僕は火星の開拓をするよ。イブのもう1つの身体とナビィと一緒にね。
ナビィの分はエイドが買ってくるらしい。天使間は情報共有出来るから問題ないみたい。
皆に開拓の様子をみたいと言われたけど危ないからと言って遠慮してもらった。
イブが「興味があれば私が様子を撮影するから後で観られるわよ」と言ったのも大きいと思う。
夜はシャーロットと寝た。
色々とお話も出来て楽しかった。主に雑談だけどね。
そして今は朝食を摂り、皆が出かけて火星開拓組が残ったところだ。
「さてナビィ、打ち合わせをしたけど僕は今、凄い緊張しているんだ。火星に行ったら身体が破裂したらどうしようって」
「光一さん、大丈夫よ。魔法で酸素を装甲にして魔素を酸素に変換し続ければ問題ないわ。それから保温もね!」
「打ち合わせを簡単に復習するね。まず、ヘッドアップディスプレイで火星の状況や僕達の酸素の状況を表示する」
「合っているわ」
「そして次にナビィが僕達と一緒に火星の日本と同じ時間帯の場所に転移してくれるんだよね?」
「その通り」
「そして転移したら真っ先に異世界でゲットした、携帯お家セットで安全地帯の確保を行う」
「そそ。それさえ設置すれば庭の芝生が光合成を始めるし、噴水から水が蒸発するから開拓が自然と始まる。……まぁ最初は気温が低いから蒸発してもすぐに凍ってしまうけどね。敷地内は結界が張られる効果で酸素濃度等が一定に保たれる。安全地帯であり私達の拠点!」
「学園都市の開拓初期を思い出すね。あの頃も携帯お家セットを使ったんだよね」
「そうね~。懐かしいわ」
「携帯お家セットを設置すればナビィが地球のインターネットに接続して5Gアンテナを設置してくれると」
「そういう事~!まずはそこまでやっちゃいましょう!」
「了解!それじゃ【コマンド入力 HUDカスタマイズ】」
設定は打ち合わせ通りで……よし!オッケー!
「【コマンド入力 HUD共有】。そして魔法で酸素を装甲にすると共に保温っと……うん、オッケー!」
「それじゃ光一さんとイブさん、良いかしら?」
「僕は大丈夫」
「私も問題ないわ」
「それじゃレッツゴー!」
僕達は火星に飛んだ。
「おー!ここが火星か~。……って言っている場合じゃなかった!携帯お家セット設置!とりあえず中に入ろう」
僕達は携帯お家セットの敷地内に入った。
「ふぅ。とりあえず一安心。ナビィよろしくね」
「はいはーい!……出来たぁ!」
「はやっ!流石、天使!ナビィ、マジ天使!」
「そうでしょ?そうでしょ?それじゃ天使を呼ぶわね!ラストナンバー来て~!」
「はーい。お仕事ですね?頑張ります!」
「うん!よろしくね~!」
「僕からもよろしく」
「了解です!」
天使達は携帯お家セットの目の前に巨大で透明なドームを造って行く。
2万人いるからあっという間に完成した。そして天使達はドームの真ん中に木を、木の周りには草を植えて行く。
そしてドームの両サイドにメガソーラーと蓄電施設を設置してドームにケーブルを接続。
ドームは電力を消費して気圧や温度を一定に保つ仕様だ。
「完成しました!」
「お疲れ様」
「はい!マスターそれでは一旦、失礼致します!」
「それじゃドーム内の植物に水をあげて来よう」
「ナビィ了解」
「私も手伝うわね」
僕達は魔法で水を生成して水をまいて行った。
「光一さん、ちゃんと木や草から酸素と魔素が出てきているわ」
「了解!それじゃ魔素を変換して大気を改善しますか。いやぁ地球の神がイージーモードにしてくれたから楽だわ」
「光一さん、打ち合わせ通りに魔力が無くなたら言ってね」
「イブ、もちろんだよ。そんじゃ再度ドームから出るね~」
僕はドームを出るとかなり魔力を込めて火星の空気中の魔素を酸素に変換するイメージで魔法を使った。
あっやべ。605,000あった魔力が10しか残ってないよ。やり過ぎたわ。
「ただいま~やべぇ眠い。魔力が無くなったわ」
「光一さん!魔力が10しか残っていないじゃない!やり過ぎよ!」
「スマン、ナビィ。いやぁ本気を出しすぎましたわ~」
「光一さん、大丈夫?倒れないでね?」
「大丈夫、大丈夫。ナビィ……大気の状況を確認してきて~」
「りょ、りょーかい!」
ナビィがドームから出て確認している。ん?何か驚愕してますな。
僕が全力を出しても大して変わらなかったとか?いやぁ~それは勘弁してください。
「こ、光一さん。大気の状況が目標の70パーセントまで改善されているわ!」
「おー!後、30パーセントか。魔素はまだあるの?」
「魔素はまだまだあるわ!地球の神がイージーモードにしてくれたからだと思う」
「おー!そんじゃナビィ、屋敷でチョット寝て起きたら残りの30パーセントやるわ~」
「こ、光一さん。大丈夫?打ち合わせを思い出して」
「え~っと……何だっけ?」
「イブさん作戦中止!一旦、帰ろう!」
「そ、そうね。光一さんがヤバいわね」
僕はそこまで聞いて意識を失った。





