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674 両親にレーネを紹介

 202X年6月8日


 あの後も僕達は雑談を楽しんだ。そして段々と家庭内が明るくなって行った。

 例えば……


 まつり「火星を開拓するとか難易度たっか!」


 ともり「ヤバいで。私達の夫は遂に惑星開拓を始めんで」


 まりや「開拓が終わった頃に軍事大国がやってきて『ここは我々の領土だ』とか言いそうだわ」


 鏡子「あー確かにありそうですね」


 すみれ「開拓後はどんな感じにするんですか?」


 あやめ「お姉様、やっぱりクレマリーさんの様な猫の獣人の世界じゃないですかね?」


 すみれ「あやめ、それ良いですね」


 クレマリー「私は猫ちゃうわ!狐じゃい!」


 光一「ねぇねぇ。僕だけで無く君達も手伝ってくれるんだよね?」


 茜「あっ用事を思い出したわ」


 かな「奏もなのです」


 由香里「あっ私も~」


 千早「僕も同じく」


 彗星「奇遇ね。私もよ」


 光一「チョット待って!冗談だから行かないで~」


 ……とこんな感じにワイワイ楽しんだ。うん。皆、開拓する様子はみたいけど誰も手伝う気はないらしい。



「光一さん。そろそろ18時よ。車で迎えに行く予定だったけど、私がここに連れて来ても良いかしら?」


「構わないけど少し待ってもらえる?」


「大丈夫よ」


「リア、悪いんだけどレーネと僕とイブ、僕の両親だけで話をさせてもらえるかな?」


「私も参加したら駄目なの?」


「僕の両親が僕とレーネに酷い事を言うかもしれない。そんな場面を見せたくないんだ」


「私は構わないわよ」


「リア。リアは良いと言うけどね。光一とお母さんは見せたくないの。分かってもらえないかしら?」


「……分かった。お母さんがそこまで言うなら。ただし条件!光一のご両親が大丈夫そうなら私も同席させて!」


「そうね。分かったわ。ゴメンね、リア」


「良いの。私もお母さんと光一が何を懸念しているか分かるから」


「リア、ありがとう。分かってもらえてお母さん嬉しいわ」


「お母さん、また抱きしめて」


「良いわよ。満足したら言ってね?」


「うん……やっぱりお母さんは温かい。お母さん大好きよ」


「私もリアを愛しているわ」


「……もう大丈夫よ。ありがとう」


「うん。こちらこそありがとう」


「それじゃドアを設置して準備オッケー。リア、僕からもゴメンね」


「光一、気にしないで。頑張ってね」


「うん。異世界のイブとのぞみで僕の両親に説明する内容を考えてもらったけど……駄目なら頑張る」


「あっ光一さん。弟さんに予定の変更を連絡してみてもらえるかしら?時間が早まったけど大丈夫か」


「そうだねイブ。チョット待って」



 光一「諸事情で予定が変更になって今から部下が迎えに行くけど大丈夫?」


 弟「大丈夫だけど諸事情って?」


 光一「あー面倒だから家族全員集まってから説明でも良い?」


 弟「りょーかい。外で待っていれば良いかな?」


 光一「そうしてもらえると助かる。多分、数分で部下が行くから」


 弟「オッケー」


 光一「ありがとう。それじゃまた後で」



「イブ、大丈夫」


「光一さん。了解よ。それじゃ行ってくるわ」


「悪いね。よろしく」


「はいはーい」


 イブが消えた。


「うわぁ緊張してきたぁ!」


「光一さん、ただいま」


「よう!光一、元気か?」


「うん。僕は元気だよ。イブ、引き続きよろしくね」


「了解よ。行ってくるわね」


 再度イブが消えた


「ところでここはどこなのかな?」


「あーそれは家族全員揃ってから説明するよ」


「そっか。分かった。まぁ確かに何度も説明するのは面倒だな」


「そういう事~」


「光一さん、戻ったわ」


「よっ!光一、元気?」


「おー!兄貴、魔法は便利だなぁ」


「うん。元気だよ。イブ早かったね」


「まぁね。私、優秀だから」


「イブありがとう。立ち話もなんだからこっちに来てもらえるかな?」


 僕達は携帯プライベートビーチと温泉へのドアの中に入った。

 そしてロビーで全員、椅子に座ってもらった。


「まず最初に説明すると今日、日本国内で大事件があったのは知っているかな?僕が国王の国である大和王国の大使館の前で1件、学校で2件の合計3件なんだけどね」


「そりゃあんだけの騒ぎになれば知らない人はいないとお父さんは思うぞ」


「うんうん」


「そうね。ニュースで学校の被害状況は酷いと聞いたわ」


「そっか。それで大和王国の大使館の前で襲われたのは僕達なんだよ。異世界の次期国王と次期女王をお預かりしていて社会勉強の為に行動を共にしているんだけど、幸い誰も怪我すらせずに済んだ。うちの軍がすぐに駆けつけて制圧してくれたからね。襲撃者は負傷者だけで亡くなった人はいない。尋問しないといけないから。それで尋問で勝どき高校の襲撃を知り急いで軍を向かわせたけど、残念ながら遅かった」


「そっか。アレに光一達も巻き込まれていたのか。勝どき高校の件は残念だが、光一達が無事だったのは良かった」


「僕と妻は神以外の攻撃は効かないから良いけど、次期国王と次期女王はそうじゃないからね。本当に良かったよ。他にも色々とあったけど、話すと長くなるから省略するね。日本政府と大和王国が発表したから知っているかもだけど、イラス連邦でクーデターが発生した。大和王国の国防軍がイラス連邦の大統領を救出したけど、それに僕も参加したんだ。全ての元凶である国防大臣は僕が2発殴っておいたよ」


「おー!兄貴よくやった!」


「明日、大和王国と日本とイラス連邦で協議する予定でね。イラス連邦は後進国で賠償金は期待出来ないから、被害者や遺族を手厚く補償する為に大和王国から2兆ドルを支払う予定でいる。大和王国も被害者側なんだけどね。しかし、こう言ったら何だけど日本政府が2兆ドルを変な事業に使う懸念がある……率直に言って信用していないから財団法人で対応するつもり」


「まぁそうね。今の内閣も倒れそうだしその方が良いわね。被害者や遺族を思って2兆ドルを出すのは偉い!流石は私の息子!」


「うわぁ2兆ドルをポンッと出せる大和王国スゲェ」


「まぁ色々とお金稼いでいるし地球の神様からも大金をもらっていたからね。ただ、いくらクーデターによるものだとは言え、我が国にメリットが無く、イラス連邦にペナルティがないのも問題。そこでイラス連邦を50年間、大和王国の属国にする事にした。まぁ殆ど形だけで搾取する気は全くないけどね。しかし、大和王国は特殊だから地球の神に問題ないか相談させてもらった。そしたらついでに日本国内でも魔法を使える様にしてくれたのね」


「あー!だからさっき魔法を使っていたのか」


「そういう事。更に地球の神はついでに僕に火星開拓を提案してきたの。火星開拓してくれるなら火星神にするよってね。そして僕は引き受けた。僕は火星神になったから特典として天界に僕のプライベートな空間を与えられたのね。そう。さっき集合したあの場所は天界の僕のプライベートな空間だよ」


「あーなるほど……って。兄貴?火星の開拓なんて出来るの?」


「まぁ地球の神が色々と調整してイージーモードにしてくれたから何とかなると思うよ。まぁ長々と話して来たけどそんな事はどうでも良いんだ。重要なのは新しい妻の紹介!もう気付いていると思うけど、隣にいるのが新しい妻のレーネ」


 レーネと僕の家族はお互い自己紹介した。


「それでまぁ色々と事情があってね。僕だと説明が下手だからイブお願い」


 おー!流石は異世界の国王補佐官2人が考えただけあって分かりやすくて上手い説明。

 うわぁ段々と空気が重くなってきた。イブ~!が、頑張ってぇ。

 そしてしばらくしてイブの説明が終わった。


「光一、流石のお母さんも親子と結婚するのはどうかと思ったけど、そういう事情なら仕方ないかなと思う」


「うん。いや、ほら。僕もだけどさ。レーネも若返っているけど元は僕と同い年だからね。まぁ正確には僕の方が少し年上だけど」


「それでは私から私の過去について話させてください」


 レーネは先日、僕に話してくれた様に過去について語り始めた。

 話が進む程、今度は別の方向で空気が重くなっていく。


「……だから光一に感謝していますし、心の底から愛しているんです!親子で結婚するのはおかしいかもしれませんが、ご理解いただけますと幸いです」


「そう。辛かったわね。よければ私が抱きしめてあげる!」


「ありがとうございます!」


「うん。あなた温かいわね。お父さんが反対しても私は応援するわ!」


「お父さんも色々と理解したから反対しない。ただ何と声をかければ良いか戸惑っているんだ」


「そりゃな色々と辛い経験をして来たのに……結婚しなければ今日の襲撃事件で亡くなっていたと思うと複雑な心境だね」


「お母様もう大丈夫です」


「そう?……光一!」


「は、はい!」


「この子はあなたが幸せにしてあげなさい!良いわね!」


「そりゃもちろんだよ」


「お母様、私は既に色々な景色を見せてもらい十分に幸せです。皆様にお願いがあります。私の過去については娘には内緒でお願いします」


「そうね。その気持ち分かるわ」


「光一さん、良かったわね。それじゃ皆さん一旦、ここから出て娘さんと合流しましょう!」


「イブ、ありがとう」


 僕達は一旦、ドアから出てリアと合流した。

 最初はリアは女王だから僕以外の全員が敬語だったが、その内に打ち解けてお互い敬語を止めて気楽にお喋りを楽しんだ。

 いやぁ今回は殴られなくて良かった!

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