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669 国防大臣をぶん殴る

 202X年6月8日


 そんじゃ行きますか!さーてさて。国防大臣はどこかなぁ?

 おう?敵兵がゾロゾロと来ましたね~!そんで撃って来ました!先に撃ったのアイツらだからね?正当防衛だよ?

 ……まぁダメージを受けないから正当防衛かというと怪しいけど。まぁ良いや。


「じゃーま」


(パラララララララ…)


 敵兵を倒しながらしばらく歩くといたいた!


「ハロー!国防大臣さん元気?」


「な、何だお前は!」


「大和王国の国王ですが何か?」


「は?そんなものいるわけ…」


「そんじゃ僕の分ね!」


(バッシーン……ドカンッ)


 あっやっべぇ。つい力を入れすぎて吹っ飛ばしちゃったよ。壁に激突したけど生きているかな?


(ゴホッゴホッ)


 おー。口から血が出ているけど生きているね!


「そんじゃ次はブリタニアの分ね!」


(パシーン)


 あっ!今度は多分、脳震盪を起こして気絶したね!

 ん?後ろを見るとポカーンとした兵士達がいる……どうしよっか?


「お、お前ら何をしている!アイツを撃てぇ!」


 おぉ!流石は上官、復帰が早いね。そしてその声で我に返った兵士が僕に向かって撃って来る。

 鬱陶しいなぁ。鬱陶しいけどプレゼントをもらったらお返ししないとね!


(パララララララララララ……)



 うん。少し時間がかかったけど、立っているのは僕だけだね!

 いやぁダンジョン攻略よりは楽勝だよ~!

 さてさて気絶している国防大臣の手と足に手錠でもしておきますかな?

 ……よし!これでオッケー!


 そんじゃ帰りますか。ゲート。


「あっ光一!お帰り。いやぁ良かったわよ!私の分まで殴ってくれてありがとう!」


「おー!ブリタニア。観てたのね」


「もちろんよ!」


「皆もただいま。さてイラス連邦大統領。大丈夫ですか?」


「はい。大丈夫です。改めて助けていただきありがとうございます」


「いえ。説明は後にして先に色々と片付けてしまいましょう。軍はあなたの言う事を聞きますか?」


「はい。少なくとも陸軍と空軍は言う事を聞きます」


「それは良かった。イブ、イラス連邦の陸軍と空軍と通信可能?出来れば同時にイラス連邦の衛星放送を乗っ取りたい」


「ふふふっ。もちろん余裕よ」


「それじゃイブ、3階の記者会見室に行こう!」


「分かったわ。ゲート」


「ありがとう。大統領こちらへお越しください」


「はい。承知しました」


 僕達は3階の記者会見室の前に来た。僕がリーダーにカードをかざして中に入る。


「まさかここを使う時が来るとはね」


「本当は今回の件は隣の緊急対応室を使う事案だけどね。私がいるから良いわよね」


「うん。妻も状況が気になっていたし」


「イブ、悪いけど国王代理の千代ちゃんを呼んで」


「もう呼んでいるわ」


「はい!私はここにいますよ」


「大統領。すみませんが僕は顔を出したくないので、国王代理とお願いします」


「分かりました。お考えは理解しているつもりです」


「それじゃ大統領と千代。私は準備出来たわ」


「私も大丈夫です」


「国王代理も同じくです!」


「それじゃ始めるわね。スリー、ツー、ワン……」


「イラス連邦の全軍と国民の皆様。私は大統領のレイラです。背景をご覧の通り。私は今、大和王国にいます。全軍、主に陸軍と空軍に命令します。国防大臣によるクーデターが発生しました。国防大臣は第3軍港の建物にいるはずです!大至急、制圧と拘束をしてください。それから海軍も国防大臣の配下にある可能性が高いので直ちに制圧をしてください。私は先程まで第3軍港の建物に監禁されていました。私の護衛は全員、射殺され海に沈められました。私は大和王国の軍に助けてもらい、今は大和王国に保護してもらっています。これは私の意思によるものです。侵略等と誤解しないでください。そうですよね?大和王国国王代理さん」


「はい。その通りです。この後、クーデター発生時の映像を公開します。射殺される場面にはモザイクをかけさせてもらいますが、ご理解ください。お子様も観るかもしれませんので」


「国王代理、1つ確認させてください。国防大臣の言う事を信じている訳ではありません。事実確認です。フィリピン海で我が国の原子力潜水艦を撃沈したのは事実ですか?」


「はい。事実ですが重要な要素が抜けています。その原子力潜水艦は我が国のタンカーと日本船籍の商船を攻撃し沈めています。我が国は被害の拡大を防ぐ為にやむを得ずに原子力潜水艦を撃沈しました。それからついでにご報告します。太平洋側から日本の沖縄県に向かっていたイラス連邦の艦隊に警告をしましたが、無線で呼びかけても応答なし。それどころか空母から戦闘機が発艦しました。その為、我が国はイラス連邦の艦隊を撃沈し、戦闘機は撃墜しました。戦闘終了後に生存者の救助を行い捕虜として丁重に扱っております」


「やはりそうですか」


「それから大統領と皆様にご報告します。本日、日本国内で3件のゲリラ攻撃が発生しました。1件は大和王国の大使館前で大和王国の要人が多数乗ったバスを襲撃した事件。残りの2件は学校を襲撃した事件です。襲撃者は国防大臣が最高指揮官であり大統領が知らない部隊です。その為、デーモン部隊と呼ばれているらしいです。襲撃の予定は5回でしたが、その内の2回は事前に判明したので防げました。特命全権大使が襲撃に関わっており自白させたんです。襲撃者は1人2人ではありません。19人や40人です。大統領は知らないとは言え正規軍と言えるでしょう。……バスの襲撃は犠牲者が出る事はありませんでしたが、学校への襲撃は率直に言って酷い状況です」


「はぁ……後始末を考えると頭が悪い思いです。イラス連邦向けの放送ですのでイラス連邦の国民の皆様にお伝え致します。この度はクーデターを起こさせてしまい申し訳ありません。国防大臣を任命した責任は私にあります。ですが皆様、私の責任ですので私がこの事態を収束させます。どうかパニックにならないでください。よろしくお願い致します。お邪魔しました。失礼致します」


「はい。放送を切りました。お疲れ様です」


「イブ、国防大臣はどう?」


「陸軍は優秀ね。すぐに現場に到着して国防大臣の身柄を確保したわ」


「それじゃ皆、レストランに戻ろう。レイラさん、我々が知っている限り詳細に状況をお伝えします」


「はい。よろしくお願い致します。あの、国王陛下はお名前は?」


「あっおっと。これは失礼しました。コウイチ・タカナシです。コウイチが名前です」


「それではコウイチさん。よろしくお願い致します」


「はい。ゲート。どうぞこちらです」


「魔法ですか。便利ですね」


「はい。そうなんです」


 僕達は大統領のレイラさんに詳細に状況を説明していった。

 説明すればする程、レイラさんは頭を抱え込んだ。お疲れ様です。

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