652 権力争いにならない理由と夢の子
1年9月30日
「さーやか!」
「ひゃっ!?ブリタニア?急に抱きしめられて驚いたわ」
「ふふっ驚かせてゴメンね。大和王国の次期国王は紗也華の子って話、聞いた?私は全く気にしてないからね?」
「聞いたけど…本当に気にしてないの?無理してない?」
「本当よ。無理してないわ。元々、私も女王は違うなぁと思っていたから良いのよ。私の息子はリーベ王国の国王になるし」
「良いの?第一王妃なのに?私、権力争いとか嫌よ」
「良いのよ。さっきも言ったでしょ?女王はないわーって思うし息子はリーベ王国の国王になるから良いの!権力争いにならないわよ。次期国王を決めるのは国王である光一の権限。文句をつける子が王妃にいたら私は紗也華の味方になるからね!」
「私、毒殺とかされない?大丈夫?」
「さ、紗也華、怖い事を言うわね。誰がそんな事するのよ?」
「う~ん?私以外の王妃?地球ではよく聞く話よ」
「地球こわっ!誰もそんな事しないでしょ?仮にそんな事したら光一がブチ切れるわよ。光一が本気を出せば犯人は簡単に特定されるんだからね」
「光一、本当に大丈夫かなぁ?」
「分かった。僕が全体チャットに書いておくよ」
「ありがとう」
光一「大和王国の次期国王は僕の考えで紗也華の子に内定しているけど、毒殺とか嫌がらせとかしないようにね。僕が本気を出せば正義の女神ちゃんとかが調べてくれるから犯人は特定されるからね。悪い事をしたらダメだよ。皆の子どもも新しい国の王にするように頑張るから頼むから仲良くしてね」
まつり「こわっ!そんな権力争いをするような子いないと思うよ?いたらブリタニアさん今頃やられているでしょ?ちなみに紗也華の子にした理由は?」
光一「前提として大和王国の王として相応しいかどうかは現時点では分からないから、次期国王の最終的な決定は子どもが育ってからにする。だけど、現時点では僕と考えや趣味が一番似ている紗也華との子どもにするのが良いのではないかと僕は思う。それだけじゃない。僕は日本人であり紗也華も同じ日本人。僕の遺伝子情報はランダムになる。だから子どもは母親に似ても僕には似ない。僕の国は大和王国だから。大和王国の次期国王の遺伝子に日本人の遺伝子があってほしいと僕は思う。当初の予定ではブリタニアとの子どもだったけど、ブリタニアの息子はリーベ王国の国王になる予定だから。それもあって考えを変えたの。ブリタニアには話して理解してもらえた」
彩花「私は光一さんの考えを理解しましたし、尊重しますよ。まつり先輩がおっしゃるように私も権力争いにはならないと思います。大和王国の国王の椅子をめぐって権力争いをするメリットを私は感じません」
ともり「権力争いとか怖い事言うにぇ。ともりはデメリットしか感じないにぇ。犯人は離婚とか処刑とかでしょ?恐ろしいで」
まつり「あーその理由なら納得。まつりもメリットを感じないなぁ。まつりは光一さんと結婚したのであって、光一さんが国王だから結婚した訳でもないし」
綾音「私は『大国の国王の母』に何もメリットを感じないなぁ。それよりも『神様の妻』という特典の方がメリットとして大きいでしょ?あっ別に私もそれ目当てで結婚した訳じゃないから誤解しないでね。それに紗也華パイセンを毒殺したところでどう頑張っても自分の子どもを大和王国の国王に出来ないでしょ~?そりゃ日本人で自分1人だけ生き残ったら出来るかもしれないけど、そんな事したら犯人だってバレバレ。いくらなんでも犯人の子どもを次期国王になんてしないでしょ?」
ともり「まつり、後輩が恐ろしい事を言ってるで」
まつり「ねー。怖いね」
綾音「えぇっ!?パイセン!チョット待ってくださいよ~」
「紗也華、大丈夫そうだよ」
「ふふっ。光一、私も綾音のお蔭で安心したわ」
「紗也華、それは良かったよ」
「それじゃ私は、お父様とお母様の所に戻るわね」
「うん。ブリタニアありがとう」
「光一、良いのよ。それじゃまた後で」
「りょうかーい。……さて紗也華の男の子はどう育つかな?紗也華の遺伝子で僕に似た性格になると良いけどな」
「ゲッ!それはそれで嫌だなぁ」
「えぇ!?愛する夫に似ると嫌ってどういう事ぉ?」
「光一を愛しているけど、光一は欲求が強いじゃないの。息子がそうなったら困るわ……あっ!」
「どったの?」
「光一の夢に出てきた欲求が強い男の子。私の子かも!」
「思春期の男の子って皆、そうじゃない?」
「欲求だけならそうだけど、性格も光一に似ているじゃない?」
「あーまぁ。そうだね。僕のパソコンを勝手に借りてまで美少女ゲームをするような子だし」
「ほら!そんな事をするような子。私の子以外に考えられないわ!私も美少女ゲーム大好きだし!」
「あー。……うん。他に思い当たりませんな」
「うん!だとしたら少し安心したわ。欲求が強くても手を出さないような紳士的だったら良いの」
「あ~!次期国王だから夢に出てきたのかな?」
「または思考回路が光一に似ているからね。良かったじゃない。光一に似た性格になりそうで」
「うん。それなら安心した。やはり紗也華の子を次期国王に選んで正解だね。うん!」
「光一、ありがとう。愛しているわ」
「紗也華。こちらこそありがとう。愛しているよ」
「ねぇ光一?例のドアで1回戦で良いから遊ばない?」
「紗也華、何回戦でも僕は構わないよ」
「ありがとう。ほら!早く早く~!」
僕は携帯プライベートビーチと温泉へのドアを設置して、2人でドアの中に入った。
僕達はお互いが満足するまで遊んだ。うん。とても幸せだわ。





